麻痺カウンター

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[[色の役割]]の上では、主に[[青]]に割り当てられた[[メカニズム]]である<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/694590993180377088/where-are-stun-counters-on-the-color-pie-are-they Where are stun counters on the color pie? Are they…](Blogatog 2022年9月5日)</ref>。
 
[[色の役割]]の上では、主に[[青]]に割り当てられた[[メカニズム]]である<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/694590993180377088/where-are-stun-counters-on-the-color-pie-are-they Where are stun counters on the color pie? Are they…](Blogatog 2022年9月5日)</ref>。
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麻痺カウンターを参照するカードとして、麻痺カウンターが置かれたクリーチャーを[[ライブラリー]]に切り混ぜる[[フラッドピットの溺れさせ/Floodpits Drowner]]、対戦相手のコントロールするパーマネントの上の麻痺カウンターを取り除かせなくする[[金縛りの恐怖/Fear of Sleep Paralysis]]が存在する。
  
 
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2024年9月26日 (木) 10:54時点における版

麻痺カウンター/Stun Counterは専用のルールを持つカウンターの一つ。


Freeze in Place / 氷結往生 (1)(青)
ソーサリー

対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それをタップし、それの上に麻痺(stun)カウンター3個を置く。占術2を行う。(麻痺カウンターが置かれているパーマネントがアンタップ状態になるなら、代わりにそれの上から麻痺カウンター1個を取り除く。)


目次

定義

麻痺カウンターは置かれているパーマネントアンタップを阻害する置換効果を生成する。その内容は以下の通りである。

  • 麻痺カウンターが置かれているパーマネントがアンタップ状態になるなら、代わりに、その上から麻痺カウンター1個を取り除く

解説

パーマネントにアンタップ制限をかけるカウンター。団結のドミナリアから導入され、登場時点で常盤木に設定されている[1]

色の役割の上では、主にに割り当てられたメカニズムである[2]

麻痺カウンターを参照するカードとして、麻痺カウンターが置かれたクリーチャーをライブラリーに切り混ぜるフラッドピットの溺れさせ/Floodpits Drowner、対戦相手のコントロールするパーマネントの上の麻痺カウンターを取り除かせなくする金縛りの恐怖/Fear of Sleep Paralysisが存在する。

変遷

団結のドミナリア時点ではコストに青を含む効果にのみ存在し、置く相手もクリーチャーに限られていた。
兄弟戦争ではアーティファクトにも置くことができる不本意な冷却時間/Involuntary Cooldownが登場した。
指輪物語:中つ国の伝承では土地でないパーマネント全般に麻痺カウンターを置くことができる水中の監視者/The Watcher in the Waterが登場した。
エルドレインの森では純粋な単色で麻痺カウンターを置ける孤高の聖域/Solitary Sanctuaryが登場した。

既存のアンタップ制限との比較

時間稼ぎ/Stall for Timeのようなタップして1個だけ麻痺カウンターを置く能力は、霜のブレス/Frost Breathのような単発型のアンタップ制限とほぼ同じ働きをするが、厳密には以下のような相違点がある。

長所
  1. アンタップ・ステップ以外のアンタップも阻害できる。
  2. 増殖などのカウンターを増やす効果や、重ねがけで効果時間を延長できる。
短所
  1. カウンターを取り除く効果で効果時間を減少させられる。
  2. 改善など、カウンターを参照・利用する能力を助けてしまうことがある。

ルール

  • パーマネント1個に複数の麻痺カウンターが置かれていたとしても、一度のアンタップ置換でそれから取り除かれる麻痺カウンターは1個のみである。
  • タップ状態のパーマネントのみがアンタップできる(CR:701.21b)。すなわち、アンタップ状態のパーマネントがアンタップ・ステップを迎えたり、アンタップさせる効果を受けたりしても麻痺カウンターは取り除かれない。
  • 麻痺カウンターは、それを生成した効果から独立して存在する。パーマネントの上に麻痺カウンターがないなら、それは通常通りアンタップする。
  • 麻痺カウンターはパーマネントに能力を与えているわけではない。キーワード・カウンターとは異なるので注意。
  • 麻痺カウンターが置かれたパーマネントを、アンタップを含むコストアンタップ・シンボル光素の泉/Halo Fountainの1番目の能力など)の支払いに充ててもよい。その場合、アンタップは置換されるがコストは支払われた扱いとなる。
    • ただし、光素の泉の2番目以降の能力のような「パーマネント複数個のアンタップ」をコストに持つ能力の場合、パーマネント1個から同時に複数個のアンタップコストを引き出すことはできない。
  • パーマネントがアンタップすることで誘発する能力(神啓など)は、アンタップが麻痺カウンターの取り除きに置換された場合は誘発しない。

余談

  • 上記のように既存のアンタップ制限とは機能的な差異があるため、それらが麻痺カウンターを使用するようにエラッタされる予定はないとのこと[3]
  • 名称が凍結/Freeze(一時的なアンタップ制限を示す開発部用語[4])ではなく麻痺/Stunなのは、より普遍的なフレイバーで使えるようにするためである[5]
    • Stunには麻痺以外にも「気絶」という意味もあるため、原語版がカバーできるフレイバーの範囲は日本語版のそれよりもさらに広いと言える。
  • Whisper上ではDread Wightの用いるparalyzationカウンターに同様の訳語が充てられているが、無関係である。
  • MTGアリーナでは麻痺カウンターを表すアイコンとして渦巻マークが使われている。機械兵団の進軍プレリリース・パックパンチアウト・カウンターでも同じマークが使われている。

脚注

  1. Maro’s Dominaria United Teaser(Blogatog 2022年8月15日 Mark Rosewaterのブログ)
  2. Where are stun counters on the color pie? Are they…(Blogatog 2022年9月5日)
  3. Will old cards like Frost Titan and Sleep be…(Blogatog 2022年8月25日)
  4. Mechanical Color Pie 2017/メカニズム的カラー・パイ 2017年版(Making Magic 2017年6月5日 Mark Rosewater著)
  5. Hey Mark, was freeze counter already taken by…(Blogatog 2022年8月18日)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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