Time Walk

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{{#card:Time Walk}}
 
{{#card:Time Walk}}
  
[[パワー9]]の1枚。「骸骨から人までの流れ」の{{Gatherer|id=728}}が描かれた[[カード]]で、たったの2[[マナ]]で追加の[[ターン]]が得られる。
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[[パワー9]]の1枚。たったの2[[マナ]]で追加の[[ターン]]を得られる[[ソーサリー]]
  
 
シンプルな[[効果]]でありながら非常に多くの利用法があり、またこの[[軽い|軽さ]]によってそれらの有効性が格段に増している。
 
シンプルな[[効果]]でありながら非常に多くの利用法があり、またこの[[軽い|軽さ]]によってそれらの有効性が格段に増している。
  
[[Ancestral Recall]]と比べ「爆発力で劣るが総合力で勝る」といった評価も見られる。新たに得たターンの[[引く|ドロー]]を考えれば事実上の[[キャントリップ]]でもあり、[[カード・アドバンテージ]]を失わないのも嬉しい。
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同じパワー9の[[Ancestral Recall]]と比べ「爆発力で劣るが総合力で勝る」といった評価も見られる。新たに得たターンの[[引く|ドロー]]を考えれば事実上の[[キャントリップ]]でもあり、[[カード・アドバンテージ]]を失わないのも嬉しい。
  
 
1994年1月25日より、[[Type1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]に指定される。[[Type1.5]]では制定当初から[[禁止カード]]で、2004年9月20日よりType1.5から移行した[[レガシー]]でも続けて禁止カードに指定されている。
 
1994年1月25日より、[[Type1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]に指定される。[[Type1.5]]では制定当初から[[禁止カード]]で、2004年9月20日よりType1.5から移行した[[レガシー]]でも続けて禁止カードに指定されている。
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*[[テンポ]]を失わず[[土地]]を伸ばすことができる。
 
*[[テンポ]]を失わず[[土地]]を伸ばすことができる。
 
*ターン中まずこれを[[通し]]ておけば、その後[[フルタップ]]による危険性を排除した上で、好きに[[呪文]]を使える。
 
*ターン中まずこれを[[通し]]ておけば、その後[[フルタップ]]による危険性を排除した上で、好きに[[呪文]]を使える。
*毎ターン回収する[[コンボ]]で[[無限ターン]]。→[[繰り返す悪夢/Recurring Nightmare]]、[[エターナルオース]]
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*毎ターン回収する[[コンボ]]で[[無限ターン]](→[[繰り返す悪夢/Recurring Nightmare]]、[[エターナルオース]])。
 
*[[連続突撃/Relentless Assault]]。[[クリーチャー]]以外の[[タップ能力]]を持つ[[パーマネント]]も連続で突撃できる。
 
*[[連続突撃/Relentless Assault]]。[[クリーチャー]]以外の[[タップ能力]]を持つ[[パーマネント]]も連続で突撃できる。
  
==その他==
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==開発秘話==
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パワー9の一角だけあって、[[アルファ]]のテストプレイ段階での数多くの逸話がある。
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*ターンを得る効果は「Your opponent loses next turn(あなたの[[対戦相手]]は次のターンを失う)」と書かれていた時期があった。このテキストが「あなたの対戦相手は次のターンに[[敗北]]する」と誤読されたため、文面が変更されることとなった。<ref name="feature_238b">[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/238b The Creation of Magic: The Gathering]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/014258/ マジック:ザ・ギャザリングのはじまり] ([[Daily MTG]])</ref><ref name="mm_190">[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/190 Avacyn City, Part 1]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/003168/ アヴァシンの街、その1] ([[Daily MTG]])</ref>
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*[[赤]]にも同じ[[点数で見たマナ・コスト]]で同様の効果の「Starburst」という[[カード]]が作られていた<ref name="feature_238b" /><ref name="arcana_308">[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/308 Alpha Playtest Cards: More!] ([[Daily MTG]]、英語)</ref>。
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*プレイテスト時のカードを見る限り、一時期、[[島]]を1つ失うペナルティが設けられていたようである<ref name="arcana_308" />。
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*テストプレイのガンマ段階では、Ancestral Recallとともに[[コモン]]に設定されていた。強すぎた青を弱体化させるため、異様な[[カードパワー]]を持つこれら2枚はレアに変更された。<ref name="feature_238b" />
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==イラスト==
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[[アルファ]]から[[アンリミテッド]]までの{{Gatherer|id=728|イラスト}}には、3体の肉付きの骸骨が描かれている。様々な想像をかきたてる不思議な構図となっており、[[アーティスト]]の[[Amy Weber]]を代表するイラストの1つとして挙げられる。
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*アルファ版の骸骨3体は、[[時のらせん]]で登場した[[永劫での歩み/Walk the Aeons]]の{{Gatherer|id=110517|イラスト}}にも出演している<ref>[http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/1208 Card of the Day 2008/12/15] ([[Daily MTG]]、英語)</ref>。
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[[ヴィンテージ選手権11]]では、優勝者[[Mark Hornung]]に新規描き下ろしイラストのTime Walkの額が贈られた<ref>[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day1#20 2011 U.S. National Championship - Day 1 Blog] ([[Daily MTG]]、英語)</ref>([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1386 イラスト])。このイラストは[[Magic Online]]の[[キューブドラフト]]や[[Vintage Masters]]でも採用されている。
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==関連カード==
 
*後にいくつか修正版が作られている。まず[[点数で見たマナ・コスト]]こそ同じだが[[敗北条件|敗北]]のデメリットがついた[[最後の賭け/Final Fortune]]が作られ、その後[[マナ・コスト]]を修正した[[時間のねじれ/Time Warp]]が作られた。これ以降の追加ターンを得るカードは、時間のねじれを元にして作られている。亜種も[[時間のねじれ/Time Warp]]を参照。
 
*後にいくつか修正版が作られている。まず[[点数で見たマナ・コスト]]こそ同じだが[[敗北条件|敗北]]のデメリットがついた[[最後の賭け/Final Fortune]]が作られ、その後[[マナ・コスト]]を修正した[[時間のねじれ/Time Warp]]が作られた。これ以降の追加ターンを得るカードは、時間のねじれを元にして作られている。亜種も[[時間のねじれ/Time Warp]]を参照。
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*[[Extra Pulled]]のジョークカードで、効果だけはこれを上回るカード「Time Walk Variant #23」が存在する。ただし[[追加コスト]]が非常に厳しい。(→[http://www.magiclibrarities.net/rarities-duelist-fantasy-extra-pulled-1.html Magic Rarities(ページ上段中央)])
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*[[アングルード2]]で[[Time Walk on the Wild Side]]というパロディカードが予定されていたが、アングルード2自体が没になった<ref name="mm_260">[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/260 Un-Seen]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/023320/ アンの視点] ([[Daily MTG]])</ref>。
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==その他==
 
*このカードと[[Ancestral Recall]]、[[Timetwister]]の3枚を[[ビッグ・ブルー#ビッグ・ブルー(Big Blue)(俗称)|ビッグ・ブルー]]と呼んだ。ただこの通称は、同名の[[デッキ]]ができてからはあまり使われていない。
 
*このカードと[[Ancestral Recall]]、[[Timetwister]]の3枚を[[ビッグ・ブルー#ビッグ・ブルー(Big Blue)(俗称)|ビッグ・ブルー]]と呼んだ。ただこの通称は、同名の[[デッキ]]ができてからはあまり使われていない。
 
*その昔、カナダでカードの偽造団が逮捕されたことがあるが、彼らの偽造したカードのうち最も多く製造されたのがこのカードだった。
 
*その昔、カナダでカードの偽造団が逮捕されたことがあるが、彼らの偽造したカードのうち最も多く製造されたのがこのカードだった。
*開発当初は、[[コモン]]カードとしてリリースされようとしていた。とんでもない話である。
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*最古のカードの1つでありながら、初版の[[ルール文章]]と現在の[[オラクル]]が全く同じという数少ないカードである。
*最古のカードの1つでありながら、印刷されている[[テキスト]]と現在の[[オラクル]]が全く同じという数少ないカードである。
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*テストプレイの段階では「Your opponent loses next turn(あなたの[[対戦相手]]は次のターンを失う)」というテキストだったが、これが「あなたの対戦相手は次のターンに[[敗北]]する」と誤読されたため、文面が変更されたという([http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/003168/ 参考])。
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==脚注==
*[[Extra Pulled]]のジョークカードで、[[効果]]だけはこれを上回るカードが存在する。ただし[[追加コスト]]が非常に厳しい。→[http://www.magiclibrarities.net/rarities-duelist-fantasy-extra-pulled-1.html (ページ上段中央)]
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<references />
*[[アングルード]]でもパロディカードを開発していたが没になった。→[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/023320/ アンの視点]
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**ここの内容で、「Time Walk/時間渡り」という和訳が設けられている。またこちらのイラストにも例の三人が浮かんでいる。
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*[[ヴィンテージ選手権11]]では、優勝者[[Mark Hornung]]に新規描き下ろしイラストのTime Walkの額が贈られた(→[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day1 参考])。
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==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1386 壁紙 (Magic Online Holiday Cube)]([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/ Daily MTG])
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*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1386 壁紙 (Magic Online Holiday Cube)] ([[Daily MTG]])
 
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
 
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
 
*[[カード個別評価:アンリミテッド]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:アンリミテッド]] - [[レア]]
 
[[Category:リミテッド・エディションの再録禁止カード]]
 
[[Category:リミテッド・エディションの再録禁止カード]]
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__NOTOC__

2013年12月17日 (火) 01:49時点における版


Time Walk (1)(青)
ソーサリー

あなたは、このターンに続いて追加の1ターンを行う。


パワー9の1枚。たったの2マナで追加のターンを得られるソーサリー

シンプルな効果でありながら非常に多くの利用法があり、またこの軽さによってそれらの有効性が格段に増している。

同じパワー9のAncestral Recallと比べ「爆発力で劣るが総合力で勝る」といった評価も見られる。新たに得たターンのドローを考えれば事実上のキャントリップでもあり、カード・アドバンテージを失わないのも嬉しい。

1994年1月25日より、Type1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定される。Type1.5では制定当初から禁止カードで、2004年9月20日よりType1.5から移行したレガシーでも続けて禁止カードに指定されている。

利用

開発秘話

パワー9の一角だけあって、アルファのテストプレイ段階での数多くの逸話がある。

  • ターンを得る効果は「Your opponent loses next turn(あなたの対戦相手は次のターンを失う)」と書かれていた時期があった。このテキストが「あなたの対戦相手は次のターンに敗北する」と誤読されたため、文面が変更されることとなった。[1][2]
  • にも同じ点数で見たマナ・コストで同様の効果の「Starburst」というカードが作られていた[1][3]
  • プレイテスト時のカードを見る限り、一時期、を1つ失うペナルティが設けられていたようである[3]
  • テストプレイのガンマ段階では、Ancestral Recallとともにコモンに設定されていた。強すぎた青を弱体化させるため、異様なカードパワーを持つこれら2枚はレアに変更された。[1]

イラスト

アルファからアンリミテッドまでのイラストには、3体の肉付きの骸骨が描かれている。様々な想像をかきたてる不思議な構図となっており、アーティストAmy Weberを代表するイラストの1つとして挙げられる。

ヴィンテージ選手権11では、優勝者Mark Hornungに新規描き下ろしイラストのTime Walkの額が贈られた[5]イラスト)。このイラストはMagic OnlineキューブドラフトVintage Mastersでも採用されている。

関連カード

その他

  • このカードとAncestral RecallTimetwisterの3枚をビッグ・ブルーと呼んだ。ただこの通称は、同名のデッキができてからはあまり使われていない。
  • その昔、カナダでカードの偽造団が逮捕されたことがあるが、彼らの偽造したカードのうち最も多く製造されたのがこのカードだった。
  • 最古のカードの1つでありながら、初版のルール文章と現在のオラクルが全く同じという数少ないカードである。

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 The Creation of Magic: The Gathering/マジック:ザ・ギャザリングのはじまりDaily MTG
  2. Avacyn City, Part 1/アヴァシンの街、その1Daily MTG
  3. 3.0 3.1 Alpha Playtest Cards: More!Daily MTG、英語)
  4. Card of the Day 2008/12/15Daily MTG、英語)
  5. 2011 U.S. National Championship - Day 1 BlogDaily MTG、英語)
  6. Un-Seen/アンの視点Daily MTG

参考

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