オレリアの憤怒/Aurelia's Fury
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インスタント
望む数のクリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーを対象とする。オレリアの憤怒はそれらにX点のダメージをあなたの望むように分割して与える。これによりダメージを与えられた各クリーチャーをそれぞれタップする。これによりダメージを与えられたプレイヤーは、このターン、クリーチャーでない呪文を唱えることができない。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「望む数のクリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーを対象とする」は「望む数を対象とする」に読み替えてください。
割り振り可能なインスタントのX火力。さらにダメージを与えた対象に白の追加効果を及ぼす。
クリーチャーにはタップ効果。致死ダメージを与えて破壊するのが難しいタフなクリーチャーも(1)余計に支払うことで無力化できる。プレイヤーにはクリーチャー以外の呪文に対する沈黙/Silence。沈黙と同様に対戦相手のコンボを妨害したり、逆にカウンターを消費させてこちらのキーカードを通したりできる。
割り振れる火力なので、特にウィニーに対して強力だが、白の追加効果のおかげで中速ビートダウンデッキやコントロールデッキ相手にも腐りにくく、汎用性は極めて高い。それにもかかわらず火種は溶岩噴火/Volcanic Geyserや彗星の嵐/Comet Stormと同じ色マナ2つであり、X火力としてはかなり優秀な部類に入る。
ただしいくら腐りにくいといっても、白の追加効果はあくまで擬似的なアドバンテージに過ぎず、それなりのマナを用意できないデッキならば、通常の火力を入れた方がより直接的なアドバンテージを獲得しやすい点は他のX火力と変わらないことに注意が必要。そのため白赤が最も得意とするウィニーとは基本的に相性が悪いのが残念なところ。トリコロールのようにそれなりのマナを捻出できるデッキならば採用の余地があるだろう。
スポイラーリスト公開時には注目を集め、一時期はギルド門侵犯のトップレア有力候補とまで評された。しかしスタンダード構築では目立った活躍を見せることができずにスタンダード落ちしてしまった。
- 軽減されるなどしてダメージを与えることができなかった場合、追加効果も発生しない。
参考
- 壁紙 (Daily MTG)
- The Question of Life and Death/生と死についての問い(Latest Developments 2013年1月11日 Mark Purvis著)
- マナ・コストにXを含むカード一覧
- オレリア/Aurelia(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:ギルド門侵犯 - 神話レア