夏の帳/Veil of Summer
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− | + | 登場時の[[スタンダード]]では、[[青白黒コントロール#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期|エスパー・コントロール]]や[[青黒赤コントロール#イクサラン・ブロック~基本セット2020期|グリクシス・コントロール]]への有効な対策になり、[[青単テンポ#基本セット2020後|青単テンポ]]の復権や[[フラッシュ#イクサラン・ブロック~基本セット2020期|シミック・フラッシュ]]の登場もこのカードの活躍を後押ししている。[[エルドレインの王権]]参入後は、強力な緑のカードが多数増えたこともあり、[[環境]]の各種緑系デッキで採用。[[禁止カード]]に指定されるまでの間、青や黒のデッキにとって大きな脅威であり続けた。 | |
− | [[モダン]] | + | [[モダン]]以下でも、サイドボード要員として採用される。特に[[ストーム (デッキ)|ストームデッキ]]には有効であり、露払いの[[手札破壊]]を無効化し、フィニッシュの[[苦悶の触手/Tendrils of Agony]]もまとめて対処できてしまう。[[キーカード]]に対する手札破壊や打ち消しを防ぐ性能を評価されて、[[コンボデッキ]]側が搭載することもある。 |
[[エターナル]]でも緑を含むデッキ全般に採用される。特に[[全知実物提示教育]]は[[メインデッキ]]から夏の帳を複数枚入れた[[緑青]]のタイプも出現した。 | [[エターナル]]でも緑を含むデッキ全般に採用される。特に[[全知実物提示教育]]は[[メインデッキ]]から夏の帳を複数枚入れた[[緑青]]のタイプも出現した。 |
2022年1月20日 (木) 00:22時点における版
インスタント
このターンに対戦相手が青か黒の呪文を唱えていたなら、カードを1枚引く。このターン、あなたがコントロールしている呪文は打ち消されない。ターン終了時まで、あなたとあなたがコントロールしているパーマネントは青からと黒からの呪禁を得る。(それらは、対戦相手がコントロールしている青や黒の呪文や能力の対象にならない。)
基本セット2020の対抗色対策カードサイクルの緑。広範囲に打ち消されないと青・黒からの呪禁を付与する上に、条件つきでキャントリップもついてくる。かつての強力カード中断/Abeyanceと似た状況を作り出す呪文。
秋の帳/Autumn's Veilから全面的に強化された上位互換。特にキャントリップがついたのが大きく、適切な呪文に対応して唱えるだけで、1マナでテンポ・アドバンテージと1枚のカード・アドバンテージを獲得できる。カウンターや除去やハンデスなどの青・黒が得意とする各種呪文に加え、各種能力に対応しての呪禁付与としても有用、最悪でも対戦相手が何か行動を起こしていればサイクリングとして使える。青黒の得意とする多くのアクションに1マナで対応できるため、存在そのものが心理アドバンテージを産む非常に優秀なサイドボード要員。
登場時のスタンダードでは、エスパー・コントロールやグリクシス・コントロールへの有効な対策になり、青単テンポの復権やシミック・フラッシュの登場もこのカードの活躍を後押ししている。エルドレインの王権参入後は、強力な緑のカードが多数増えたこともあり、環境の各種緑系デッキで採用。禁止カードに指定されるまでの間、青や黒のデッキにとって大きな脅威であり続けた。
モダン以下でも、サイドボード要員として採用される。特にストームデッキには有効であり、露払いの手札破壊を無効化し、フィニッシュの苦悶の触手/Tendrils of Agonyもまとめて対処できてしまう。キーカードに対する手札破壊や打ち消しを防ぐ性能を評価されて、コンボデッキ側が搭載することもある。
エターナルでも緑を含むデッキ全般に採用される。特に全知実物提示教育はメインデッキから夏の帳を複数枚入れた緑青のタイプも出現した。
- サイクル中唯一1マナであり、また除去ではない。
- 青でも黒でもない打ち消しに対しても、打ち消し耐性部分は機能する。
- 打ち消されない効果を目当てにする場合、普通は対戦相手の打ち消しに対応してこれを唱えればよい。しかし、刹那など呪文を唱えるタイミングを制限するカードが存在する環境の場合、通したい呪文より先にこちらを唱え解決させるプレイングが必要になることもある。登場時のスタンダードでは、対戦相手が時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerをコントロールしている場合などに注意。
- 秋の帳とはカード名や効果だけでなくイラストも類似している(秋の帳のイラスト/夏の帳のイラスト)。
禁止指定
2019年11月12日より、パイオニアで禁止カードに指定される[1]。緑単信心をはじめとした緑ベースのアグロとランプデッキがミッドレンジとコントロールデッキを餌食としてメタゲームに過剰に存在しており、自然なメタゲームの圧力がより良くこれらの戦略に対する反発力を提供するようにするための措置である。
2019年11月22日(Magic: The Gathering Arena、Magic Onlineでは11月18日)より、スタンダードで禁止カードに指定される[2]。食物デッキの支配だけでなく、競技メタゲームにおいて緑のデッキが多すぎることもこの環境の問題点であった。このカードはサイクルの他のカードと比べて強すぎ、緑のデッキに妨害に対する過剰な耐性を与え、メタゲームの自己修復可能性の大きな妨げとなっていた。
2019年12月10日の告知後、ヒストリックで一時停止(暫定的な使用禁止)に指定され[3]、2020年3月10日(アリーナでは3月12日)より、正式な禁止カードに指定される[4]。
関連カード
サイクル
基本セット2020の2色同時対策カードのサイクル。いずれも自身の対抗色2色を対策するインスタントかソーサリーで、稀少度はアンコモン。基本セット2011の色対策カードサイクルのリメイク。
- 敬虔な命令/Devout Decree(白→黒・赤)
- 霊気の疾風/Aether Gust(青→赤・緑)
- 害悪な掌握/Noxious Grasp(黒→緑・白)
- 丸焼き/Fry(赤→白・青)
- 夏の帳/Veil of Summer(緑→青・黒)
脚注
- ↑ November 11, 2019 Pioneer Banned Announcement/2019年11月11日 パイオニア禁止告知
- ↑ November 18, 2019 Banned and Restricted Announcement/2019年11月18日 禁止制限告知
- ↑ Historic Suspension Announcement/ヒストリック一時停止告知
- ↑ March 9, 2020 Banned and Restricted Announcement/2020年3月9日 禁止制限告知