リミテッド
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リミテッド/Limitedは、マジックのフォーマットの1つ。「限定戦」とも呼ばれる。
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解説
構築があらかじめ用意したカードから自由に選択してデッキを構築するのに対し、リミテッドは未開封のパックから出てきたカードと任意の枚数の基本土地カードのみを使ってその場でデッキを構築しゲームを行う。
自分が開封したパックのカードのみを使用する「シールド」、一定のルールに基づいてカードをやり取りして自分が使うカードを決定する「ブースター・ドラフト」「ロチェスター・ドラフト」が認定されている。
多人数戦のリミテッドのトーナメントは、双頭巨人戦のみが2005年10月1日から認定されている。認定されている形式はシールドのみである。
- なお基本土地でも基本氷雪土地は支給されない。ブースターパックの中に入っていなければ使えない。
- 認定大会での細かい規則は、マジック・イベント規定を参照のこと。
- これら以外にも、非公式フォーマットではあるが「ソロモン・ドラフト」や「ウィンストン・ドラフト」などが存在する。詳細は各々の項、およびドラフトを参照すること。
- 2013年現在のリミテッドでのプレミアイベントでは、まず予選をシールドで行い、成績上位者がブースター・ドラフトで決着をつける形式が多い。
リミテッドでの構築ルール
リミテッドは自らが使うカードを決定した後のデッキの構築ルールにも、構築フォーマットとは以下のような差異がある。
- デッキの最低枚数は40枚であり、上限はない。
- 1つのデッキに基本土地でない同じ英語名のカードは4枚までという制限(いわゆる4枚制限ルール)は無い。
- 禁止カード、制限カードは一切存在しない。ブロック構築に準じるエキスパンションのパックを用いる形でも、ブロック構築の禁止カードは使用可能である。
- 獲得したカードのうち、メインデッキに使われなかったカードは自動的にすべてサイドボードとなる。枚数も15枚である必要がない。必要であれば、サイドボードに基本土地を追加することができる。
- リミテッドのサイドボーディングはデッキの枚数が40枚以上という条件を満たしていれば制限はない。構築のサイドボーディングは2013年7月13日以前までは1対1の交換しかできなかったが、リミテッドではそれ以前から自由度の高いサイドボーディングが可能であった。
リミテッドで使用できるカード
リミテッドで使用できるカードは、基本土地を除いて、開封するブースターパックのカードセットに属するカードに限られる。ブースターパックに含まれている、そのブースターパックのカードセットに属さないカードは、そのカードを登録するプレイヤーが保持する。
- 例えば、ブースター・ドラフトでゼンディカーのブースターパックにSinkholeが入っていた場合、そのブースターパックを登録(開封)したプレイヤーが貰うことができる。しかし、それはゼンディカーのカードでないので、このブースター・ドラフトの間はデッキに入れることはできない。
- プレミアム・カードである基本土地は、そのブースターパックのカードセットに属するカードとして扱い。シールドではカードプールの中に組み込まれ、ドラフトでは除外されるのではなく、ドラフト対象となる。
ただし、このルールには以下の例外がある。
- ドラゴンの迷路のブースターパックに含まれている、ラヴニカへの回帰やギルド門侵犯の基本でない土地カード(ショックランド)は、ドラゴンの迷路のカードを用いるリミテッドで使用可能である。
- 運命再編のブースターパックに含まれている、タルキール覇王譚の基本でない土地カード(友好色フェッチランド)は、運命再編のカードを用いるリミテッドで使用可能である。
15枚未満のエラーパックや印刷ミス・初期傷のあるカードなど、トーナメントに不都合なパックやカードが手元に来てしまったときはジャッジに報告すること。
- もちろん1枚を隠し故意に交換などを行うのは重大な不正行為であり、「非紳士的行為 ─ イベント物品の窃盗」として処罰される。
- ニクスへの旅に低確率で存在するテーロス・ブロックの神カード全15種類が各1枚ずつ封入されているブースターパックは、リミテッドで使用できるカードの例外には定義されていない。トーナメントでは「不都合なパック」とみなされるので、ジャッジに報告しなければならない。(参考1/邦訳)
- なお、この場合は、「そのパックの全てのカードは開封したプレイヤーが保持し、新たなパックを受け取ってイベント続行」が推奨されるが、主催者やヘッド・ジャッジにより「交換は行わない、そのままイベント続行」という裁定を下すこともできる。(参考2)