デュエル・マスターズ

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デュエル・マスターズ/Duel Mastersは、

  1. 月刊コロコロコミックおよび別冊コロコロコミックにて好評連載中の漫画。本項で記述。
  2. マジック:ザ・ギャザリングポータルを基に、タカラ(現タカラトミー)およびウィザーズ・オブ・ザ・コーストにより作られたトレーディングカードゲーム
1の漫画は途中から題材をマジックからこのカードゲームへと変更した(詳しくは下記参照)。
スタッフがマジックと一部重なっているため、マジックのメカニズムがこのカードゲームに取り入れられたり、その逆の現象も生じたりしている。
詳しくはWikipedia:ja:デュエル・マスターズを参照。

概要

主人公の小学生、切札勝舞(きりふだしょうぶ)がマジックを通して成長していく様子を描く漫画。しかし、途中からは「デュエル・マスターズ」というマジックのポータルを基にした新しいカードゲームの物語へと移行され、その販促漫画となっている。

テクニカルアドバイザーとしてNACこと中村聡を起用。現在は真木孝一郎に変更されている。

初期は作者自身がルールを理解していないと思われる場面が多くあり、さらにターンの進行などがとても分かりにくく、ツッコミどころ満載の漫画であった。だが、後半はゲームの様子が比較的分かるような描き方になってきたように思われる。特に、黄昏戦、邪藩戦は連載初期の汚名を返上するほどに人気が高かった。

  • 切り札的な呪文を唱えるとき、『○○、超動』と言う決め台詞が使われていた。
  • コロコロコミック本誌での特集記事と並行して、ルール解説に重点を置いたような部分もある。例えば勝舞が対三国戦で速攻に関するルールを忘れるという、マジック慣れしたプレイヤーには到底考えられないことをやっているが、これは読者に召喚酔いに関するルールを印象づけるため。
    • 連載初期では飛びかかるジャガー/Pouncing Jaguarが速攻を持っているかのように殴っていた(正確には上述のターン進行の不透明性と同一の問題で、召喚酔いのターンと返しの相手が土地を出すだけのターンを省略して描写している)ので、その辺の兼ね合いもあったのかもしれない。
  • 時折カードの読み仮名やカード名に誤りがある(「シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon」(シヴさんのドラゴン)の読みを「シヴやまのドラゴン」、「蓄積した知識/Accumulated Knowledge」を「蓄積された知識」、「こそこそするホムンクルス/Sneaky Homunculus」を「こそこそしたホムンクルス」と表記するなど)。
  • 単行本では一部の誤植が修正されている。
    • 例えば「Sliver Queen, Brood Mother」がコロコロ掲載分や初期の単行本までは「シルヴァークィーンブラッドマザー」になっていたが、後の版では「スリヴァークィーンブラッドマザー」に修正されている。しかし結局「ブラッド(Blood)」は間違えたままだった。正しくは「ブルード(Brood)」。
  • 初期に一度出た程度であるが、「真のデュエリスト」はカードを引くときその手が光り状況に応じたカードを引くことができる…というのが一部で有名である。
    • これにちなんで、実際のゲームでも今引きを連発する事を「右手が光る」というプレイヤーも少なくない。
  • カードプールが少しずつ変化している。一部特殊な対戦を除き、スタンダードに準拠しているものと思われる。
  • 2018年9月15日発売の「コロコロアニキ秋号」から、「もし切札勝舞がデュエル・マスターズを始めずにマジックを続けていたら」というイフ設定を描いたギャグ漫画の連載が開始。テクニカル・アドバイザーとして金子真実氏の協力を得て、現代のスタンダード環境を描いている。

主な登場人物

切札 勝舞(きりふだ しょうぶ)
主人公。伝説のデュエル・マスター、勝利(しょうり)の息子で、最初期はカニマシンガン地震/Earthquakeを入手後は赤緑ステロイドを好む一直線な少年。権威あるデュエリスト集団「白い騎士団」の冷徹さに反感を持ち、騎士団の本拠である神殿の最奥を目指す。スリヴァーデッキ(正確にはスリヴァー入りのウィニー寄りステロイド)使いだったが、1つのデッキに固執してもメタゲームの前には叶わない事を知り、スリヴァーデッキを封印する(これはテンペスト・ブロックスタンダード落ちしたためかもしれない)。
角古れく太(かどこ れくた)
勝舞の幼馴染。カードの知識に富んでいるが、実力はいま一つのようである。名前の由来はカードコレクターから。
NAC
中村聡をモデルに描かれたアジア最強のプレイヤー。命懸けのTCG(デュエル・マスターズ)で敗れズタボロで帰還し、それを連想させるマジックを辞すという挫折をするが、勝舞の情熱に触れ復帰。デュエルではスパイクの誓いを使用。よく「マジックではないカードゲームで惨敗して、マジックを辞めた」ということでネタにされる。
黒城凶死郎(こくじょう きょうしろう)
使い。初登場では黒赤緑サバイバル・デスだった。相手に屈辱を与えなぶり勝つ戦いを好む。勝舞とは二度決闘している。二戦目の時の使用デッキは黒単ビートダウンデッキのたうつウンパス/Thrashing Wumpusでギリギリまでお互いのライフを削った所でショック/Shockを撃ちこまれ、敗北するというある意味黒らしい負け方をしている。その際彼の言い放った言葉はスーサイドブラック愛好者の心境を代弁しているのかもしれない。
蛇美羅(じゃみら)
「毒蛇王」と呼ばれる、神殿でデュエル修行中の少年。神殿を訪れた勝舞に立ちはだかった最初の刺客。とはいっても噛ませ犬のような役割であった。使用するデッキはポイズンデッキ。作中では使用したカードが全く明らかになっていないが、恐らく毒カウンターで勝利するのだろう。勝舞と戦うまで一度も勝った事がなかったらしく、他の少年に「はったりだけでめちゃめちゃ弱い」と表現されていた。
神谷透(かみや とおる)
神殿でデュエル修行中の少年。。メタゲームの有効性を勝舞に肌で教える。初登場時は作画が酷かった。黄昏戦では勝舞の調整相手にもなり、プレイングをレクチャーした。
難波金太郎(なんば きんたろう)
「白い騎士団」のスカウト。青茶単デッキを操る。自分を下した勝舞の力を認め、騎士団に引き合わせる。が、敗北をとがめられ除名。勝舞と行動を共に。
白凰(はくおう)
「白い騎士団」の最高位者。不敗神話を誇る美少年。作中では勝舞との最終決戦が唐突にデュエル・マスターズで行われたため、ついにマジックの腕を披露することは無かった。
三国(みくに)
速攻の」三国。四天衆が季で、赤スライを使う。ポータル三国志をたしなみ、三国志の経験のない勝舞に突然カードを渡して「一時間でデッキを組め」という、かなり無茶な勝負を強要した。一度は勝舞に完勝するが、冷静さを取り戻した勝舞と再戦し敗れ、除名。
黄昏ミミ(たそがれ みみ)
四天衆が叔。空手と演技の達人。青緑を使用。ハイランダーをたしなむ。白鳳にあこがれ入団したが、自分が練習台としてしか見られていない事実に絶望し離反。ターボランド型のデッキを用いるが自然の類似/Natural Affinity断層/Fault Line友情コンボで敗北。
邪藩牛次郎(じゃぱん ぎゅうじろう)
四天衆が仲。ドロー・ゴーを扱う。ヴァンガード戦をたしなむ。実力は高いのだろうが、勝利のためなら手段を選ばない相当な卑怯者でもある。ウルザの激怒/Urza's Rageをめぐるカウンター合戦に負けて敗北。
愛善真(あいぜん まこと)
「白い騎士団四天衆」が伯。愛を重んじる赤使い。単行本のデッキ解説によるとスペッド・レッドだった模様。怒りに燃えると髪が逆立つ。四天衆の中で唯一勝舞と戦っていない。黒城に敗れて除名。

参考

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