Gleemax
提供:MTG Wiki
マジック史上最も重いマナ・コストを持つカード。マナ・シンボル内の桁が多すぎて円形に収まっていない(イラスト)。
ジョーク・エキスパンションらしく、破格の能力に破格のコスト。「すべての対象を選ぶ」という能力について説明すると以下のとおり。
- プレイヤーAがグリーマックスをコントロールしている。
- プレイヤーBがショック/Shockをプレイした。
- 通常そのショックの対象はプレイヤーBが選ぶのだが、グリーマックスをコントロールしているプレイヤーAが選ぶ。つまり、プレイヤーB自身や、プレイヤーBのコントロールしているクリーチャーを焼くことができる。
すなわち、対象をとる呪文や能力を相手が使いにくくしてしまう効果があるのだが、明らかに100万というコストに釣り合っていない。全体除去など対象を取らない効果の前には無力だし、多人数戦でもない限りは、「対象の対戦相手」にもほぼ効果がない。
素出しはほぼ不可能だが、修繕/Tinkerで出すのもつまらないだろう。無限マナコンボなどで出した方が盛り上がる。
- Mox Lotus経由で出しても面白いかもしれない。
- ドラコ爆発デッキのドラコ/Dracoをこれにしてうつろう爆発/Erratic Explosionを撃ったら5万回は死ねるだろう。
- もちろん点数で見たマナ・コストを参照するカード全般は大幅に化けるおそれがある。アンヒンジドに近い時代のものでいえば機械の行進/March of the Machinesなどが代表。
- 「Gleemax」は、これと別の能力でアングルード2に入る予定だった。それの名前を変え、能力そのままに通常のセットに入れたものが精神隷属器/Mindslaverである。下記Markのコラムも参照。
- 「Gleemax」とはWotCの地下に眠っているとされる巨大な脳。開発部はこの脳の意思に従ってカードデザインを決定する(のでムチャクチャなカードが出来てもそれは開発部ではなくグリーマックス様のせい)という設定である。
参考
- グリーマックス(WotC; by Adrian Sullivan)
- 精神は素晴らしく無駄なもの―テンペスト発アングルード経由ミラディン行き(WotC; by Mark Rosewater)
- カード個別評価:アンヒンジド - レア