メレティス/Meletis

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メレティス/Meletisテーロス/Therosの都市国家。アクロス/Akrosセテッサ/Setessaと並ぶ三大都市国家の一つ。

目次

[編集] 概要

メレティスは学問と魔法と発展の都市国家であり、革新的な思想家と信心深い秘術師/Thaumaturgeと賢い神託者の都市国家である。神々神殿、秘術師の学院デカティア・アカデミー/The Dekatia Academy、立派な建築物、敬虔隊/The Reverent Armyと呼ばれる兵士たちはメレティスの誇りである。

メレティスはセイレーン海/The Siren Seaの沿岸に位置し、複数の河川と広大な段状の草原に囲まれている。シトラ/Sitraと呼ばれる大麦の栽培品種の畑が、メレティス人と家畜たちに食糧をもたらし、その風景を貫いて広がるケール川/The River Kheirの何本もの支流が、真水と遠方の村からの交易品をもたらしている。

[編集] 文明

メレティスの立派な神殿群は、文明化された人類の偉業の証である。建築や学問の功績がこの都市の至る所に表れている。街路さえも組み合わさった幾何学的形状の煉瓦でできており、数学の原理や神秘主義の原理を表現している。

この都市の中に住む者にとって、テーロスの未開の地は遠い世界、ほとんど神話の世界のように感じられる。メレティスはセイレーントリトン/Triton、さらにはそれらよりも大きな怪物たちの襲撃に遭っているが、市民の多くはケンタウルスよりも大きい、あるいはケンタウルスよりも珍しい怪物を自分の目で見たことがない。

[編集] 歴史

現在メレティスと呼ばれている地域はかつて、執政官の暴君、アグノマコス/Agnomakhosに統治されていた。アグノマコスは何百年もの間、レオニン/Leoninを兵士や護衛として用い、彼の帝国を積極的に拡大し続けた。伝説によれば、エファラ/Ephara人間たちに魔法を授け、アグノマコスを打倒し、レオニンを追い払い、この地を暴政から解放する助けになったとされる。アグノマコスに勝利した人間たちは、彼の帝国の瓦礫の下に文明都市メレティスを見出した。

このような建国の経緯は、今日のメレティス人の中で「野蛮な権力に対する自由思想の勝利」という精神として生き続けている。またレオニンは今でもメレティスと関係を絶っており、交易や対話を行おうとはしない。

[編集] 言い回し

メレティス人は神々の行動に大きな関心を持っており、神々の名は彼らの日常的な言語の一部となっている。メレティスで広く用いられる、神々の名を含む言い回しとしては以下のようなものがある。

  • ヘリオッドの輝ける槍にかけて/By Heliod's bright spear - 驚きや驚嘆を表す言葉。
  • 神々の御声から我が耳まで/From the gods' voice to my ears - 自分は本当のことを言っていると強調する際に使われる言葉。「私は神から直接それを聞いたのだ」の意。単に神々の御声/Gods' voiceとも。
  • モーギスの赤い目によって/By the red eye of Mogis - 惨劇や非業の死に対する反応としてしばしば用いられる、やや罰当たりな言葉。
  • エレボスとともに/With Erebos、またはエレボスの傍に/At Erebos's side - 「死んだ」もしくは「死の国/The Underworldにいる」を言い換えた言葉。

[編集] 役割

[編集] 魔道士

メレティスでは、魔法を織り上げることは由緒ある伝統である。魔法は職人が身に付けることのできる、最も偉大な技巧の一つと見なされている。多くの魔道士がデカティアで訓練を受けている。

最も熟達した魔道士は秘術師/Thaumaturgeと呼ばれる。だが神々から褒賞、もしくは明らかな兆しを受け取るまで、その者は真の秘術師とは見なされない。例えばある魔道士がヘリオッドから陽光の槍を授けられたとき、もしくはケラノス/Keranosから荒々しい創造の幻視を授けられたとき、その者は秘術師と見なされるようになるだろう。

  • 石識(せきしき)/The stonewise - メレティスは産業と建築の都市国家である。石識の秘術師たちは、通常の建物や神殿などの大建造物を建築・修理する魔法の専門家である。石識の魔道士たちは、敬虔隊が内陸で軍の前哨地を築く際に極めて重要な存在である。

[編集] 形式主義者

霊気/Aetherはメレティスの学者たちの間でも特に関心を集めている分野であり、多くの学者が魔法における霊気の使用法を研究している。霊気は、数や概念や理論のような抽象的存在の領域に属するのだと信じる者もいる。形式主義者の中には、物体を物理的な現実世界から消失させる魔法を研究している者もいる。彼らは、必然的に欠陥を抱えている現実世界の具象的な物体を、完全な抽象的存在の領域に移動させることで、それを「完全にしている」のだと述べている。

[編集] 哲学者

メレティスは哲学的思考の中枢としてテーロス中に知れ渡っている。ここでは哲学者たちが特別な地位にある。哲学者はより多くの時間を討論や思索や教授に充てるため、使用人を連れていることもしばしばである。

  • 十二賢/The Twelve - 十二賢と呼ばれる哲学者の議会は、メレティスの統治機構としての機能を果たしている。十二賢は現在、最年長者のペリソフィア/Perisophiaに率いられている。

[編集] 敬虔隊/The Reverent Army

メレティスは敬虔隊/The Reverent Army――怪物と戦い神々を称える、宗教的な訓練を受けた兵士たちに守られている。メレティスの敬虔隊はアクロス軍ほど獰猛でも、セテッサ軍ほど頑健でもないが、頭の回転が速く機知に富む。また彼らは、他の戦士にはない神々への信心深さが、戦いにおけるより多くの勝利をもたらしてくれるのだと信じている。

メレティスの兵士は皆、少なくとも一つの呪文を知っていると言われている。それはメレティス人が流布した誇張表現かもしれない。だが、多くのメレティスの重装歩兵が下級の特務魔道士/Taskmageと見なされていることは確かである。治癒呪文、耐久力を強化する呪文、戦場における欺きの呪文はしばしば訓練中に兵士に教えられる。

  • 戦識(せんしき)/The Battlewise - メレティスの兵士は、肉体的な強さではなく主に戦術を通して戦場を操作する訓練を受ける。メレティスの重装歩兵は勝利のために、ずる賢い策略、珍しい隊形や急速に変化する隊形、さらにはあからさまな詐欺さえも用いる。

[編集] 重要人物

  • エファラ/Ephara - メレティスの守護神。都市国家と建築を司る。
  • ペリソフィア/Perisophia - 十二賢の長。女性。存命の哲学者の中では最も博識で、その論理、修辞学、精神魔術の腕前は圧倒的である。
  • メドマイ/Medomai - 未来の出来事についての謎めいた知識を有する不老のスフィンクス。男性。年に数度メレティスを訪れ、人々に予言を与える。
  • ダクソス/Daxos - ヘリオッドの神託者。男性。エルズペス/Elspethの友人であったが、ゼナゴス/Xenagosの策によりエルズペス自身の手にかかって命を落とす。
  • ヒパティア/Hypatia - ペガサスに乗って戦う兵士。女性。戦闘で負傷した彼女の祈りに一頭のペガサスが応えて以来、二者は分かちがたい存在となった。
  • トラシオス/Thrasios - 熟達したトリトンの戦士。男性。ミノタウルスに襲われた家族をメレティス人に救われた過去から、メレティスのために戦っている。
  • ラナトス/Lanathos - テーロス中を旅したメレティス人の年代史家。男性。レオニンの生き方を記録することを許された唯一の人間として知られる。

[編集] 重要地点

[編集] デカティア・アカデミー/The Dekatia Academy

メレティスには学びの場が多数存在する。デカティア・アカデミー/The Dekatia Academyは、その中でも特に選び抜かれた哲学者と魔道士のための学院である。

他の場所で基礎教育を受けた思想家や魔道士の中で、最も賢く将来有望な者は、デカティアで神官、秘術師、あるいは軍人の英雄の弟子となり、辛く苦しい10年間の訓練を受ける。この徒弟期間を耐え抜いた者はそれだけで、この地で最も賢く、最も勇敢な英雄の一人と見なされる。

[編集] 神殿

メレティスではほとんどすべての街路に神殿が存在する――近隣住民が使用する一部屋だけの簡単な造りのお堂から、何本もの大理石の柱に支えられた六階建ての大神殿まで。メレティスにはあらゆる神の神殿が存在し、多くの神殿は複数の神を祀るものとなっている。

職人たちは、砕けた大理石や崩れた彫像を新しいものと交換したり、壮大なフリーズをもっと壮大なフリーズで塗り替えたりして、神殿を頻繁に改修している。

[編集] 人間以外の種族

[編集] トリトン

トリトンは陸上では長期間生きられないが、それでも沿岸都市メレティスには少数のトリトンが住んでいる。海岸を監視してクラーケンや執政官などの怪物の襲撃を告げる、見張りや物見塔の番人として働く者もいる。他にも浴場で働く者や、デカティアの哲学者の補佐として教職に就く者さえいる。

[編集] ケンタウルス

メレティス人にとってフィーリーズ団/The Pheres Bandのケンタウルスの多くは敵である。一方ラゴンナ団/The Laggona Bandとは、脆いものではあるが和平協定を公的に維持している。それ以外にもいくつかのケンタウルスの小さな部族は、この都市との間に儲けの大きい交易ルートを確立している。メレティスの役人はケンタウルスの祝祭との重なりを斟酌し、年に二度の祝日を指定した。

和平協定に従い、メレティスの前哨部隊は通常、彼らが見張っている土地をケンタウルスの小さな団が通過することを許可する。だが、メレティス兵の中にはそれを良く思わない者もいる。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] カード名に登場

テーロス
メレティスのほら吹き/Meletis Charlatanメレティスのダクソス/Daxos of Meletisメレティスの守護者/Guardians of Meletis
神々の軍勢
メレティスの天文学者/Meletis Astronomer

[編集] フレイバー・テキストに登場

テーロス
ヘリオッドの選抜/Chosen by Heliodレオニンの投網使い/Leonin Snarecaster落岩/Boulderfall金床鋳込みの猛禽/Anvilwrought Raptor速羽根のサンダル/Fleetfeather Sandals
神々の軍勢
くぎ付け/Hold at Bayニクス生まれの盾の仲間/Nyxborn Shieldmate空想の元型/Archetype of Imagination深海の催眠術師/Deepwater Hypnotist氾濫潮の海蛇/Floodtide Serpent天啓の嵐/Epiphany Storm
ニクスへの旅
深海からの引き寄せ/Pull from the Deep

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] その他

  • ゲーム上の白青参考)。
  • Meletianは名詞としては「メレティス人」、形容詞としては「メレティスの」を意味する。
  • モチーフは古代ギリシアの都市国家、アテナイ(今のアテネ)だろう。ギリシア中から学者や芸術家が集まった文化の中心地であり、ソクラテスプラトンなどの哲学者や、パルテノン神殿などの建築物で知られる。
    • その名はギリシャ神話の女神アテーナーに由来する。神話では、ポセイドーンとアテーナーがこの土地の領有権を巡って争い、勝利したアテーナーに因んでアテナイと名付けられたとされている。

[編集] 参考

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