イクシドロン/Ixidron

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[[現実を彫る者イクシドール/Ixidor, Reality Sculptor]]に似た[[カード名|名前]]の[[クリーチャー]]であり、[[能力]]も似通っている。
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[[現実を彫る者イクシドール/Ixidor, Reality Sculptor]]に似た[[名前]]の[[クリーチャー]](IxidronのIxid-は[[イクシドール/Ixidor|Ixidor]]に由来<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/eat-your-words-2007-06-21 Eat Your Words](Feature [[2007年]]6月21日 [[Matt Cavotta]]著)</ref>)。イクシドールが[[裏向き]]の[[クリーチャー]]に[[修整]]を与えるのに対し、こちらは自分自身が裏向きのクリーチャーに[[P/T]]を左右される。また、あちらは裏向きのものを[[表向きにする]]が、こちらは表向きのものを裏向きにしてしまう。ある意味対をなしているかのような[[能力]]である。
  
似通っているとはいっても、イクシドールが[[裏向き]][[クリーチャー]][[修整]]を与えるのに対し、こちらは自分自身が裏向きのクリーチャーに[[P/T]]を左右される。また、あちらは裏向きのものを表向きにするが、こちらは表向きのものを裏向きにしてしまう。ある意味対をなしているかのような能力である。
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[[変異]]を持たないクリーチャーを裏向きにすることで、擬似的な[[除去]]のように使うことができる。[[シミックの空呑み/Simic Sky Swallower]]のような[[被覆]]持ちの[[大型クリーチャー]]には特に有効。また、変異([[変装]])を持っているならば自身の能力で表向きになることができるので、[[セロン教の隠遁者/Thelonite Hermit]]などの[[表向きになったとき]]に[[誘発]]する[[誘発型能力]]を再利用するのにも使える。
  
[[変異]]を持っているクリーチャーが裏向きとなった場合、自身の能力で表向きになることが可能。一方、変異を持たないクリーチャーを裏向きにした場合、それらは自力で表向きになれないので、擬似的なクリーチャー[[除去]]にもなる。この能力は[[対象]]を取らないので、[[シミックの空呑み/Simic Sky Swallower]]などの[[アンタッチャブル]]相手にも有効。能力の性質上、相手がコントロールするクリーチャーは2/2になるため、1体につき+1/+1となるこれ自身の[[サイズ|大きさ]]では[[攻撃]]に参加できなくなる事も考えられる。
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[[紅蓮地獄/Pyroclasm]][[罪+罰/Crime+Punishment|罰/Punishment]]などで裏向きのクリーチャーともども一掃されてしまう脆さや、5[[マナ]]という[[重い|重さ]]がネック。除去として使うにはやや中途半端であり、変異クリーチャーの再利用ならば[[ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter]]というより汎用性の高いクリーチャーが存在したのも逆風だった。
  
*イメージ的には少々不自然ではあるが、[[トークン]]は裏返らなくなっている。これを逆手にとって、[[回避能力]]持ちやサイズの大きいトークンを出してからこれを出す、という戦法もとれる。
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*[[トークン]]や[[戦場]]にある[[両面カード]]は裏返らない。これを逆手にとって、[[回避能力]]を持っていたり[[サイズ]]の大きいトークンや両面クリーチャーを出してからこれを出す、という戦法もとれる。しかし裏を返せば、それらを多用する[[デッキ]]を相手にする場合は除去としての性能もサイズも期待できない。[[ノンクリーチャー]]の場合も同様。
*この能力の「2/2のクリーチャーである」とは、裏向きである間のみ継続する第6b種と第4種の[[継続的効果]]である。これは他の方法で裏向きになることとは処理が異なっている。通常は裏向きになった場合に「2/2のクリーチャーである」ことはルールに定められた特性であり、[[種類別]]の第1種よりあと、第2種より前に適用される。
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*サイズが裏向きクリーチャーの数に依存するクリーチャーとしての先輩に[[原初を囁く者/Primal Whisperer]]がいる。しかしかなりの点が異なっているため、これの流れを汲んでいるわけではなさそうだ。
**例:[[巨大化/Giant Growth]]で3/8になっている[[詐欺の壁/Wall of Deceit]]がいるとする。これを詐欺の壁自身の能力で裏向きした場合は5/5になる。これをイクシドロンの能力で裏向きにした場合は2/2になる。
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*[[現実を彫る者イクシドール/Ixidor, Reality Sculptor]]がこれより後に出てくれば、自力で表向きになれないクリーチャーをイクシドールの[[起動型能力]]で[[表面]]に戻せる。イクシドールの方が先に出ていた場合、イクシドロンの能力によって裏返されたイクシドールは自力で元に戻れない。
*[[セロン教の隠遁者/Thelonite Hermit]]など、再利用したい変異クリーチャーの相方にも事欠かないだろう。
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*[[紅蓮地獄/Pyroclasm]][[罪+罰/Crime+Punishment|罰/Punishment]]などで裏向きのクリーチャーともども一掃されてしまうのはご愛嬌。裏向きクリーチャーが全滅すると、これ自身も0/0になって墓地に行ってしまうのだ。
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==ルール==
*大きさが裏向きクリーチャーの数に依存するクリーチャーとしての先輩に[[原初を囁く者/Primal Whisperer]]がいる。しかしかなりの点が異なっているため、これの流れを汲んでいるわけではなさそうだ。
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*この能力で裏向きになったカードは、[[カード名]][[クリーチャー・タイプ]]、[[マナ・コスト]]を持たない、2/2のクリーチャーとなる。「[[裏向き#戦場・スタック|裏向き]]」の項も参照。
*[[獣たちの女帝ジョルレイル/Jolrael, Empress of Beasts]]などの、非クリーチャーの[[パーマネント]][[クリーチャー化]]する[[効果]]の下でこれが[[]]に出ると少しややこしい。クリーチャー化したパーマネントも裏向きのクリーチャーとなり、クリーチャー化している効果が終わっても、それらは裏向きのクリーチャーのままである。なんらかの理由で表向きになったとき、それらはクリーチャー化していない元のパーマネントに戻る。
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**以前は「2/2のクリーチャーである」という文は[[注釈文]]ではなく、裏向きにする能力の一部であった。これは他の方法で裏向きになることとは処理が異なり、裏向きである間のみ継続する[[種類別]]第7b種と第4種の[[継続的効果]]であった。現在は第1b種。
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*P/Tを定義する方の能力は[[特性定義能力]]であるため、戦場以外でも戦場の裏向きクリーチャーの数を数えてその値になる。
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*非クリーチャーの[[パーマネント]][[クリーチャー化]]している間にこれが[[戦場に出る]]と、そのパーマネントも裏向きにされる。それをクリーチャー化した[[効果]]の期間が終了しても、それは裏向きである限り[[無色]]の2/2クリーチャーであり続ける。
  
 
==参考==
 
==参考==
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<references/>
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*[[参照クリーチャー]]
 
*[[カード個別評価:時のらせん]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:時のらせん]] - [[レア]]

2024年5月25日 (土) 23:43時点における最新版


Ixidron / イクシドロン (3)(青)(青)
クリーチャー — イリュージョン(Illusion)

イクシドロンが戦場に出るに際し、他のトークンでないすべてのクリーチャーを裏向きにする。(それらは2/2のクリーチャーである。)
イクシドロンのパワーとタフネスはそれぞれ、戦場に出ている裏向きのクリーチャーの数に等しい。

*/*

現実を彫る者イクシドール/Ixidor, Reality Sculptorに似た名前クリーチャー(IxidronのIxid-はIxidorに由来[1])。イクシドールが裏向きクリーチャー修整を与えるのに対し、こちらは自分自身が裏向きのクリーチャーにP/Tを左右される。また、あちらは裏向きのものを表向きにするが、こちらは表向きのものを裏向きにしてしまう。ある意味対をなしているかのような能力である。

変異を持たないクリーチャーを裏向きにすることで、擬似的な除去のように使うことができる。シミックの空呑み/Simic Sky Swallowerのような被覆持ちの大型クリーチャーには特に有効。また、変異(変装)を持っているならば自身の能力で表向きになることができるので、セロン教の隠遁者/Thelonite Hermitなどの表向きになったとき誘発する誘発型能力を再利用するのにも使える。

紅蓮地獄/Pyroclasm罰/Punishmentなどで裏向きのクリーチャーともども一掃されてしまう脆さや、5マナという重さがネック。除去として使うにはやや中途半端であり、変異クリーチャーの再利用ならばヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifterというより汎用性の高いクリーチャーが存在したのも逆風だった。

  • トークン戦場にある両面カードは裏返らない。これを逆手にとって、回避能力を持っていたりサイズの大きいトークンや両面クリーチャーを出してからこれを出す、という戦法もとれる。しかし裏を返せば、それらを多用するデッキを相手にする場合は除去としての性能もサイズも期待できない。ノンクリーチャーの場合も同様。
  • サイズが裏向きクリーチャーの数に依存するクリーチャーとしての先輩に原初を囁く者/Primal Whispererがいる。しかしかなりの点が異なっているため、これの流れを汲んでいるわけではなさそうだ。
  • 現実を彫る者イクシドール/Ixidor, Reality Sculptorがこれより後に出てくれば、自力で表向きになれないクリーチャーをイクシドールの起動型能力表面に戻せる。イクシドールの方が先に出ていた場合、イクシドロンの能力によって裏返されたイクシドールは自力で元に戻れない。

[編集] ルール

  • この能力で裏向きになったカードは、カード名クリーチャー・タイプマナ・コストを持たない、2/2のクリーチャーとなる。「裏向き」の項も参照。
    • 以前は「2/2のクリーチャーである」という文は注釈文ではなく、裏向きにする能力の一部であった。これは他の方法で裏向きになることとは処理が異なり、裏向きである間のみ継続する種類別第7b種と第4種の継続的効果であった。現在は第1b種。
  • P/Tを定義する方の能力は特性定義能力であるため、戦場以外でも戦場の裏向きクリーチャーの数を数えてその値になる。
  • 非クリーチャーのパーマネントクリーチャー化している間にこれが戦場に出ると、そのパーマネントも裏向きにされる。それをクリーチャー化した効果の期間が終了しても、それは裏向きである限り無色の2/2クリーチャーであり続ける。

[編集] 参考

  1. Eat Your Words(Feature 2007年6月21日 Matt Cavotta著)
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