スズメバチの一刺し/Hornet Sting
提供:MTG Wiki
ウンヤロ蜂の一刺し/Unyaro Bee Stingを思わせる珍しい緑の火力呪文。カード名も似ているのでリメイクと言えるかもしれない。
ウンヤロ蜂の一刺しほどではないが、やはり火力としての効率は悪い。稲妻/Lightning Boltと同セットに存在するのは、色の役割をはっきりさせる目的であろう。
構築ではウィニーやシステムクリーチャー用の除去として、緑単色または緑青系デッキのサイドボードに採用されることがある。除去のためにタッチで色を足さなくてよい点が評価されている。特にエターナルでは緑単においてゴブリンの従僕/Goblin Lackeyを後攻でも確実に止められるカードとして重宝されていた。また、通常火力の色である赤に比べ、プロテクションに引っかかりづらいのも利点である。リミテッドでも一考の余地がある。
- 現在では、マナを支払わずに撃てるはらわた撃ち/Gut Shotに取って代わられた感がある。
- かつてはらわた撃ちが使えなかったPauperでは、緑単の貴重な除去としてモダンマスターズ2015発売までサイドボード要員として活躍してい
た。(→ストンピィ#Pauper)
- ちなみに赤にも1マナ1点火力として焦熱の槍/Scorching Spearがあった。ただしそれはソーサリーなのでこのカードにすら劣っている。
- 色の役割の第一人者であるMark Rosewaterは「苦手としていることを示すには、その色ではできないようにすればいい」として、このカードには常々強く反対している(Feel the Burn/火力を感じよう)。
- 後の女王スズメバチ/Hornet Queenやスズメバチの巣/Hornet Nestは、より緑らしい方法で蜂を表現している。
- Mark Rosewater曰く、「緑が火力を使えること自体が問題なのではない(アーティファクトを使えばできるし、それは許されている)。火力のコストに緑マナがあることが問題である」(参考)。