聖遺の騎士/Knight of the Reliquary

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土を食うもの/Terravoreに似たP/T強化能力を持ち、輪作/Crop Rotationのような起動型能力で自力でサイズを上げられるという、自己完結したクリーチャー

サーチした土地アンタップ状態で戦場に出るため一時的なマナ加速になる点のほか、基本でない土地をサーチし放題な点が魅力。広漠なる変幻地/Terramorphic Expanseフェッチランドなどを繰り返しサーチして、次々にサイズを上げていくこともできる。さらにはミシュラランドをサーチして戦線強化も可能と、実に使い勝手が良い。

土を食うものと同様か、あるいはそれ以上に壌土からの生命/Life from the Loamとの相性が良いため、アグロロームでよく採用される。主力アタッカーとしてだけでなく、必要に応じて不毛の大地/Wastelandなどもサーチできる万能クリーチャー。赤緑白ビートダウンでもワールドウェイクに登場したセジーリのステップ/Sejiri Steppeを使っての除去回避策として使用される。

レガシーでは、単純にフェッチランドを多用するデッキが多いため、自然にサイズが大きくなることもしばしばである。そのため特に相性を考慮せず、が合えば投入しているデッキも多かった。その後、秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsなどの登場による環境の高速化やメインデッキから墓地対策が可能な死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanの登場などにより、あまり見かけられなくなっている。

かつてはモダンでも同じような経緯で採用が見送られがちであったが、戦乱のゼンディカーで登場した珊瑚兜への撤退/Retreat to Coralhelmタルキール龍紀伝で登場した集合した中隊/Collected Companyによって、バントカンパニーのワンショットプランとして採用され、実際にそのデッキがグランプリシャーロット16においてベスト8入りを果たした。初手にこのカードと珊瑚兜への撤退、極楽鳥/Birds of Paradiseなど1マナのマナ加速クリーチャーと土地2枚があれば相手がそれらか墓地に干渉できない限り3ターンで勝負が決まる。(→聖遺撤退

ストーリー

聖遺の騎士/Knight of the Reliquaryは、バント/Bant聖遺騎士団/The Knights of the Reliquaryを構成する騎士。騎士団は聖遺の塔/Reliquary Towerに聖なる遺物(relic)を収集し保管している。遺物探索の経験からバントの地勢や廃墟に関しての知識を誇る。

ラフィーク/Rafiqはこの騎士団の騎士長である。

  • 「The Knights of the Reliquary」は、マナバーン2009誌の記事「5人のプレインズウォーカー、5つの断片を語る」では「整骨箱騎士団」と訳されている。

参考

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