私をクリーチャーにしてカード

提供:MTG Wiki

2016年8月1日 (月) 21:29時点におけるブラー (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

私をクリーチャーにしてカードMake Me a ______ Card)はエンチャントされたクリーチャーをある特定のクリーチャーに変身させるフレイバーをもつオーラのこと。


Serra's Embrace / セラの抱擁 (2)(白)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受けるとともに飛行と警戒を持つ。



Pemmin's Aura / ペミンのオーラ (1)(青)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
(青):エンチャントされているクリーチャーをアンタップする。
(青):エンチャントされているクリーチャーは、ターン終了時まで飛行を得る。
(青):エンチャントされているクリーチャーは、ターン終了時まで被覆を得る。(それは呪文や能力の対象にならない。)
(1):エンチャントされているクリーチャーは、ターン終了時まで+1/-1または-1/+1の修整を受ける。


目次

特徴

この「私をクリーチャーにしてカード」はクリーチャーをある特定のクリーチャーそっくりに変身させることを重視してデザインされている点がそれまでのカードと大きく異なっている。アルファの時代から、飛行/Flight大気の精霊/Air Elementalのように空を飛ばしたり、Lance白騎士/White Knightのように先制攻撃を与えたり、炎のブレス/Firebreathingシヴ山のドラゴン/Shivan Dragonのように火炎の息で焼き尽くしたりといった風に、クリーチャーに別のクリーチャーの持つ特性を与えるカードは存在した。だが、例えばシヴの抱擁/Shiv's Embraceならば炎のブレスよりもシヴ山のドラゴンそのものに近づけることができ、その上、元からそれを意図して制作もされている。

別のクリーチャーそっくりに変えるといっても、完全に同一のスペックや外見を持たされるわけではない。能力には多少の差異が生まれることがあり、クリーチャー・タイプの変更や追加はしない。また、モチーフとなったクリーチャーとオーラのは同じだが、エンチャントされたクリーチャーの色は変わらない。例えば、セラの抱擁/Serra's Embraceはクリーチャーをセラの天使/Serra Angelに変え、飛行警戒を与えるが、になるわけでも4/4になるわけでも天使になるわけでもない。ゼフィドの抱擁/Zephid's Embraceゼフィド/Zephidに変身させるが4枚の翼を除いて外見上の共通点はないし、古老の熟達/Elder Masteryによってニコル・ボーラス/Nicol Bolas同様に伝説のクリーチャーになることもない。

発祥

「私をクリーチャーにして(Make Me)」という言葉の発祥はウルザズ・サーガ開発中のR&D用語にある。

ウルザズ・サーガ公式ハンドブックSome Enchanted Card Typeによると、ウルザズ・サーガの抱擁サイクルのカードは、開発時に「"Make Me a ______" enchantments」(“私を______にして”エンチャント)と呼ばれ、それぞれのエンチャントは「既存の有名大型クリーチャーに変身させる」デザインであった。白のエンチャントは「Make Me a Serra」と呼ばれ、同じように黒は「Make Me a Sengir」、赤は「Make Me a Shivan」、緑は「Make Me a Force (of Nature)」とされた。ただし、青だけはサイクルに適当な大型クリーチャーが見つからなかったため、新規にゼフィド/Zephidが作成されて「Make Me a Zephid」となった。

「私をクリーチャーにしてカード」はウルザズ・サーガ公式ハンドブックでの翻訳である。

カード一覧

該当するカードの一覧。ただし、以下は除外。

ウルザズ・サーガ

マナ・コストが(2)(C)(C)でカード名に抱擁(Embrace)とつく点が共通する。

スカージ

コールドスナップ

時のらせん

コンフラックス

基本セット2011

イニストラードを覆う影

異界月

参考

QR Code.gif