ティタニアの命令/Titania's Command

提供：MTG Wiki

兄弟戦争の緑の命令。モードは回復付き墓地対策、土地サーチ、トークンの生成、全体強化。

回復と墓地対策モード

ゲームの後半であれば2桁のライフを得ることも容易であり、対戦相手に使えばフラッシュバックや蘇生など墓地利用ギミックへの対策にもなる。

直接的な戦場への影響力としては全モード中最小ではあるが、重いソーサリーの選択肢の一つとしてはありがたい。

• 4つのモードの中で唯一対象を取る。停滞の棺/The Stasis Coffinなどで対象不適正にされると立ち消えを起こし、他のモードも機能しなくなるので注意。

土地サーチのモード

砂漠ボーナス無しの約束の刻/Hour of Promise。

6マナからさらにマナ加速するのはやや隙が大きく過剰気味なので、X呪文や街並みの地ならし屋/Cityscape Levelerなど相応の重量級フィニッシャーが入ったデッキ、潮に仕えるもの、タトヨヴァ/Tatyova, Steward of Tidesなど土地の数をテーマとするデッキで使いたい。

基本でない土地もサーチできるので、特定の土地を戦略の中心に据えたデッキでも有用。

熊・トークン生成のモード

他のモードがある程度状況を選ぶ中、比較的クセのないモード。

基本的にはこのモードを含めて選び、ブロッカーを用意することで6マナという重さから生じる隙をカバーしたい。

• 土地サーチのモードと同時に選ぶことで、1マナ重くなったが無条件でトークンを生成する約束の刻/Hour of Promiseといった形になる。

全体強化のモード

群れの力/Strength of the Packと同じ効果であり、そちらの上位互換。

モードは選ばれた順に処理されるため、トークン生成と組み合わせることで4/4のクリーチャー2体を用意することが可能。

リミテッドでは押しも押されぬボムレア。他のボムレアと比較しても、カウンターとハンデス以外に有効な対策がない点で一線を画す。構築と比べクリーチャーが横に並んだ膠着状態が発生しやすいので、基本的にはトークン生成+全体強化で唱えることになる。

構築では回復とマナ加速がロングゲーム向け、全体強化がビートダウン向けと考えると重さに対して全体強化の付加価値の乏しさ、小回りの利かなさが目立つ。ランプデッキは下火だが、今後土地を核としたデッキの登場次第では活躍の目もあるか。

関連カード

サイクル

兄弟戦争の命令サイクル。単色のインスタントかソーサリーで、4つのモードから2つを選ぶ。レアリティはレア。

• カイラの命令/Kayla's Command
• ウルザの命令/Urza's Command
• ギックスの命令/Gix's Command
• ミシュラの命令/Mishra's Command
• ティタニアの命令/Titania's Command

参考

• 『兄弟戦争』のトークン（Daily MTG 2022年11月7日）
• 墓地対策カード
• 土地サーチカード
• ティタニア/Titania（背景世界/ストーリー用語）
• カード個別評価：兄弟戦争 - レア