生み出すことのできる
提供:MTG Wiki
生み出すことのできる/could produceは、マナのタイプまたは色を定義するルール用語である。
目次 |
解説
「パーマネントが生み出すことのできるマナのタイプ/色」とは、そのパーマネントのいずれかの能力がその時点で解決されたと「仮定」して、それによってマナ・プールに加えられるマナのタイプ/色のことである。ただし、以下に従う。
- その時点で存在しているすべての置換効果を可能な順番で適用したものとして考える。
- その能力を使うためのコストが支払えるかどうかは考慮しない。
- その能力を使うための条件が満たされているかどうかは考慮しない。
- そのパーマネントの能力がその時点でマナを生み出さない場合、または生み出されるマナのタイプ/色が定義されていない場合、そのパーマネントが生み出すことのできるマナのタイプ/色は存在しないものとする。
なお、マナのタイプとは白、青、黒、赤、緑、無色の6つのことを指し(CR:106.1b)、色とは白、青、黒、赤、緑の5つのことを指す(CR:105.1)。
具体例
- 反射池/Reflecting Poolとアダーカー荒原/Adarkar Wastesだけをコントロールしている場合、反射池は無色マナか白マナか青マナを生み出すことができる。
- 反射池と涙の川/River of Tearsだけをコントロールしており、このターンに土地をプレイしていない場合、反射池は青マナを生み出すことができるが、黒マナは生み出せない。
- 反射池と涙の川だけをコントロールしており、このターンに土地をプレイしている場合、反射池は黒マナを生み出すことができるが、青マナは生み出せない。
- 涙の川のマナ能力の自己置換効果を考慮に入れる。
- 反射池とタップ状態のファイレクシアの塔/Phyrexian Tower以外の土地をコントロールしておらず、クリーチャーもコントロールしていない場合、反射池は黒マナを生み出すことができる。
- 反射池と雨雲の迷路/Nimbus Mazeだけをコントロールしている場合、反射池は無色マナか白マナか青マナを生み出すことができる。
- 雨雲の迷路の2番目と3番目のマナ能力は現時点では起動できないが、それは考慮しない。
- 反射池とガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle以外の土地をコントロールしておらず、クリーチャーもコントロールしていない場合、反射池はどのタイプのマナも生み出すことができない。
- ガイアの揺籃の地のマナ能力がたった今解決されたとした場合、緑マナは1マナも生み出されない。
- 反射池と隕石のクレーター/Meteor Craterだけをコントロールしている場合、反射池はどのタイプのマナも生み出すことができない。
- 有色のパーマネントがないので、「隕石のクレーターが生み出すことのできるマナのタイプ」は定義されない。
- 反射池と冠雪の平地/Snow-Covered Plainsだけをコントロールしている場合、反射池は白マナを生み出すことができるが、それは氷雪マナではない。
- 氷雪マナであることはマナのタイプではない。「冠雪の平地が生み出すことのできるマナのタイプ」は「白」だけである。
- あなたが風変わりな果樹園/Exotic Orchardだけをコントロールしており、対戦相手がアダーカー荒原だけをコントロールしている場合、風変わりな果樹園は白マナか青マナを生み出せるが、無色マナは生み出せない。
- 無色は色ではない。「アダーカー荒原が生み出すことのできるマナの色」は「白と青」だけである。
その他
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方