変位エルドラージ/Eldrazi Displacer
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クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
欠色(このカードは無色である。)
(2)(◇):他のクリーチャー1体を対象とし、それを追放し、その後それをオーナーのコントロール下でタップ状態で戦場に戻す。((◇)は無色マナを表す。)
ちらつき/Flicker系の起動型能力を持つエルドラージ。マナがあれば何度でも使えること、タップ状態で戦場に戻すことが特徴的。
自分のクリーチャーを対象にする場合、単体除去や戦闘から逃げる、平和な心/Pacifism系の擬似除去オーラを剥がす、CIP能力を使い回すなどの用途が考えられる。特にCIP持ちとの組み合わせはマナがある限り誘発させられるため、CIP能力の内容によっては多大なアドバンテージを稼げ、後述のように無限ループを組むことさえできる。スタンダードに目を向けた場合、隣接するタルキール覇王譚ブロックの変異や予示で出した裏向きクリーチャーを表向きにするコストを踏み倒すこともできる。
対戦相手のクリーチャーに使う場合、最低でも擬似タッパーとして機能する。またトークンを消す、オーラや装備品を剥がす、+1/+1カウンターによる強化をリセットするなどの使い道もある。
このように広く応用が利く能力に加え、3/3と良好なマナレシオまで備えているが、自身が除去耐性を持たないことには注意が必要。
モダンではCIP能力持ちとセットで白青エルドラージで採用される。
リミテッドではタッパーとしての働きに加えて、十分なマナがあればコンバット・トリックも無駄打ちさせることができるので、除去されなければ1体で勝負を決めてしまうエンドカード。ゲートウォッチの誓いの白にはアンコモン以下だけでも探検の猛禽/Expedition Raptor、反射魔道士/Reflector Mage、救援隊長/Relief Captain、復興の壁/Wall of Resurgenceといった187クリーチャーがいるため、これらを使い回すギミックも十分狙える。
- 戦乱のゼンディカー・ブロックで唯一の白マナ・シンボルを持つ欠色カード。
- 末裔トークンを3体出せる血統の観察者/Brood Monitorと組むと無限に血統の観察者を出し入れできる。あとはズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroatや前哨地の包囲/Outpost Siege(龍)があれば勝利。