血清の幻視/Serum Visions
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たった1マナで3枚ライブラリーを掘ることのできる、フィフス・ドーンの優秀なドロー&ライブラリー操作カード。
ソーサリーではあるがその軽さから扱いやすく、多数のフォーマットで活躍を見せる優秀なカード。ミラディン・ブロック期のスタンダードでは青単の復権に一役買った実績がある。過去にはエクステンデッドや、思案/Ponderの登場前のエターナルにおいて、オプトブルーや青緑スレッショルドなどのゼロックス理論の取り入れられたデッキや、ストームを組み込んだデッキなどのコンボデッキを支えていた。また、ミラディン・ブロック構築やリミテッドでも活躍の機会は多い。
エターナルでも使用されていたが、ドローを直接操作できる定業/Preordainや思案に席を奪われて使用率が減少した。
モダンでもエターナル同様の立ち位置だったが、2011年10月1日付で定業と思案が禁止された際には手練/Sleight of Handと共に1マナドローとして返り咲いた。もっとも、以降も考慮/Considerのような1マナインスタント・表現の反復/Expressive Iterationのような高性能ソーサリーに少しずつ席を譲っていき、2023年に定業が解禁されたのちはさらに姿を見なくなってしまった。
- 書かれている順番に処理するため、まずカードを引いた後に占術2を行う。後に登場した定業とは逆。
- フィフス・ドーン版のイラストに描かれている女性はブルエナ/Bruennaであるという説が有力。
- 定業と思案禁止後のモダンを中心に高い需要があったものの、初出から長らく再録されていなかったため、当時は高額コモンカードの一つだった。コンスピラシー:王位争奪で初再録され、以降もサプリメント・セットで何度か再録されているため、現在ではシングルカード価格はかなり手頃になった。
- 2015年8月のフライデー・ナイト・マジックで新規イラスト版のプロモーション・カードが配布された[1]。
- Secret Lair Drop Seriesでは、このカードのみをイラスト違いで4種類収録した「Seeing Visions」が販売された。
[編集] 関連カード
- 血清の君主/Serum Sovereign - 青マナ1つと油カウンターをコストとする血清の幻視相当の起動型能力を持つ。インスタント・タイミングで起動可。5マナ4/4。(ファイレクシア:完全なる統一)
- 血清の幻視家/Serum Visionary - 血清の幻視相当のETB能力を持つクリーチャー。3マナ2/2。(モダンホライゾン3)
[編集] 参考
- ↑ 7月~9月のフライデー・ナイト・マジック プロモカード更新(Arcana 2015年6月30日)
- 血清/Serum(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:フィフス・ドーン - コモン
- カード個別評価:ジャンプスタート2022 - アンコモン
- カード個別評価:コンスピラシー:王位争奪 - アンコモン
- カード個別評価:モダンマスターズ2017 - アンコモン
- Secret Lair Drop Series: Seeing Visions