世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater
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*対象に取れるクリーチャーが存在する場合、1体以上を必ず対象に取らなければならない。対戦相手が[[巨大クリーチャー]]や[[接死]]持ちのみをコントロールしている時には注意が必要。 | *対象に取れるクリーチャーが存在する場合、1体以上を必ず対象に取らなければならない。対戦相手が[[巨大クリーチャー]]や[[接死]]持ちのみをコントロールしている時には注意が必要。 | ||
*誘発型能力は厳密には格闘とは異なり、ダメージを与えあうのは同時ではなく、まずポルクラノスがダメージを与えた後に対象のクリーチャーがポルクラノスにダメージを与える。何らかの理由によりポルクラノスが[[感染]]や[[萎縮]]を持っている場合に違いが生じる。 | *誘発型能力は厳密には格闘とは異なり、ダメージを与えあうのは同時ではなく、まずポルクラノスがダメージを与えた後に対象のクリーチャーがポルクラノスにダメージを与える。何らかの理由によりポルクラノスが[[感染]]や[[萎縮]]を持っている場合に違いが生じる。 | ||
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+ | [[テーロス/Theros]]において古今最強の怪物の一つである[[ハイドラ]]。獰猛な五十の頭は傷つけられても速やかに再生し、その足音は地震になり、その巨大な足跡は湖になる。 | ||
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+ | かつて[[ニクス/Nyx]]で生まれたポルクラノスは、[[パーフォロス/Purphoros]]の気まぐれな怒りによって地上に解き放たれてしまい、定命の者の世界を大いに脅かし、ついには都市国家一つを丸呑みした。その時は[[ヘリオッド/Heliod]]と[[ナイレア/Nylea]]に捕らえられ、ネシアンの森の地底に永遠に封じられることになったという。 | ||
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+ | [[テーロス・ブロック]]の時代、目覚めたポルクラノスは周囲の原野全てを蹂躙し、さらに人間の都市国家[[メレティス/Meletis]]に襲い掛かろうとするが、四の風の高地で[[太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion|一人の女勇者]]が彼に立ち向かう。勇者の身体はハイドラの巨体に比して点に等しかったが、彼女の振るう[[神送り/Godsend|パーフォロスが鋳造し、ヘリオッドの祝福を受けた槍]]に斬られた首は再生できず、丸一日かけてついにポルクラノスは斃された。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:テーロス]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:テーロス]] - [[神話レア]] | ||
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2014年4月19日 (土) 14:36時点における版
伝説のクリーチャー — ハイドラ(Hydra)
(X)(X)(緑):怪物化Xを行う。(このクリーチャーが怪物的でないとき、これの上に+1/+1カウンターをX個置く。これは怪物的になる。)
世界を喰らう者、ポルクラノスが怪物的になったとき、あなたの対戦相手がコントロールする、望む数のクリーチャーを対象とする。世界を喰らう者、ポルクラノスはそれらにX点のダメージをあなたの望むように分割して与える。それらの各クリーチャーは、それぞれのパワーに等しい点数のダメージを世界を喰らう者、ポルクラノスに与える。
怪物化した際に、対戦相手のクリーチャーとダメージを与え合う伝説のクリーチャー。
基本性能だけでも4マナ5/5で伝説性以外にデメリットを持たず、さらに怪物化した際にはサイズの強化と同時に複数のクリーチャーを除去しやすい格闘に似た能力を発揮する。扱いやすく強力で、なおかつコスト・パフォーマンスに優れた性能の優秀クリーチャーである。
怪物化する際の起動コストにXが二つ含まれるためそれほど大きな値にするのは難しいが、翌ターンに5マナ(X=2)で起動しても十分に強力だし、爆発的なマナ加速によってさらに大きなXを確保できるようならなお強力。同時に登場したニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyxや歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Revelerなどと相性がよく、スタンダードのコロッサルグルールやグルールミッドレンジでさっそく採用されて成果を挙げている。
- 怪物化クリーチャーすべてに言えることだが、既に怪物的になっている場合、さらに怪物化することはできない。特にポルクラノスの場合は、Xをより大きな数値にできるようになるまで怪物化を控えるプレイングも重要である。
ルール
- 怪物化時にポルクラノスが与えるダメージはX点である。ポルクラノスのパワーと同じ数値ではない。「格闘に似た能力」と大雑把に理解していると勘違いしやすいので注意。
- 怪物的になったときに誘発する誘発型能力のXの値は、怪物化する起動型能力のXの値と同じ値を用いる(CR:701.28b)。
- 何らかの理由で、怪物化時に乗せた+1/+1カウンターの個数が変化していても、Xの値は変化しない。
- 誘発型能力で各対象に割り振るダメージの値は、解決時ではなく能力がスタックに置かれる際、対象を指定するのと同時に行う。各対象には少なくとも1点以上のダメージを割り振らなくてはならない。
- 対象に取れるクリーチャーが存在する場合、1体以上を必ず対象に取らなければならない。対戦相手が巨大クリーチャーや接死持ちのみをコントロールしている時には注意が必要。
- 誘発型能力は厳密には格闘とは異なり、ダメージを与えあうのは同時ではなく、まずポルクラノスがダメージを与えた後に対象のクリーチャーがポルクラノスにダメージを与える。何らかの理由によりポルクラノスが感染や萎縮を持っている場合に違いが生じる。
ストーリー
テーロス/Therosにおいて古今最強の怪物の一つであるハイドラ。獰猛な五十の頭は傷つけられても速やかに再生し、その足音は地震になり、その巨大な足跡は湖になる。
かつてニクス/Nyxで生まれたポルクラノスは、パーフォロス/Purphorosの気まぐれな怒りによって地上に解き放たれてしまい、定命の者の世界を大いに脅かし、ついには都市国家一つを丸呑みした。その時はヘリオッド/Heliodとナイレア/Nyleaに捕らえられ、ネシアンの森の地底に永遠に封じられることになったという。
テーロス・ブロックの時代、目覚めたポルクラノスは周囲の原野全てを蹂躙し、さらに人間の都市国家メレティス/Meletisに襲い掛かろうとするが、四の風の高地で一人の女勇者が彼に立ち向かう。勇者の身体はハイドラの巨体に比して点に等しかったが、彼女の振るうパーフォロスが鋳造し、ヘリオッドの祝福を受けた槍に斬られた首は再生できず、丸一日かけてついにポルクラノスは斃された。