永遠のこだま/Echoes of Eternity
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同族 エンチャント — エルドラージ(Eldrazi)
あなたがコントロールしている無色の呪文やあなたがコントロールしていてこれでない無色のパーマネントが持つ誘発型能力1つが誘発するなら、その能力は追加でもう1回誘発する。
あなたが無色の呪文1つを唱えるたび、それをコピーする。そのコピーの新しい対象を選んでもよい。(パーマネント呪文のコピーはトークンになる。)
無色の呪文やパーマネントの誘発型能力を追加で誘発させ、無色の呪文をコピーするエルドラージの同族・エンチャント。
エルドラージは唱える時に誘発する能力を持つものが多く、無色だったり欠色を持つものが豊富。それらは能力・本体の双方が2倍になるので、同族・エンチャントらしくタイプ的デッキとの相性が良好。もちろんエルドラージ以外であっても無色ならば相性が良く、有色アーティファクトが収録され始めるより前のアーティファクトは大半が無色であり(ギルド渡りの急使/Transguild Courierなどの例外がいない訳ではないが)、土地もマナ能力の有無を問わず原則として無色のパーマネントということで、誘発型能力を持つのであればその誘発が2倍になる。これ自身が同族・エンチャントで恩恵を共有できることからタイプ的デッキでの活躍が主ではあるが、意外なカードとのシナジーが形成されている場合もあるので茶単などでの活躍も期待できそうだ。
難点はやはり、無色マナのトリプルシンボルを含む6マナという重さ。コピーする範囲が狭くてよかったり、ターン辺りの回数が少なくてよいのであればストリオン共鳴体/Strionic Resonatorやリトヤラの反射/Reflections of Littjaraなど、代替が絶対に効かない訳ではない。爆発力の高さは間違い無く、設置コスト以外のリソースを食わない点もありがたいが、採用するのであれば組み合わせる相方は吟味して選んでおきたい。
この手のコンボ向けのカードはリミテッドにおける評価は芳しくないのが一般的。だがモダンホライゾン3の場合、エルドラージがテーマの一環に選ばれている他、前述した欠色を持つ呪文も一定数が収録されている。その重さは無視出来ないし、単独では何もしないカードというのも同様なので無条件にピック出来る訳ではないが、エルドラージを軸にデッキを組んでいる際に見かけたのであれば確保しておいてもよいだろう。
[編集] ルール
- 誘発型能力とは、「~~したとき/When ~~」「~~するたび/Whenever ~~」「~~の開始(終了)時に/at the beginning(end) of ~」と書かれた能力である。「~~が戦場に出るに際し/As ~~ enters (the battlefield)」「~~は+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る/~~ enters (the battlefield) with +1/+1 counter」などと書かれた能力は誘発型能力ではなく常在型能力であり影響を受けない。その他の基本的なルールについては誘発型能力#追加で誘発するを参照。
- 溺墓潜み/Drownyard Lurkerをサイクリングしたときの能力のような戦場やスタック以外で機能する誘発型能力は追加で誘発しない。無色のパーマネント自身が墓地に置かれたときに誘発する能力は、戦場のパーマネントの能力なので追加で誘発する(領域変更誘発)。
- 唱えることで誘発する能力を持つ無色の呪文を唱えたとき、その呪文の能力が2回、永遠のこだまの呪文をコピーする能力が1回誘発するので、あなたはそれらを好きな順番でスタックで元の無色の呪文の上に積む。
- 永遠のこだまを複数コントロールしている場合、唱えることで誘発する能力を持つ無色の呪文を唱えたとき、互いにコピー能力を追加で誘発させる。2つコントロールしているなら、呪文の能力が3回、コピー能力が4回誘発する。以降同様に、3つなら4回/9回、4つなら5回/16回...と誘発回数が増えていく。
[編集] 参考
- ↑ @Em_TeeGEe(X/Twitter 2024年5月18日 Carmen Klomparens)