Yet Another Aether Vortex

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[[ライブラリーの一番上]]の[[パーマネント・カード]]が[[戦場]]に出ていることになり、全体への[[速攻]]まで付く。非常に強力な[[効果]]だが、[[対戦相手]]も恩恵を受けるため出した後はのんびりしていられない。
 
[[ライブラリーの一番上]]の[[パーマネント・カード]]が[[戦場]]に出ていることになり、全体への[[速攻]]まで付く。非常に強力な[[効果]]だが、[[対戦相手]]も恩恵を受けるため出した後はのんびりしていられない。
  
これを活用するには、[[デッキ]]に「出せさえすれば大幅に有利になる」カードを入れておき、[[渦まく知識/Brainstorm]]や[[俗世の教示者/Worldly Tutor]]などの[[ライブラリー操作]]カードで支援することになるだろう。またライブラリーの一番上を継続的に操作できるカードと[[シナジー]]をなすようにするのも強力で、参考リンクではこのカードに[[霊安室/Mortuary]]と[[髪張りの琴/Hair-Strung Koto]]を加えた[[無限コンボ]]が示されている(ただしもっと単純に、例えば霊安室と[[モグの狂信者/Mogg Fanatic]]でも[[無限ダメージ]]である)。能動的に繰り返しライブラリーの一番上にカードを置ける[[罪の償い/Penance]]や[[逢魔が辻/Haunted Crossroads]]と組むのもよいだろう。
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これを活用するには、[[デッキ]]に「出せさえすれば大幅に有利になる」カードを入れておき、[[渦まく知識/Brainstorm]]や[[俗世の教示者/Worldly Tutor]]などの[[ライブラリー操作]]カードで支援することになるだろう。またライブラリーの一番上を継続的に操作できるカードと[[シナジー]]をなすようにするのも強力で、後述のリンクのページではこのカードに[[霊安室/Mortuary]]と[[髪張りの琴/Hair-Strung Koto]]を加えた[[無限コンボ]]が示されている(ただしもっと単純に、例えば霊安室と[[モグの狂信者/Mogg Fanatic]]でも[[無限ダメージ]]である)。能動的に繰り返しライブラリーの一番上にカードを置ける[[罪の償い/Penance]]や[[逢魔が辻/Haunted Crossroads]]と組むのもよいだろう。
  
*このカードは流石に「[[黒枠]]でボツになったから[[銀枠]]で出した」というものではなかったとのこと(→[http://archive.wizards.com/Magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/daily/mr151 参考記事(英語)])。
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*書いてあること自体はそんなに長くないのだが、ルールは後述の通りなかなかややこしい。なお、あくまで最初から銀枠向けとして作ったものであり、流石に「[[黒枠]]でボツになったから[[銀枠]]で出した」というものではなかったとのこと(→[http://archive.wizards.com/Magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/daily/mr151 参考記事(英語)])。
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**ただ上述の通り、これが黒枠で実現していればコンボパーツとして使われていたかもしれない。
 
*英語の[[フレイバー・テキスト]]は、"Fla'''vortex'''t"という単語の中に"vortex"が含まれているというもの。日本語の準公式訳を当てるのは難しかったであろう。
 
*英語の[[フレイバー・テキスト]]は、"Fla'''vortex'''t"という単語の中に"vortex"が含まれているというもの。日本語の準公式訳を当てるのは難しかったであろう。
 
{{フレイバーテキスト|It puts the "vortex" in "flavortext."}}
 
{{フレイバーテキスト|It puts the "vortex" in "flavortext."}}
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==ルール==
 
==ルール==
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[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mg149 さらにもうひとつのアンヒンジドのプレビュー 未来予知? うんにゃ、 現在予知さ。](Wizards社;英語)による。
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*[[ライブラリーの一番上]]のカードは、戦場に出ているものとして扱われるが、「[[戦場に出る]]」もしくは「[[唱える]]」手順は経ていない。[[CIP]][[能力]]は[[誘発]]しない。[[タップイン]]、「[[戦場に出る]]に際し~」「n個の[[カウンター (目印)|カウンター]]が乗った状態で戦場に出る」といった[[能力]]群も同様に機能しない。
 
*[[ライブラリーの一番上]]のカードは、戦場に出ているものとして扱われるが、「[[戦場に出る]]」もしくは「[[唱える]]」手順は経ていない。[[CIP]][[能力]]は[[誘発]]しない。[[タップイン]]、「[[戦場に出る]]に際し~」「n個の[[カウンター (目印)|カウンター]]が乗った状態で戦場に出る」といった[[能力]]群も同様に機能しない。
 
**ライブラリーの一番上に直接カードを置いた場合([[吸血の教示者/Vampiric Tutor]]や[[回収/Reclaim]]など)でも、やはり戦場に出ることに対する能力は無視される。
 
**ライブラリーの一番上に直接カードを置いた場合([[吸血の教示者/Vampiric Tutor]]や[[回収/Reclaim]]など)でも、やはり戦場に出ることに対する能力は無視される。
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**[[Illusions of Grandeur]]や[[極悪な死/Nefarious Lich]]をデッキに入れているときに相手にYet Another AEther Vortexを出されると即[[敗北]]もありうる。
 
**[[Illusions of Grandeur]]や[[極悪な死/Nefarious Lich]]をデッキに入れているときに相手にYet Another AEther Vortexを出されると即[[敗北]]もありうる。
 
**戦場に出るときにデメリット、戦場を離れるときにメリットをもたらすカードとの相性は非常に良好。[[寄生牙のマンタ/Wormfang Manta]]など。
 
**戦場に出るときにデメリット、戦場を離れるときにメリットをもたらすカードとの相性は非常に良好。[[寄生牙のマンタ/Wormfang Manta]]など。
*ライブラリーの一番上のカードを直接戦場に出す効果(例えば[[野生の呼び声/Call of the Wild]]や[[ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya]]など)との併用時の処理は詳しく規定されていない。戦場(として扱っている領域)から戦場に移動した、ということであるため、「移動しなかったように扱う」か「改めて戦場に出たものとして扱う」か、どちらかの解釈となるだろう。
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**前者なら、CIP能力などが誘発しないことを悪用する、[[スタイフルノート]]のような運用ができる。後者なら、改めて戦場に出ることで[[位相]]などがリセットされることを悪用できる。例えばこれとムル・ダヤの巫女がある状態ならば、1枚の[[土地]]の[[マナ能力]]を、ライブラリーの一番上で1回、[[プレイ]]して戦場でもう1回、合計2回[[起動]]できる。
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上記の記事で明確に述べられていない問題として、ライブラリーの一番上のカードを直接戦場に出す効果(例えば[[野生の呼び声/Call of the Wild]]や[[ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya]]など)との併用時の処理が挙げられる。戦場(として扱っている領域)から戦場に移動した、ということであるため、「移動しなかったように扱う」か「改めて戦場に出たものとして扱う」か、どちらかの解釈となるだろう。
**このようなことになるのは、通常のルールでは、一つのカードが二つの領域に同時に存在することを想定していないためであろう。
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*前者なら、CIP能力などが誘発しないことを悪用する、[[スタイフルノート]]のような運用ができる。後者なら、改めて戦場に出ることで[[位相]]などがリセットされることを悪用できる。例えばこれとムル・ダヤの巫女がある状態ならば、1枚の[[土地]]の[[マナ能力]]を、ライブラリーの一番上で1回、[[プレイ]]して戦場でもう1回、合計2回[[起動]]できる。
***[[未来予知/Future Sight]]などでライブラリーの一番上から唱えた際には、あくまでライブラリーの一番上から直接[[スタック]]へ移動するというだけなので、このような奇妙な挙動にはならない。
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*このような問題が発生するのは、[[黒枠]]ではありえない「一つのカードが二つの[[領域]](戦場とライブラリー)に同時に存在する」ということが起きているためともいえる。([[未来予知/Future Sight]]の場合は、ライブラリーの一番上から唱える=ライブラリーの一番上から直接[[スタック]]へ移動することを許すだけなので問題にはならない。)
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mg149 さらにもうひとつのアンヒンジドのプレビュー 未来予知? うんにゃ、 現在予知さ。](Wizards社;英語)
 
 
*[[カード個別評価:アンヒンジド]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:アンヒンジド]] - [[レア]]

2015年7月12日 (日) 22:41時点における版


Yet Another AEther Vortex (3)(赤)(赤)
エンチャント

すべてのクリーチャーは速攻を持つ。
プレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを公開した状態でゲームをプレイする。
いずれかのライブラリーの一番上にあるインスタントでもソーサリーでもないカードは、そのライブラリーにあるのに加えてオーナーのコントロール下で戦場に出ている。


未来予知/Future Sightアンヒンジド風味にくなったらこうなってしまった。

ライブラリーの一番上パーマネント・カード戦場に出ていることになり、全体への速攻まで付く。非常に強力な効果だが、対戦相手も恩恵を受けるため出した後はのんびりしていられない。

これを活用するには、デッキに「出せさえすれば大幅に有利になる」カードを入れておき、渦まく知識/Brainstorm俗世の教示者/Worldly Tutorなどのライブラリー操作カードで支援することになるだろう。またライブラリーの一番上を継続的に操作できるカードとシナジーをなすようにするのも強力で、後述のリンクのページではこのカードに霊安室/Mortuary髪張りの琴/Hair-Strung Kotoを加えた無限コンボが示されている(ただしもっと単純に、例えば霊安室とモグの狂信者/Mogg Fanaticでも無限ダメージである)。能動的に繰り返しライブラリーの一番上にカードを置ける罪の償い/Penance逢魔が辻/Haunted Crossroadsと組むのもよいだろう。

  • 書いてあること自体はそんなに長くないのだが、ルールは後述の通りなかなかややこしい。なお、あくまで最初から銀枠向けとして作ったものであり、流石に「黒枠でボツになったから銀枠で出した」というものではなかったとのこと(→参考記事(英語))。
    • ただ上述の通り、これが黒枠で実現していればコンボパーツとして使われていたかもしれない。
  • 英語のフレイバー・テキストは、"Flavortext"という単語の中に"vortex"が含まれているというもの。日本語の準公式訳を当てるのは難しかったであろう。
It puts the "vortex" in "flavortext."
こいつは"フレイバー・テキスト"に"トイレ"とか"ステキ"を放り込む。

ルール

さらにもうひとつのアンヒンジドのプレビュー 未来予知? うんにゃ、 現在予知さ。(Wizards社;英語)による。

上記の記事で明確に述べられていない問題として、ライブラリーの一番上のカードを直接戦場に出す効果(例えば野生の呼び声/Call of the Wildムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Dayaなど)との併用時の処理が挙げられる。戦場(として扱っている領域)から戦場に移動した、ということであるため、「移動しなかったように扱う」か「改めて戦場に出たものとして扱う」か、どちらかの解釈となるだろう。

  • 前者なら、CIP能力などが誘発しないことを悪用する、スタイフルノートのような運用ができる。後者なら、改めて戦場に出ることで位相などがリセットされることを悪用できる。例えばこれとムル・ダヤの巫女がある状態ならば、1枚の土地マナ能力を、ライブラリーの一番上で1回、プレイして戦場でもう1回、合計2回起動できる。
  • このような問題が発生するのは、黒枠ではありえない「一つのカードが二つの領域(戦場とライブラリー)に同時に存在する」ということが起きているためともいえる。(未来予知/Future Sightの場合は、ライブラリーの一番上から唱える=ライブラリーの一番上から直接スタックへ移動することを許すだけなので問題にはならない。)

参考

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