ロークスワインの元首、アヤーラ/Ayara, First of Locthwain
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伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) 貴族(Noble)
ロークスワインの元首、アヤーラか他の黒のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。
(T),他の黒のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:カードを1枚引く。
ロークスワイン/Locthwainの指導者である伝説のエルフ・貴族。自身か他の黒のクリーチャーが戦場に出るたびドレインする誘発型能力と、クリーチャーを生け贄に捧げてドローに換える起動型能力を持つ。
黒のクリーチャーのETBでドレインした後、攻撃を受け止めさせつつ生け贄に捧げてドローし後続でもこの動作を続ける、典型的なサクリファイス戦略を1枚で実現するカード。黒のクリーチャーしか扱えないエンジンだという欠点はあるが、「生け贄は1体でよい」「このカード自体もETBでドレインを行う」といった点から、クリーチャーが並ばないと動きがおぼつかないスタンダードに存在する他のサクり台よりも最低限の活躍を担保しやすい強みを持つ。伝説性のデメリットはあるが、このカードの連打のみでライフ数点の詰めが可能なのも無視できない強み。
タップ能力で連打が出来ない、ドレイン自体はETBの方で発動する、生贄に出来るのは黒のクリーチャーのみとループを狙うサクリファイス戦術より死後や動員によるクリーチャー数を確保して膠着状態を起動能力で打破しにいくタイプのカード。
どちらかといえばライフを重視した戦略に向いており、大釜の使い魔/Cauldron Familiar+魔女のかまど/Witch's Ovenコンボとの併用は対戦相手の攻撃をいなしつつ数ターンで優に致死量のライフを吸い取ることができ強力である。但しトリプルシンボルが苦しくサクリ台が別途採用される構成の場合、赤黒では波乱の悪魔/Mayhem Devilや災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Diva白黒では残酷な祝賀者/Cruel Celebrantが優先される傾向が強い。
スタンダードでは黒単アグロや黒単サクリファイスで採用されるが、大きな結果は残せていない。
- 誘発型能力は多人数戦の場合各対戦相手のライフを失わせるが、得られるライフは失わせたライフの総量にかかわらず1点である。
関連カード
サイクル
エルドレインの王権のトリプルシンボルの伝説のクリーチャーサイクル。自身と同じ色のオブジェクトを参照する能力を持つ。稀少度はレア。
- 不動の女王、リンデン/Linden, the Steadfast Queen
- 老いたる者、ガドウィック/Gadwick, the Wizened
- ロークスワインの元首、アヤーラ/Ayara, First of Locthwain
- 朱地洞の族長、トーブラン/Torbran, Thane of Red Fell
- ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrig
公式記事「Singing in the Eldraine/エルドレインに唄えば」では、エルドレイン/Eldraineの五つの宮廷の指導者を描いた貴族のサイクルであるとされているが、ガドウィックのクリーチャー・タイプは貴族ではない。またトーブランはエンバレス/Emberethの関係者ではあるが、指導者ではない。
ストーリー
アヤーラ/Ayaraはエルドレイン/Eldraineのエルフ。女性。王国/The Realm側に残った数少ないエルフであり、ロークスワイン/Locthwainの指導者。
詳細はアヤーラ/Ayaraを参照。