死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death
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攻撃時に、墓地のクリーチャー・カードを一緒に攻撃させられる伝説のクリーチャー。
3マナのシングルシンボルにして3/2の先制攻撃持ち、加えてアドバンテージを得やすい能力まで持っており、コスト・パフォーマンスは非常に高い。自身の攻撃が必要なシステムクリーチャーはブロックで討ち取られやすいことが弱点だが、これは先制攻撃を持つためある程度生き残りやすく、能力も全体的に噛み合っている。
対象のパワー制限を踏まえると、ウィニー系の高速アグロデッキで使うのが素直な使い方。戦場ではパワーが上がる砂草原ののけ者/Sandsteppe Outcastや戦いの喧嘩屋/Battle Brawlerなどは好相性。
より積極的に行くなら、低パワーで強力な能力を持ったクリーチャーを釣り上げるリアニメイト的な運用もあり得る。スタンダードなら女王スズメバチ/Hornet Queenあたりと相性が良く、モダンまで行けば釣り上げるクリーチャーには事欠かない。ただしアリーシャが3マナでタフネス2と極めて脆いので、エレボスの鞭/Whip of Erebosなど他のリアニメイト手段を併用したり、釣り上げるクリーチャーもいざとなれば素出しできるようにしたりと、何らかのフォローは必要か。
- 同居可能なフォーマットであるならば残虐の達人/Master of Crueltiesをリアニメイトするのもよいだろう。あちらのライフを1にする能力と他のクリーチャー(アリーシャ含む)による攻撃を両立させることができる。
ルール
- 誘発型能力に関する基本的なルールは攻撃している状態で戦場に出るを参照。
- マナを支払うかどうかを選択するのは能力の解決時である。
開発秘話
アリーシャは赤単色で、白黒の能力を持つ必要があった。またカード全体としてはマルドゥ族/The Mardu Hordeらしくなければならなかった。
マルドゥは攻撃的な氏族/Clanなので、3マナ3/2先制攻撃というアタッカー向けの基本性能が与えられた。白黒の能力は攻撃時に誘発する誘発型能力となった。最初はトークンを生み出す効果が検討されていたが、より白黒らしいものにするため、黒のリアニメイトと白の小型クリーチャー限定リアニメイトの重複部分である、パワーに制限が付いたリアニメイトを行うことになった。
- サイクル全体のデザインの方針については不屈のダガタール/Daghatar the Adamantを参照。
- 出典
Fate-ful Stories, Part 1/運命的な話 その1(Making Magic 2015年1月12日 Mark Rosewater著)
関連カード
- 死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death
- 運命を笑う者、アリーシャ/Alesha, Who Laughs at Fate
サイクル
運命再編の、各氏族/Clanのカン/Khanのサイクル。混成マナ・シンボルをコストに含む能力を持つ。
- 不屈のダガタール/Daghatar the Adamant (アブザン家/The Abzan Houses)
- 沈黙の大嵐、シュー・ユン/Shu Yun, the Silent Tempest (ジェスカイ道/The Jeskai Way)
- 黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang (スゥルタイ群/The Sultai Brood)
- 死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death (マルドゥ族/The Mardu Horde)
- 龍爪のヤソヴァ/Yasova Dragonclaw (ティムール境/The Temur Frontier)
ストーリー
アリーシャ/Aleshaはマルドゥ族/The Mardu Hordeのカン/Khan。身体的な性は男性だが、性自認は女性。卓越した乗り手、優れた射手、剣の達人であり、弱冠19歳にしてカンになった。
詳細はアリーシャ/Aleshaを参照。
参考
- リアニメイトカード
- カード個別評価:運命再編 - レア
- カード個別評価:時のらせんリマスター - 旧枠加工カード
- カード個別評価:ダブルマスターズ2022 - レア
- カード個別評価:エクスプローラー・アンソロジー1 - レア
- Secret Lair Drop Series: Pride Across the Multiverse