魔力消沈/Power Sink
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Power Sink / 魔力消沈 (X)(青)
インスタント
インスタント
呪文1つを対象とし、それをそれのコントローラーが(X)を支払わないかぎり、打ち消す。支払わなかったなら、そのプレイヤーは自分がコントロールするマナ能力を持つすべての土地をタップし、すべての未使用のマナを失う。
解説
元祖、X点のマナをつぎ込むタイプのカウンター呪文。相手の残しているマナより多くのマナを支払わないと打ち消せないが、相手がマナを支払わなければカウンターと共に相手の土地を全てタップさせるという効果を持つ。
コンボデッキやアンタップ阻害系のロックデッキではそのメリットのために重宝された。打ち消すこと自体を目的とせず、相手をタップアウトさせるためだけに、相手がプレイしたなんでもない呪文に対して全力でXを支払ってプレイすることもあった。
これが枯渇/Mana Shortより優秀だったのは、これがインタラプトだったためであった。当時インタラプトに対応することができたのはインタラプトかマナ・ソースだけで、これの解決前にはインスタントで対応することはできなかったのだ。第6版のルール改正でインタラプトはインスタントに統合されてしまい、この呪文は大きく力を落としてしまった。
これが使えた期間では常に対抗呪文/Counterspellが使用できたためほとんどの場合でそちらが使用されてきたが、まだデュアルランド以外に強力な対抗色の土地が生まれてなかったため、それらが使えないスタンダードにおいて敵対色のデッキを組む場合まれに対抗呪文/Counterspellを押しのけてメインカウンターになることもあった。
- タップされるのは土地だけ。マナ・アーティファクトやマナ・クリーチャーはタップする必要はない。もちろんアーティファクト・土地やクリーチャー化している土地はタップされるし、マナを出さない土地カードも同様である。
- 対象とした呪文が打ち消されない呪文だった場合など、実際に打ち消されなかったとしても、Xを支払わなければ土地がタップされマナ・プールが空になる。
- 実はアンリミテッドから第6版までの古参スペル。基本セットでは第5版からレアリティがアンコモンに格上げされている。
主な亜種
- 中略/Syncopate (→ゲームから取り除く)
- 卑下/Condescend (→占術)
- 棄却/Overrule (→ライフ回復)
- 論理の結び目/Logic Knot (→探査)
- 砕けた野望/Broken Ambitions (→激突)
参考
- カード個別評価:ウルザズ・サーガ - コモン
- カード個別評価:テンペストブロック - コモン
- カード個別評価:ミラージュブロック - コモン
- カード個別評価:アイスエイジ - コモン
- カード個別評価:第6版 - アンコモン
- カード個別評価:第5版 - アンコモン
- カード個別評価:第4版 - コモン
- カード個別評価:リバイズド - コモン
- カード個別評価:アンリミテッド - コモン