凶暴な見張り、ガーゴス/Gargos, Vicious Watcher
提供:MTG Wiki
伝説のクリーチャー — ハイドラ(Hydra)
警戒
あなたがハイドラ(Hydra)呪文を唱えるためのコストは(4)少なくなる。
あなたがコントロールしているクリーチャー1体が呪文の対象になるたび、あなたがコントロールしていないクリーチャー最大1体を対象とする。凶暴な見張り、ガーゴスはそれと格闘を行う。
トリプルシンボルとはいえ6マナ8/7警戒の良好な基本性能に加え、ハイドラ呪文のコストを4マナも軽減する能力を持つ伝説のハイドラ。さらに自軍のクリーチャーが呪文の対象になるたび対戦相手のクリーチャーと格闘を行える。
待望のハイドラの部族カードであり、多くのハイドラがマナ・コスト中のXに応じて性能が向上するタイプのカードなので、4マナもかさ増しできれば大きなリターンを望める。登場時スタンダードではハイドロイド混成体/Hydroid Krasisが有力な相棒になるか。ありったけのマナをつぎ込んでもよいし、最低ラインの(緑)(青)の支払いだけでも2点のライフ2枚の手札と4/4フライヤーを得る事ができる。
格闘能力の方は、呪文のコントローラーを問わず誘発するので自軍に強化呪文をかけつつブロッカーを排除してダメージをねじ込む使い方ができるし、対戦相手からの除去呪文に対しても誘発するためタダでは死なず1対2交換を狙いやすいある種の除去耐性としても機能する。大量のマナをつぎ込むことが多い関係上除去されると大きなテンポロスになるハイドラの欠点をある程度カバーできる能力と言える。また、能力は強制だが「最大1体」なので0体にして実質的に格闘しないのも適正である。PIG能力持ちを不用意に墓地送りにしないプレイングも覚えておいて損はない。
ルール
- コストを減少させる効果でXの部分のコストも減少させることができる。正確に言えば、指定したXの値に応じてコストが決定され、コストを減少させる効果はその全体からコストを減少させる。
- 例えば大食のハイドラ/Voracious Hydraを唱えようとするとき、Xの値を6と宣言するとコストは(6)(緑)(緑)となり、そこから(4)減少して実際に支払うべきコストは(2)(緑(緑)となる。
- 誘発型能力の誘発条件にすいては対象#対象になるたびも参照。
- 誘発条件は「呪文」の対象になることで、放浪者/The Wanderer等の起動型能力や牢獄領域/Prison Realm等の誘発型能力によるものでは誘発しない。
- オーラを呪文として唱える際は、キーワード能力のエンチャントにより対象を取るため、この能力は誘発する。帰寂からの帰還/Brought Backによるリアニメイトなど、唱えられずにオーラが戦場に出る場合、適切なオブジェクトについた状態で戦場に出るが対象は取らない(CR:303.4f)ため、この能力は誘発しない。オーラの項も参照。
- 狂気の一咬み/Rabid Bite等の一方的格闘を行う呪文の対象にした場合、スタックの関係でこのカード自身の格闘が先に解決される。例えば接死持ちに通常の格闘を当ててしまうと無駄死にとなるため、特にコンピューターゲームの操作では注意が必要。
関連カード
サイクル
基本セット2020の伝説の「象徴的クリーチャー」サイクル。いずれも単色のトリプルシンボルで、各色の象徴的クリーチャー・タイプを持つ。稀少度はレア。
- 天空の刃、セファラ/Sephara, Sky's Blade(天使)
- 全てを見通す者、アテムシス/Atemsis, All-Seeing(スフィンクス)
- 血の取引者、ヴィリス/Vilis, Broker of Blood(デーモン)
- 炎の大口、ドラクセス/Drakuseth, Maw of Flames(ドラゴン)
- 凶暴な見張り、ガーゴス/Gargos, Vicious Watcher(ハイドラ)