巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider

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Vorinclex, Monstrous Raider / 巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス (4)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 法務官(Praetor)

トランプル、速攻
あなたがパーマネントやプレイヤーの上にカウンター1個以上を置くなら、代わりに、そのパーマネントやプレイヤーの上にそれぞれその2倍の個数のその各種類のカウンターを置く。
対戦相手がパーマネントやプレイヤーの上にカウンター1個以上を置くなら、代わりに、その対戦相手はそのパーマネントやプレイヤーの上にそれぞれその端数を切り捨てた半分の個数のその各種類のカウンターを置く。

6/6

予期せぬ再登場を果たしたヴォリンクレックス/Vorinclexあなたが置くカウンターは2倍に、対戦相手が置くカウンターは半分にする伝説のファイレクシアン法務官。過去の自分含む新ファイレクシア/New Phyrexia伝説の法務官同様、あなたと対戦相手に表裏一体なデザインの常在型能力になっている。

6マナ6/6速攻トランプルファッティとして単純に強力な上、常在型能力はスタンダードレベルではほぼ相手にとって不利益な働きを及ぼし戦場で強烈な存在感を放つ。特に英雄譚プレインズウォーカーを軸にした相手にとっては致命的で、ヴォリンクレックスを退かせる手段をそれらに頼っているデッキの場合、英雄の物語は始まらぬままそのパワーで撲殺される事となる。エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragonなどを否定しながらのビートダウン性は高く、そういったデッキで採用する場合は呼び出す手助けとなるギャレンブリグ城/Castle Garenbrigとの相性が良い。

また自分の英雄譚・PWをブーストさせる事もできるのも強力で、次に強力な大マイナス(奥義)忠誠度能力を持つPWを出すだけでゲームエンドが見える。このシナジーを利用し、出現の根本原理/Emergent Ultimatumからの提示択として選ばれる事になりスゥルタイ根本原理のパーツとしても活躍する。

ルール

  • 倍増の季節/Doubling Seasonと異なり、効果によるカウンター配置に限定していないため、コスト状況起因処理によるカウンター配置にも影響する。
  • 戦場のパーマントにカウンターが置かれるときだけでなく、カウンターが置かれた状態でパーマネントが戦場に出る際にも影響する(CR:122.6)。
    • ヴォリンクレックスが戦場に存在しなければ効果は適用されないため、ヴォリンクレックス自身やそれと同時に戦場に出る他のパーマネントにカウンターが置かれた状態で戦場に出るような効果があっても、そのカウンターが増減することはない。
  • 対戦相手が1個のカウンターが置こうとする場合、それは半分の切り捨てで0個になる。対戦相手が1個のカウンターを置くことをコストとして支払おうとした場合、それはカウンターを置いたことにはならないが、コストは支払ったものとして扱われる(CR:118.11)。
  • 他にカウンターを置くことを置換する置換効果がある場合、それらの適用順を決めるのはカウンターが置かれるプレイヤーかカウンターが置かれるパーマネントコントローラーである(CR:616.1)。
    • 例:あなたがヴォリンクレックスをコントロールし、対戦相手は議事会の導師/Conclave Mentorをコントロールしている状態で、対戦相手が自分のクリーチャーの上に2個の+1/+1カウンターを置こうとした。最終的に置かれるカウンターの数をヴォリンクレックス→議事会の導師の順に適用して2個にするか、議事会の導師→ヴォリンクレックスの順に適用して1個にするかは、カウンターが置かれるパーマネントのコントローラーである対戦相手が決定する。

プレインズウォーカーとの相互作用

  • プレインズウォーカーが戦場に出る際に置かれる忠誠カウンターも増減する。
  • 忠誠度能力のコストで置く忠誠カウンターも増減する。対戦相手のプレインズウォーカーがコストが[+1]の忠誠度能力を起動する場合、前述の通りカウンターは置かれないがコストは支払ったものとして能力を起動できる。

英雄譚との相互作用

  • あなたのコントロールの下で戦場に出る英雄譚は、伝承カウンターが2つ置かれた状態で戦場に出る。I章とII章の能力が両方とも誘発するため、あなたはそれらを好きな順番でスタックに置く。
  • あなたのメイン・フェイズの開始に際して置かれる伝承カウンターの数も倍になる。英雄譚が持つ章以上の伝承カウンターが置かれても、最終章の能力が2回誘発したりすることはない。
  • 対戦相手のコントロールする英雄譚は伝承カウンターが置かれることなく戦場に出るため、I章の能力も誘発することはない。メイン・フェイズに置かれる伝承カウンターも置かれなくなるため、ヴォリンクレックスが戦場を離れない限り対戦相手の英雄譚は機能しない状態となる。

マイナスに働く相互作用

  • 累加アップキープなどのような置かれるカウンターがデメリットとして働く能力に関しては基本的に対戦相手が得をし、(2倍にするのは強制であるため)自分が損をすることになる。
  • 対戦相手が使用する頑強不死などのような「カウンターが置かれていない場合に機能し、使用済みの判定基準としてカウンターが置かれる」類の能力が何度も使えてしまう。

関連カード

ストーリー

如何なる手段を用いてか、新ファイレクシア/New Phyrexiaからカルドハイム/Kaldheimへとやってきたヴォリンクレックス/Vorinclex次元/Plane間移動の際に有機組織を失い、金属と骨だけになったが、獣の肉を取り込んで再生した。

詳細はヴォリンクレックス/Vorinclexを参照。

参考

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