綿密な分析/Deep Analysis
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Deep Analysis / 綿密な分析 (3)(青)
ソーサリー
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、カードを2枚引く。
フラッシュバック ― (1)(青),3点のライフを支払う。(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
フラッシュバック付きドロー呪文。後世に登場した類似効果の空民の助言/Counsel of the Soratamiと比べると、フラッシュバックが付いた代わりに1マナ重い。
サイカトグでは、嘘か真か/Fact or Fictionが健在であった時期にもかかわらず採用されていたが、これはミラーマッチを想定しての調整の結果。スタンダード期はマッドネスやクワイエット・ロアー、パニッシャー・ホワイト、サイカトグで使用された。またエクステンデッドやエターナルでも様々なデッキの、特にサイドボードに採用されている。
それだけパーミッションデッキに対して有効性が高かった、ということ。メイン・フェイズにマナを使うことになるとはいえ、打ち消されても打ち消されなくてもどちらでもカード・アドバンテージが発生するという得っぷりだからである(中略/Syncopateは除く)。
- 両方とも打ち消されなかった場合
- 相手±0、自分+3で3枚分のアドバンテージ。
- 片方だけ打ち消された場合
- 相手−1、自分+1で2枚分のアドバンテージ。
- 両方打ち消された場合
- 相手−2、自分−1で1枚分のアドバンテージ。
フラッシュバックで使えるドローという点だけ見ても便利であり、直観/Intuitionや物静かな思索/Quiet Speculation、発掘などで直接墓地に落としてから唱えられることもしばしば。フラッシュバックの方が2マナ軽いため、フラッシュバック専門で採用されることまである。
- トーメント版のイラストで、セファリッドたちに綿密に分析されているのはマスティコア/Masticoreである。
- トーメント版のフレイバー・テキストはダブルミーニング。文字通りに読めば「この標本は壊れて動かないようだ」という意味だが、「壊れている」「broken」はどちらも異常に強いカードのことを表すスラングであり、「マスティコアは異常に強いね」という意味にも読めるようになっている。
- また、綿密な分析の結果わかったことが「壊れてる」ということだけ、という皮肉も同時に含まれている。
これって、壊れてる。
The specimen seems to be broken.
- この秀逸なフレイバー・テキストを書いたのは、当時はまだクリエイティブ・チームの新人であったDoug Beyerである。
- 2007年2月のフライデー・ナイト・マジックの賞品として、これのプロモーション・カードが配布された。
- アジャニvsニコル・ボーラスにJesper Ejsingによる新規イラストで再録された。稀少度はアンコモンに昇格している。イラストにはニコル・ボーラス/Nicol Bolasが描かれている。
関連カード
サイクル
トーメントの、(1)(M)と3点のライフを支払うフラッシュバック・コストを持つ呪文のサイクル。
- ほとばしる魂/Spirit Flare
- 綿密な分析/Deep Analysis
- ひどい憔悴/Crippling Fatigue
- 抵抗の誇示/Flash of Defiance
- ドングリの収穫/Acorn Harvest
参考
- Ask Wizards - February, 2002 (WotC、英語)
- カード個別評価:トーメント - コモン
- カード個別評価:エターナルマスターズ - コモン
- カード個別評価:Vintage Masters - コモン