完全化記念碑/Monument to Perfection
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アーティファクト
(3),(T):あなたのライブラリーから基本か球層(Sphere)か神座(Locus)である土地カード1枚を探し、公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
(3):完全化記念碑は9/9のファイレクシアン(Phyrexian)・構築物(Construct)アーティファクト・クリーチャーになり、すべての能力を失い、破壊不能と毒性9を得る。あなたがコントロールしていて基本や球層や神座である土地の中に、9種類以上の名前がなければ起動できない。
WHISPERのテキストには誤りがあります。「あなたがコントロールしていて基本や球層や神座である土地の中に、9種類以上の名前がなければ起動できない。」は「あなたがコントロールしていて基本や球層や神座である異なる名前の土地が9つ以上なければ起動できない。」と読み替えてください。
土地に関する2つの起動型能力を持つアーティファクト。1つ目は基本土地・球層・神座を探す能力。2つ目はそれらの土地が9種類以上あれば破壊不能と毒性9を持つクリーチャーになる能力。
土地サーチによって毎ターン、ハンド・アドバンテージを稼ぐことが出来る。サーチ先の条件も比較的緩いため、定期的に起動出来ればマナスクリューの心配は消える。またある程度のデッキ圧縮にもなる。ネックになるのは起動コストがそれなりに重いことで、この能力を使うのか他の呪文を優先するのか取捨選択が必要なことも多いだろう。
クリーチャー化は、フィニッシャーも十分務まるサイズであることを考えればコストは破格の安さ。一方で前提条件のハードルはかなり高く、土地サーチをある程度使っても簡単に満たせる条件ではない。
リミテッドでは、マナスクリューを回避できるのはもちろん、増やした手札をルーターや手札コストとして利用できるのも嬉しいところ。デッキ枚数が少ないためデッキ圧縮としても60枚デッキより効果的。一方でクリーチャー化は余程意識してピックしなければ基本的に腐ることになる。
構築で使う場合もやはりマナスクリュー対策にはなるが、土地サーチが重いため使いにくい。クリーチャー化も活用したいところだが、登場時のスタンダードのカードプールは基本土地5種、球層9種。基本的に4色以上のデッキになるが、これによるサーチを前提に1枚挿しで種類をかさ増しするのであれば、より少ない色の組み合わせで組むことも可能。
- 日本語版カードには、「あなたがコントロールしていて基本や球層や神座である異なる名前の土地が9つ以上なければ起動できない。」などとすべきところを、「あなたがコントロールしていて基本や球層や神座である土地の中に、9種類以上の名前がなければ起動できない。」としてしまっている誤訳がある。オラクルは"there are nine or more lands with different names among ~"とあるので、異なる名前の土地の数を起動条件としている。複数の名前を持たせることで要求されるタイプの土地の中の名前が9種類以上になっていても、それらのパーマネントの数が9つ未満であれば起動できない。
- パーマネントが複数の名前を持つ手段には、ファイレクシア:完全なる統一時点でスパイ道具/Spy Kitが存在し、後のダスクモーン:戦慄の館にてパーマネントの分割カード(部屋)が登場した。これらとクリーチャー化や土地化や根の道の浄化師/Rootpath Purifierなどのタイプ変更効果を組み合わせると、条件を満たす土地の数よりその中の名前の数が多い状況が発生する。
- 同じくダスクモーン:戦慄の館には実際に名前の数を数えるテキストを持つ確実な階段/Promising Stairsが登場している。日本語版では共に「n種類以上の名前」と書かれているが、オラクルの表現は異なる。