Tawnos's Coffin
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アーティファクト
あなたは、あなたのアンタップ・ステップにTawnos's Coffinをアンタップしないことを選んでもよい。
(3),(T):クリーチャー1体を対象とし、それとそれにつけられているすべてのオーラ(Aura)を追放する。そのクリーチャーの上に置かれているカウンターの種類と数を記録する。Tawnos's Coffinが戦場を離れるかアンタップ状態になったとき、その前者の追放されたカードをオーナーのコントロール下で、タップ状態かつ記録された種類と数のカウンターが置かれた状態で戦場に戻す。そうした場合、その他の追放されたカードをオーナーのコントロール下でそのパーマネントにつけられた状態で戦場に戻す。
クリーチャーを一時的にゲームから隔離するアーティファクト。エンチャントだった土牢/Oublietteを、再利用できるようにアーティファクト化したものともいえる。
アンタップ状態になると戻ってきてしまうものの、対象を追放する能力を繰り返し使用できるのが強み。しかもインスタント・タイミングで使えるため、除去されそうなクリーチャーを守るために有用。またクリーチャー数体で代わる代わるブロックしつつETBや「戦場を離れたとき」の能力を使い回してもよく、いざとなれば相手のクリーチャーを押さえ込むこともできる。バルデュヴィアの大軍/Balduvian HordeのようなデメリットのETBを持つクリーチャーには間接的な除去になるだろう。
リミテッドでは、コストがかかるものの非常に凶悪。収録されているMasters Editionやアンティキティーには有用なETB持ちはいないものの、第10版とからめたリミテッドでは慈悲の天使/Angel of Mercyやネクラタル/Nekrataalなど強力なものが揃っている。またこれで追放したクリーチャーはタップ状態で戦場に戻ってくるので、これ1枚で相手のブロッカーを一時的に2体無効化できる。
- オーラも一緒に追放され、クリーチャーが戦場に戻ったときにそれにつけられた状態で戦場に出る。Bestial FuryのようなETBつきオーラを有効利用できる。
[編集] オラクルの変遷
印刷された当時のテキストは、選ばれたクリーチャーはゲームの外にあるかのように扱われる、というものであった。その後1998年12月のオラクル更新で土牢と共に「フェイズ・アウトさせ、戦場を離れるまでそのフェイズ・インを禁止する」ように変更された[1][2][3]。これによってフェイジング関連の能力を持った最古のカードとなっていた。
Masters Editionリリースに伴う2007年9月7日のオラクル更新で、戦場を離れたり出たりすることを参照する効果との相互作用や召喚酔いにかからないことが元のカードの機能の意図と外れていることを理由に、土牢と共に現在のついているオーラとカウンターを記録する文章に変更された[4]。
2020年8月のオラクル更新で土牢はフェイズ・アウトを使用する文章に戻されたが、Tawnos's Coffinに関して同様の変更がされるかは未定とされている[5]。
[編集] 脚注
- ↑ 1998年12月ルール更新(MJMJ.Info)
- ↑ Early phasing(Daily MTG 2002年9月6日)
- ↑ Phasing to the Rescue(2005年2月21日)
- ↑ Masters Edition Update Bulletin(Daily MTG 2007年8月29日)
- ↑ Blogatog(Mark RosewaterのBlog 2020年7月28日)