記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept
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伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
[+1]:プレイヤー1人を対象とする。あなたはカードを1枚引く。そのプレイヤーはカードを1枚切削する。
[0]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを10枚切削する。
[-7]:望む数のプレイヤーを対象とする。それらのプレイヤーはそれぞれカードを20枚引く。
基本セット2012で登場した3種類目のジェイス。能力は全てドローとライブラリー破壊に関連している。
- ±0能力
- 10枚のライブラリー破壊。継続的なライブラリー破壊手段としては削るスピードが格段に速く、リミテッドなら3回、構築なら5回程度の起動でライブラリーアウトを狙える、かなりアグレッシブな能力。
- 墓地を利用するデッキで、自分に対して撃つのも有効。
- -7能力
- 20枚のドロー。圧倒的なハンド・アドバンテージの獲得のみならず、枚数が多いので、対戦相手を対象とすることで事実上のライブラリー破壊にもなる。与えた手札を利用されるリスクを考えると、相手に使うのはできるだけ勝利が確定するときにしたい。
- 過去2枚のジェイスが持つ大マイナス能力とは違い、相手のライブラリーが十分少ないときに使えば、直ちにライブラリーアウトを起こすことができ、倍増の季節/Doubling Seasonがあれば出したターンに起動できる。
- 地獄界の夢/Underworld Dreamsで20点ダメージ。ルーン炎の罠/Runeflare Trapなどと組み合わせても大ダメージを狙える。
他のジェイスと共存する環境では対消滅の可能性が充分にあり、最も重いこのカードは比較的使いにくい。ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期のスタンダードではこのカードが唯一のジェイスであったが、その前のブロックではジェイス・ベレレン/Jace Beleren、その後は思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thoughtと競合する事となる。能力が全く異なっており、デッキタイプによってどれが入るか異なるとはいえ、やはり対消滅の可能性が高い。
反面、リミテッドにおいては強力極まりないエンドカードと言える。盤面が膠着しやすく、また相手がジェイスを引き当ててなければ対消滅が起こらないリミテッドでなら、このカードが出るまでの時間を作りやすく、また出せた場合ライブラリーが少ないという環境上、±0能力が3ターンでゲームエンドという強烈なクロックとなる。
- 基本セット2013のリミテッドで開催されたグランプリコスタリカ12のカバレージ内にて、「チートの塊のような存在」「このフォーマットでは雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkiteやスラーグ牙/Thragtusk、狂乱病の砂/Sands of Deliriumよりも不公平極まりないカード」と評された。(参考)
関連カード
サイクル
基本セット2012のプレインズウォーカーサイクル。ギデオン・ジュラ/Gideon Juraとソリン・マルコフ/Sorin Markovは再録。
- ギデオン・ジュラ/Gideon Jura
- 記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept
- ソリン・マルコフ/Sorin Markov
- 炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand
- 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
基本セット2013のプレインズウォーカーサイクル。群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Prideと闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realmsは新規カード、それ以外は再録。イラストはいずれもD. Alexander Gregoryによるもの。
- 群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride
- 記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept
- 闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms
- 炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand
- 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
多色カードのプレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalkerも再録されている。
ストーリー
詳細はジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)を参照。