巨大化/Giant Growth
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マジック黎明期から存在する最古期のサイクルカードで、「自然」と「成長」を表す緑の基本呪文。
緑の方向性を示すことに見事に成功したクリーチャー強化。 3点分の修整が入れば大概クリーチャーの力の差は埋まる為、対クリーチャー戦の要ともいえるのだ。 また火力に対する防御に使われる事も多く、その用途は幅広い。
サイクルの中においては弱い部類に入るが、もっともバランスが取れているカードだと思われる。 また基本中の基本だけあって、これから数え切れないほどの亜種が生まれ出でることにもなり、 広い目で見れば、それこそ緑のインスタントの強化はすべてこれの亜種とも言えてしまう。
そして今だそれらの亜種達と一切上位下位互換の関係を作らずに存在し続けて居る事もバランスの良さが成せる業である。
- 略称はジャイグロ。
- 皆勤賞を保っている数少ないカード(サイクル中では唯一)。
- 何種類かあるイラストは、どれも「まさに巨大化」と思わせる素敵なイラストに仕上がっている。
- 2000年8月のフライデー・ナイト・マジックで、プロモーション・カードになった。
- 次元の混乱にて、赤の粗暴な力/Brute Forceとしてタイムシフト。
サイクル
1マナで3つ分の何かする、マジックで最初にデザインされたサイクルの1つ。5ブーンカード/5 Boon Card(恩恵カード)とも言う。
初期のものである為、それぞれのカードの力の差がとんでもない。 Ancestral Recall>暗黒の儀式=稲妻>巨大化>>治癒の軟膏 といった感じであり、Ancestral Recallと治癒の軟膏の力の差はすさまじい。 カードパワーに目をつぶるとどれも各色の特徴をよく表している。
主な亜種
上記の通り緑の単体強化インスタントなら亜種と言えるのだが、ここではコストや修整値が近いものを中心に挙げる。 1マナで+2/+2や、2マナで+3/+3のものが多い。
- エルフの憤激/Elvish Fury(→バイバック)
- 激励/Invigorate(→ピッチスペル)
- 野生の力/Wild Might(→リスティック)
- 爆発的成長/Explosive Growth(→キッカー)
- ガイアの力/Gaea's Might(→所有地カード)
- 力の印章/Seal of Strength(→置きモノ)
- 筋力急伸/Muscle Burst(→噴出カード)
- 突然の力/Sudden Strength(→キャントリップ)
- 森の力/Sylvan Might(→フラッシュバック)
- ワイアウッドの誇り/Wirewood Pride(→部族カード)
- 捕食者の一撃/Predator's Strike
- 木霊の力/Kodama's Might(→連繋)
- かき集める勇気/Gather Courage(→召集)
- 力の種/Seeds of Strength(→振り分け)
- 寸法変更/Resize(→復活)
- 古きクローサの力/Might of Old Krosa(→インスタ=ソーサリー)
- 一握りの力/Fistful of Force(→激突)
- 茨角/Briarhorn(→想起)
- 大地力/Earthbrawn(→補強)
参考
- カード個別評価:アイスエイジブロック
- カード個別評価:10版(10th)
- カード個別評価:9版(9th)
- カード個別評価:8版(8th)
- カード個別評価:7版(7th)
- カード個別評価:クラシック(6th)
- カード個別評価:5版(5th)
- カード個別評価:4版(4th)
- カード個別評価:リバイズド(3rd)
- カード個別評価:アンリミテッド(2nd)