実験の狂乱/Experimental Frenzy
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Experimental Frenzy / 実験の狂乱 (3)(赤)
エンチャント
エンチャント
あなたはいつでもあなたのライブラリーの一番上のカードを見てもよい。
あなたはあなたのライブラリーの一番上の土地をプレイしても呪文を唱えてもよい。
あなたはあなたの手札から土地をプレイすることも呪文を唱えることもできない。
(3)(赤):実験の狂乱を破壊する。
赤くなった未来予知/Future Sight。思考(手札)に頼らず、直感(ライブラリーの一番上)のみで行動する赤らしいカードになっている。またこの手のハイリスクハイリターンエンチャントには珍しく、自らの起動型能力で自壊できる。
手札からカードをプレイできないというペナルティはあるが、手札を使い切ってこそという赤にはあまり問題ではない。未来予知と違い、トップを公開しないので対戦相手に情報が渡らないのも大きい。さらに、墓地に置かれている再活持ちのカードを唱えることも禁止されない。
プレイできないだけでドローが止まらないのがミソで、これを破壊されるまでにかかったターンの分だけ手札を蓄えることができ、対処されても圧倒的不利な状況には陥りにくい。逆にこれを対戦相手に使われた場合は、カードを溜め込まれてしまう前にすぐ破壊したいところ。
スタンダードでは赤単アグロに採用され、メインデッキに4積みする構築も見られる。呪文を唱えることがマナ加速に繋がる遁走する蒸気族/Runaway Steam-Kinとの相性は抜群。また白赤ビートダウンがサイドボードに採用することもある。
レガシーではDoomsday Comboで利用される。最後の審判/Doomsdayで積み込んだ5枚をそのまま唱え続けて勝利できるため無駄がなく、コンボを仕掛けるまでの準備で対戦相手からの妨害である手札破壊を無意味に出来る強みもある。
- プレイする選択肢が限られる代わりに呪文を途切れず唱えられるという意味では、リサイクル/Recycleに近い。衝動的ドローの亜種あるいは強化版という見方もできる。
- ライブラリーの一番上から呪文を唱えた直後でも、それが解決される前に一番上を確認し直すことがもちろんできる。舞台照らし/Light Up the Stageやドロー呪文を唱えスタック上にある間に一番上にあるインスタント呪文を唱えることでさらにライブラリーを掘り進める、と言ったテクニックは覚えておきたいところ。
- 不要になった時に自壊させられる場合は得てして生け贄に捧げるものだが、これは破壊である。自壊用の能力とは言え赤単色でエンチャントを破壊というのにも違和感がある(色の役割)。もっとも、「自ら破棄する」のではなく「壊れてしまう」というのは非常にイゼット団/The Izzetらしくはある。
- フレイバー・テキストは「失敗は成功の母」という有名な格言のもじり。イゼット団ではコーヒー1つ淹れるだけで「発明」が起きてしまうことがあるらしい。
コーヒーは発明の偏屈な叔母であるのだ。
- 2019年AUTUMNシーズンのプレインズウォーカー・チャンピオンシップで、8位内入賞者に銀盾のスタンプ付きのプレミアム仕様のプロモーション・カードが配布された[1]。
ルール
- ライブラリーの一番上のカードを見る能力についてはジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle#ルールを参照。
- ライブラリーの一番上のカードをプレイする能力については未来予知/Future Sight#カードのプレイについてを参照。
- 手札にあるカードの起動型能力の起動は禁止されない。そのため共存するフォーマットでは猿人の指導霊/Simian Spirit Guideでマナを得たり、サイクリングでライブラリーの一番上の更新が可能。
参考
- ↑ 10月より新イベントがスタート!プレインズウォーカー・チャンピオンシップのお知らせ(こちらマジック広報室!! 2019年7月19日)