不死の騎士/Deathless Knight
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クリーチャー — スケルトン(Skeleton) 騎士(Knight)
速攻
あなたが各ターン最初にライフを得たとき、あなたの墓地から不死の騎士をあなたの手札に戻す。
速攻と前のめりなP/Tを備えた攻撃的な騎士。ライフを得る事で墓地から手札に戻る「不死」性を持つ。
そのままアグロデッキの歩く火力として使っても悪くはないが、同セットに収録されているメカニズムである食物関連のカードなど継続的なライフ回復手段と組み合わせれば、長期戦・消耗戦に強い戦力として活躍が期待できる。継続的なライフ回復手段を用意できるのであれば、かつてのゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabobのようにルーターや共鳴者などで捨てるためだけのカードとして、色の合わないデッキで採用することも考えられる。
リミテッドでは同サイクルでも屈指の強さであり、食物関連のカードを多く抱える黒や緑を選ぶきっかけになる。魔女のかまど/Witch's Ovenがあれば戦場と墓地を行き来し続けるまさに不死の存在と化す。
登場時のスタンダードでは食物シナジーを多用するサクリファイス系デッキのサイドボードに採用されることがある。アゾリウス・コントロールなどの打ち消しや破壊・布告除去に耐性があることに加えて、環境を定義する時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerを速やかに討ち取れる点も魅力。
テーロス還魂記発売後も、前のめりな構成の黒単信心デッキにて採用されることがある。速攻とパワー4で相手に圧力をかけながらこれ1枚で信心を4も稼ぐことができ、仮に墓地に落ちてしまってもアスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodelはもちろんのこと、ロークスワインの元首、アヤーラ/Ayara, First of Locthwainや大釜の使い魔/Cauldron Familiarなどのドレインで無理なく手札に戻すことができるため相性が良い。
- フレイバー・テキストによると、エルドレイン/Eldraineの僻境/The Wildsには「影の女王」なる存在がいるらしい。
- 『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料(30th Anniversary CELEBRATION TOKYO)によると、「影の女王」の正体は強大な魔女/Witchであるようだ。また、そちらの情報と照らし合わせると、このカードは残忍な騎士/Murderous Riderと同じリッチの騎士/Lich-Knightに分類とされると思われる。
- モチーフはアイルランド神話に登場するスカアハだろうか。アーサー王物語と直接は関係ないものの、その原型であるウェールズ神話とは相互に影響を与え合っており、ケルト神話と総称される。
「僻境に向かうのか?影の女王に仕える騎士の亡霊には気を付けな。」― エッジウォールの亭主、スカラン
ルール
- あなたがライフを得た後、同一ターン中に不死の騎士が墓地に移動した場合、そのターン中は不死の騎士の能力が誘発することはない。
- 絆魂を持つ発生源がダメージを与えるのと同時に不死の騎士が致死ダメージを受ける場合、あなたがライフを得る時点では不死の騎士はまだ墓地にいないので、その能力は誘発しない。
関連カード
サイクル
エルドレインの王権の混成カードサイクル。いずれもクァドラプルシンボルの4マナ。稀少度はアンコモン。
- 秘儀術師のフクロウ/Arcanist's Owl(白青)
- 揺るぎない騎士/Resolute Rider(白黒)
- 欲深い衝動/Covetous Urge(青黒)
- 湖のドラゴン/Loch Dragon(青赤)
- 首狩りの精鋭/Elite Headhunter(黒赤)
- 不死の騎士/Deathless Knight(黒緑)
- 塁壁潰し/Rampart Smasher(赤緑)
- 火生まれの騎士/Fireborn Knight(赤白)
- オークヘイムのレインジャー/Oakhame Ranger - 連れ戻し/Bring Back(緑白)
- 雷声のカミツキガメ/Thunderous Snapper(緑青)