悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver
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*韓国語版には+2能力のコストが+1になっている[[誤植]]が存在する({{Gatherer|id=375243|参考}})。 | *韓国語版には+2能力のコストが+1になっている[[誤植]]が存在する({{Gatherer|id=375243|参考}})。 |
2015年3月15日 (日) 20:23時点における版
Ashiok, Nightmare Weaver / 悪夢の織り手、アショク (1)(青)(黒)
伝説のプレインズウォーカー — アショク(Ashiok)
伝説のプレインズウォーカー — アショク(Ashiok)
[+2]:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上から3枚のカードを追放する。
[-X]:悪夢の織り手、アショクによって追放された、マナ総量がXのクリーチャー・カード1枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。そのクリーチャーは、他のタイプに加えてナイトメア(Nightmare)でもある。
[-10]:すべての対戦相手の手札と墓地にあるすべてのカードを追放する。
テーロスで登場した青黒のプレインズウォーカー。忠誠度能力はライブラリーのカードの追放、自身が追放したクリーチャー・カードの奪取、手札と墓地の追放。
- +2能力
- 3枚のライブラリー破壊。
- 忠誠度を上げつつ、運次第だが-X能力の奪取候補を用意することができる。長期的には石臼/Millstoneのようにこれ単体でライブラリーアウトを狙うことも可能だが、基本的には残り二つの能力につなげるために使うことになる。これ単体で直接的なアドバンテージは得られないが、同ブロックに多数存在する占術を妨害しやすい点は注目に値する。墓地に置くのではなく追放なので、墓地利用や墓地修復はできずデメリットとなることもほとんど無い。
- 登場時のスタンダードの場合、ライブラリーアウト狙いなら記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adeptとどちらを使うかは迷いどころ。アショクの場合は、3マナと軽いことと追放であることが強みであり、比較してより長期戦向けといえる。
- -X能力
- +2能力か-10能力で追放したクリーチャー・カードを、こちらのコントロール下で戦場に出す。
- 必ずしもスムーズにクリーチャー・カードを追放できるとは限らないため運の要素が強いが、うまくいけばブロッカーを確保したりシステムクリーチャーを奪ったり、あるいはフィニッシャーを奪い取ったりできる便利な能力。初期忠誠度・プラス能力の上昇値ともに高いため、高マナ域のクリーチャーを奪ったり複数のクリーチャーを奪ったりしやすいのも強み。
- この能力のおかげで、+2能力があまり効かないビートダウン・デッキが相手でも完全に腐ることはなくなっており、応用力が広がっている。
- ナイトメアのクリーチャー・タイプが追加されるが、テーロス現在でナイトメアを参照するカードは狂気を操る者チェイナー/Chainer, Dementia Masterのみ。その他にもクリーチャー・タイプを指定するカード群の影響を受けるが、ゲーム上での影響は微々たるものにすぎない。雰囲気付け程度に思っておけばよいだろう。
- -10能力
- 対戦相手の手札と墓地の全カードの追放。
- 手札を溜め込むコントロールデッキに対しては壊滅的打撃を与えることができる。一方、手札消費の激しいビートダウンデッキなどには、遅さも相まって効果は薄い。
戦場に出た時点で使用可能な能力が+2能力だけで、しかもそれがハンド・アドバンテージやボード・アドバンテージに繋がらないため、やや悠長なのが弱点。しかし3マナと軽量かつ忠誠度の上昇も早いので、動き出すまでに時間はかかるものの本体自体はしぶとく、長期的にみれば対ビートダウンでは-X能力でアドバンテージを稼ぎ、対コントロールでは3マナ時点の早い段階でライブラリーを削りつつ、運が良ければフィニッシャー奪取や手札破壊に繋げられるので、汎用性は高い。それなりに癖はあるものの、長期戦を見据えたコントロールデッキや低速な環境ならそのポテンシャルを十分に発揮できる。
登場時のスタンダードでは青黒系コントロールデッキが下火であったために活躍の機会が少なかったが、タルキール覇王譚参入後は青黒コントロールやスゥルタイコントロールで高い採用率を誇る。またテーロス・ブロック構築でも、青黒白コントロールや黒青緑コントロールで活躍した。
ルール
- -X能力
- この能力は対象を取らない。どのクリーチャー・カードを戦場に出すかは、能力の解決時にあなたが選択する。
- 他の悪夢の織り手、アショクによって追放されたカードを戦場に出すことはできない。特に、アショクが一度戦場を離れ、再び戦場に戻った場合、それは別のオブジェクトとして扱われる点に注意。
- マナ・コストに(X)が含まれる場合、Xは0とする。また、マナ・コストの無いクリーチャー・カード(ドライアドの東屋/Dryad Arbor)の点数で見たマナ・コストは0である。
- X=0で起動し、点数で見たマナ・コストが0のクリーチャー・カードを戦場に出すこともできる。
- 授与は唱える時のみ使用できる能力である。授与を持つカードをクリーチャーとして戦場に出すことはできるが、オーラとして戦場に出すことはできない。
- 神のサイクルのカードは、戦場以外の領域では常にクリーチャーのカード・タイプを持つ。指定された色への信心が5未満の場合でも、それを戦場に出すことができる。
ストーリー
テーロス/Therosにふらりと現れた悪夢を操るプレインズウォーカー/Planeswalker。詳細はアショク/Ashiokを参照。
- -X能力は、悪夢の中の生物を実体化させ、己の配下とするアショクの力をイメージしたものだろう。
参考
- Weaving Nightmares(Daily MTG、Perilous Research、文:Jacob Van Lunen)
- ライブラリー破壊カード
- 手札破壊カード
- 墓地対策カード
- カード個別評価:テーロス - 神話レア