原始のタイタン/Primeval Titan
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クリーチャー — 巨人(Giant)
トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたは「あなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
緑のタイタンはトランプルと土地サーチ。戦場に出るか、攻撃するたびに基本でない土地も選べる爆発的植生/Explosive Vegetationが誘発する。
戦場に出た時点でアドバンテージを得ており、一度でも攻撃できれば爆発的にマナを伸ばすことができる。ここからさらに重量級のカードを連打していくこともできるし、もし青と組んでいれば打ち消し用のマナも確保できる。単純なデッキ圧縮効果としてもなかなか。
単純なマナ基盤確保の用途のほかにも、上陸能力を複数回誘発させたり、ミシュラランドをサーチして頭数を増やしたりと意外と用途は幅広い。特に特殊地形もサーチ範囲に入っている点が極めて強力であり直前のブロックが、強力な特殊地形満載のゼンディカー・ブロックであったことはこのカードにとって大きな追い風で、様々なギミックが考えられる。
特に溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleとは、このカードを出した次のターンには勝てるほどの相性の良さを誇る(→ヴァラクート)。他にも、ウギンの目/Eye of Uginとエルドラージの寺院/Eldrazi Templeを揃えて伝説のエルドラージを高速召喚したり(→エルドラージ・ランプ)、各色の重めのパワーカードをかき集めたコントロールデッキの中核にもなる(→ターボランド)。ゼンディカー・ブロックの退場後も、ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Runを活用した赤緑ケッシグのキーカードとして活躍を続け、世界選手権11を制した。
強烈な特殊地形が増えればさらに活用の幅が増す。エクステンデッドでは前述したヴァラクートの他、秘匿土地を中核とした緑白秘匿のキークリーチャーである。モダンでも12postで雲上の座/Cloudpostを揃える手段として活用された。
総じて強力なカードであり、基本セット2011のトップレアと呼んで間違いない。一方リミテッドでは、基本セット2011および基本セット2012には強烈な特殊地形がないし、仮にあっても常にピックできるとは限らないので、せいぜい基本土地を持ってきてライブラリーを圧縮できるファッティにしかならない。それはそれで強力なのだが、サイクルの他のタイタンに比べると一段見劣るのは仕方ない。
- ヤヴィマヤのワーム/Yavimaya Wurmなど、数多くの緑6マナのバニラおよびトランプル持ちのクリーチャーの上位互換。比べるのも酷と言うほかない。
- 赤系ウィニー相手にこれを出して安心していたら、反逆の印/Mark of Mutinyで奪われてぐらつく峰/Teetering Peaks2枚を出されて11/7トランプルが襲いかかってくる、なんてことも。
- コントロール奪取の対策として、サイドボードに濃霧/Fogや転倒の磁石/Tumble Magnetが積まれるようになった。
関連カード
サイクル
基本セット2011のタイタン・サイクル。いずれも神話レアで6マナダブルシンボル6/6の巨人であり、戦場に出たときと攻撃したときに誘発する誘発型能力を持つ。基本セット2012でも引き続き再録されている。
- 太陽のタイタン/Sun Titan
- 霜のタイタン/Frost Titan
- 墓所のタイタン/Grave Titan
- 業火のタイタン/Inferno Titan
- 原始のタイタン/Primeval Titan