破壊されない
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破壊されない/Indestructibleとは、ルールや効果によって破壊できないようにするパーマネントの属性。
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
トランプル、破壊不能
ダークスティールの巨像がいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりにダークスティールの巨像を公開し、それをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが緑であるかぎり、それは+1/+1の修整を受けるとともに破壊不能を持つ。(ダメージや「破壊する」効果では、それは破壊されない。それのタフネスが0以下である場合、それはオーナーの墓地に置かれる。)
エンチャントされているクリーチャーが白であるかぎり、それは+1/+1の修整を受けるとともに飛行を持つ。
解説
ルール
パーマネントが「破壊されない」という場合、破滅の刃/Doom Bladeなどのそのパーマネントを破壊する効果を無視し、「致死ダメージを負ったタフネスが1以上であるクリーチャーは破壊される」という状況起因処理も無視する。
- あくまでも破壊されることを無視するだけであり、戦場を離れないわけではない。生け贄に捧げることはできるし、タフネスが0以下であれば状況起因処理で墓地に置かれる。
- ダークスティールの巨像/Darksteel Colossusに10点のダメージを与えてからタフネスを1だけ減少させたとしても除去はできない。あくまでも「10点のダメージを負ったタフネスが10のクリーチャー」であるため。
- 破壊されないパーマネントに再生の盾を張ることはできるが、置換すべきイベントが発生しないので実際に再生することはない。
- 破壊されないクリーチャーに致死ダメージが与えられた場合、致死ダメージに関する状況起因処理についてチェックされなくなる。ただし、ダメージが取り除かれるわけではないため、その後に「破壊されない」という属性を失えば、次の状況起因処理のチェックが生じた時に破壊される。
- 「(このパーマネント)は破壊されない」という文章は能力であるが、「破壊されない」こと自体は能力でも特性でもない。パーマネントに関する単なる事実に過ぎない。
その他
「破壊されない」パーマネントの代表例はダークスティールの巨像/Darksteel Colossus。なお、ミラディン・ブロックの破壊されないパーマネントのカード名に多く使われている「ダークスティール/Darksteel」は、ミラディン世界に存在する、壊れることのない金属のこと。
ダークスティールのプレビュー記事では、「破壊されないのはアーティファクトだけ」とされており、実際ミラディン・ブロックではアーティファクト以外で破壊されないパーマネントは存在しなかったが、神河物語ではアーティファクトでない破壊されないクリーチャーが登場し、それ以後も、他のカード・タイプに「破壊されない」という属性を付加するカードが登場している。
破壊されないクリーチャーの対処法
以下には、特に「破壊されない」状態のクリーチャーを「破壊する」以外の方法で攻撃およびブロックへの参加を抑制することによる対処法の例を示す。
- 剣を鍬に/Swords to Plowsharesなどで追放する。
- 悪魔の布告/Diabolic Edictなどで生け贄に捧げさせる。
- タフネスを0以下にする。タフネスが0以下になったクリーチャーは状況起因処理によって墓地に置かれる。
- レジェンド・ルールを適用させる。同名の伝説のパーマネントが複数戦場に出ている場合、状況起因処理によってそれらは墓地に置かれる。
- 糾弾/Condemnなどでライブラリーに戻す。
- 平和な心/Pacifismなどで無力化する。
参考
引用:総合ルール 20231117.0