水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(整形(目次非表示&ストーリー部修整))
 
(12人の利用者による、間の16版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Minamo, School at Water's Edge}}
 
{{#card:Minamo, School at Water's Edge}}
  
ペナルティなしで色マナが出るため、相手との[[対消滅]]さえ気にしなければ、青い[[デッキ]]に1枚入れて問題無い。
+
[[伝説のパーマネント]][[アンタップ]]できる[[能力]]を持つ[[伝説の土地]]
[[伝説の]][[パーマネント]]しか[[対象]]にできないが、青を含むデッキで(これ以外に)伝説のパーマネントが入っているなら、十分投入可能である。
+
  
[[リミテッド]]なら[[大型クリーチャー]]を攻守に回せるため強力である。
+
ペナルティなしで[[色マナ]]が出るため、[[島/Island]]の代わりに1枚入れて問題無い。伝説のパーマネントしか[[対象]]にできないが、[[]]を含むデッキで(これ以外に)伝説のパーマネントが入っているなら、十分投入可能である。もし伝説のパーマネントが何も入っていなかったとしても、[[]]ではない[[カード]]を散らすことによって、[[沸騰/Boil]]などの被害を軽減できるので、入れる価値はある。
[[構築]]では何らかの[[コンボ]]デッキに使うのだろうか?[[対象]][[パーマネント]]である([[クリーチャー]]でなくてもよい)ため、何かありそうではある。
+
例えば[[ヴィンテージ]]なら、[[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]を[[アンタップ]]し、かなりの[[マナ加速]]が可能となる。
+
  
*[[呪師の弟子/Jushi Apprentice|暴く者、智也/Tomoya the Revealer]]で、相手の[[ターン終了ステップ]]に能力を2回[[起動]](対象は自分)し、次の自分の[[ターン]]にもう2回起動(今度は対象は相手)すれば、60枚デッキならまず間違いなく[[ライブラリーアウト]]させられる。
+
[[リミテッド]][[伝説のクリーチャー]][[起動型能力]]を倍使えるようになればそれだけで[[戦場]]を制圧できる可能性がある。[[起動型能力]]でなくても、[[クリーチャー]]のサイズによっては擬似的な[[警戒]]を付与して殴っているだけでも十分脅威になる。
反転させたりマナを用意するのは結構大変だが、どちらも無理せず[[パーミッション]]に入るので、いざという時の[[フィニッシャー]]になりうる。
+
  
*この[[サイクル]]は全部そうだが、[[死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death's Wail]]の対策にもなる。
+
[[構築]]では、そのままでも島の代わりになるとはいえ、使うならばやはりアンタップ能力を活用していきたい。[[呪師コントロール]]ならば[[呪師の弟子/Jushi Apprentice|暴く者、智也/Tomoya the Revealer]]をアンタップすれば強力な[[ライブラリー破壊]]ギミックになるし、[[ヴィンテージ]]なら[[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]をアンタップし、かなりの[[マナ加速]]が可能となる。[[モダン]]においてもしばしばサイドインされる[[窒息/Choke]]への対策として[[マーフォーク (デッキ)#モダン|マーフォーク]]に採用されることがある。
  
*もし[[伝説の]]パーマネントが何も入っていなかったとしても、入れる価値は無いことは無い。[[島/Island]]では無いカードを散らすことによって、[[沸騰/Boil]]されても土地が残る可能性が高まるからだ。
+
*サイクル中唯一、[[対象]]がクリーチャー限定ではなく伝説のパーマネントであるため、これ自身を対象に[[起動]]することもできる。青マナを無尽蔵に消費するだけなので通常は意味は無いが、アンタップやタップに対して誘発する[[能力]]とのコンボが期待できる。例えば、[[催眠の宝珠/Mesmeric Orb]]と組み合わせれば、高速で[[墓地]]を[[肥やす]]ことができる。
*[[対象]][[伝説のパーマネント]]であるためこれ自身を対象に起動することもできる。青マナのみなら[[マナ・バーン]]を回避することも可能。
+
**[[催眠の宝珠/Mesmeric Orb]]と組み合わせれば、高速で[[墓地]]を肥やせる。
+
  
==[[サイクル]]==
+
*アンタップ状態だと呪禁を持つ[[龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai]]とは相性が良く、モダンの青白系コントロールデッキでオジュタイと共に採用される場合がある。背景ストーリー上のオジュタイは僧院の指導者であるため、フレイバー的にも粋な組み合わせである。
[[神河物語]]の各色の[[伝説の]][[土地]]。
+
対応する[[色]]の[[マナ能力]]と、[[伝説の]][[クリーチャー]]を対象とする能力を持つ。
+
*[[永岩城/Eiganjo Castle]]
+
<!-- -[[水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge]] -->
+
*[[死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death's Storehouse]]
+
*[[血に染まりし城砦、真火/Shinka, the Bloodsoaked Keep]]
+
*[[先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers]]
+
  
==参考==
+
==関連カード==
*[[カード個別評価:神河ブロック]]
+
===サイクル===
 +
{{サイクル/神河物語の各色の伝説の土地}}
  
 
==ストーリー==
 
==ストーリー==
===水面院/Minamo Academy===
+
'''水面院'''/''Minamo Academy''は、[[神河/Kamigawa]]の地名の1つ。神河最大の河川・'''夢川'''/''Yumegawa River''の、飛び抜けて高く幅も広い滝、神が現世に姿を現す門とも言える'''神滝'''/''Kamitaki Falls''の上空に浮かぶ大小の建物、それが水面院である。({{Gatherer|id=86569}})
  
[[神河/Kamigawa|神河]]最大の河川・夢川の、飛び抜けて高く幅も広い滝、神が現世に姿を現す門とも言える神滝の上空に浮かぶ大小の建物、それが水面院である。
+
水面院では知識と魔術、そして護身術としての弓術を学ぶ。寄宿舎学校のようなところだろうか。小説[[無頼の徒/Outlaw:Champions of Kamigawa]]に登場する長流、[[青梅浬子/Riko Ome]]は[[真実を求める者、今田魅知子/Michiko Konda, Truth Seeker|今田魅知子/Michiko Konda]]姫のご学友であるが、長流は水の魔法を使う魔術に長け、浬子は弓術や体術を重点的に学んでいるようだ。
  
知識と魔術、そして護身術としての弓術を学ぶ。寄宿舎学校のようなところだろうか。
+
[[水面院の師範、密/Hisoka, Minamo Sensei#ストーリー|密伊汽/Iki Hisoka]]師範が現在の院長を務め、神河最大の書庫は[[小津あざみ/Azami Ozu]]が管理している。
 
+
小説[[無頼の徒/Outlaw:Champions of Kamigawa]]に登場する長流、青雨浬子は今田魅知子姫のご学友であるが、長流は水の魔法を使う魔術に長け、浬子は弓術や体術を重点的に学んでいるようだ。
+
 
+
[[水面院の師範、密/Hisoka, Minamo Sensei#ストーリー|密師範]]が現在の院長を務め、神河最大の書庫は[[巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls#ストーリー|小津あざみ]]が管理している。
+
  
 
神滝と[[永岩城/Eiganjo Castle|永岩城]]との距離は馬でほぼ丸一日の距離にある。
 
神滝と[[永岩城/Eiganjo Castle|永岩城]]との距離は馬でほぼ丸一日の距離にある。
  
*神河物語の[[基本土地]]、島を4つ並べるとひとつの絵になる。このカードだけでなく、4枚の島や[[帷の切断/Part the Veil]][[潮の星、京河/Keiga, the Tide Star]]に描かれているのが神滝である。
+
*神河物語の[[基本土地]]、島/Islandを4つ並べるとひとつの[[絵]]になる({{Gatherer|id=79061|1}},{{Gatherer|id=79069|2}},{{Gatherer|id=79071|3}},{{Gatherer|id=79074|4}})。このカードだけでなく、4枚の島や[[帷の切断/Part the Veil]]({{Gatherer|id=86610}})、[[潮の星、京河/Keiga, the Tide Star]]({{Gatherer|id=86537}})に描かれているのが神滝である。
 +
*水面院関連のイラストを見ると解るが、日本の戦国時代を基にした[[神河ブロック]]のうちにあって、水面院だけはどう見ても中国の戦国時代である。
  
*水面院関聯のイラストを見ると解るが、日本の戦国時代を基にした神河のうちにあって、水面院だけはどう見ても中国の戦国時代である。
+
==参考==
 
+
*[[非マナ能力を持つ土地]]
===参考===
+
*[[カード個別評価:神河物語]] - [[レア]]
*[[背景世界/ストーリー用語]]
+
*[[カード個別評価:指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ]] - [[神話レア]]([[指輪物語:中つ国の伝承#『王国と遺物』ボックストッパー/Realms and Relic Box Topper|王国と遺物]])
 
__NOTOC__
 
__NOTOC__

2023年6月8日 (木) 22:31時点における最新版


Minamo, School at Water's Edge / 水辺の学舎、水面院
伝説の土地

(T):(青)を加える。
(青),(T):伝説のパーマネント1つを対象とし、それをアンタップする。


伝説のパーマネントアンタップできる能力を持つ伝説の土地

ペナルティなしで色マナが出るため、島/Islandの代わりに1枚入れて問題無い。伝説のパーマネントしか対象にできないが、を含むデッキで(これ以外に)伝説のパーマネントが入っているなら、十分投入可能である。もし伝説のパーマネントが何も入っていなかったとしても、ではないカードを散らすことによって、沸騰/Boilなどの被害を軽減できるので、入れる価値はある。

リミテッド伝説のクリーチャー起動型能力を倍使えるようになればそれだけで戦場を制圧できる可能性がある。起動型能力でなくても、クリーチャーのサイズによっては擬似的な警戒を付与して殴っているだけでも十分脅威になる。

構築では、そのままでも島の代わりになるとはいえ、使うならばやはりアンタップ能力を活用していきたい。呪師コントロールならば暴く者、智也/Tomoya the Revealerをアンタップすれば強力なライブラリー破壊ギミックになるし、ヴィンテージならトレイリアのアカデミー/Tolarian Academyをアンタップし、かなりのマナ加速が可能となる。モダンにおいてもしばしばサイドインされる窒息/Chokeへの対策としてマーフォークに採用されることがある。

  • サイクル中唯一、対象がクリーチャー限定ではなく伝説のパーマネントであるため、これ自身を対象に起動することもできる。青マナを無尽蔵に消費するだけなので通常は意味は無いが、アンタップやタップに対して誘発する能力とのコンボが期待できる。例えば、催眠の宝珠/Mesmeric Orbと組み合わせれば、高速で墓地肥やすことができる。
  • アンタップ状態だと呪禁を持つ龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutaiとは相性が良く、モダンの青白系コントロールデッキでオジュタイと共に採用される場合がある。背景ストーリー上のオジュタイは僧院の指導者であるため、フレイバー的にも粋な組み合わせである。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

神河物語の各色の伝説の土地サイクル。対応するマナ能力と、伝説のクリーチャー対象とする能力を持つ。

ペナルティなしに色マナを出すことができるため、対応する色マナを出す基本土地1枚の代わりに1枚挿しされることが多い。

また、伝説のクリーチャーを対象とするため、共通して死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death's Wailを除去することができる。そのことから、スタンダードでは崩老卑対策として使われることもあった。

[編集] ストーリー

水面院/Minamo Academyは、神河/Kamigawaの地名の1つ。神河最大の河川・夢川/Yumegawa Riverの、飛び抜けて高く幅も広い滝、神が現世に姿を現す門とも言える神滝/Kamitaki Fallsの上空に浮かぶ大小の建物、それが水面院である。(イラスト

水面院では知識と魔術、そして護身術としての弓術を学ぶ。寄宿舎学校のようなところだろうか。小説無頼の徒/Outlaw:Champions of Kamigawaに登場する長流、青梅浬子/Riko Ome今田魅知子/Michiko Konda姫のご学友であるが、長流は水の魔法を使う魔術に長け、浬子は弓術や体術を重点的に学んでいるようだ。

密伊汽/Iki Hisoka師範が現在の院長を務め、神河最大の書庫は小津あざみ/Azami Ozuが管理している。

神滝と永岩城との距離は馬でほぼ丸一日の距離にある。

[編集] 参考

QR Code.gif