カマール/Kamahl
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+ | [[パーディック山脈/Pardic Mountains]]出身の[[バーバリアン]](オデッセイ・ブロック)、[[ドルイド]](オンスロート・ブロック)。[[人間]]男性。妹[[ジェスカ/Jeska]]とともに[[ドワーフ]]の[[バルソー/Balthor]]に師事していた。 | ||
− | + | *元々赤い短髪という容姿が設定されていたが<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/magic-style-guide-2002-02-01 The Magic Style Guide]([[Daily MTG]] Feature 2002年2月1日)</ref>、納品されてきた[[Kev Walker]]の{{Gatherer|id=29963}}を気に入ったクリエイティブ・チームによって、既に完成していた[[カマールの願望/Kamahl's Desire]]の[[イラスト]]を変更させてまで禿頭という設定に変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/hair-apparent-2002-02-21 Hair apparent](Daily MTG Arcana 2002年2月21日)</ref>。なぜ禿頭になったかというエピソードは[[血まみれ牙の炎獣/Goretusk Firebeast]]の[[フレイバーテキスト]]で語られている。[[第10版]]での{{Gatherer|id=106398}}では初期設定通りの短髪で描かれている。 | |
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カマールが持つ大剣はスラン鋼製で、[[バルソー/Balthor]]からカマールの祖父に友情の印として与えられたもの。もとは[[ウルザ/Urza]]が持っていた杖で、[[ファイレクシア/Phyrexia]]との戦いの後、バルソーが戦利品として手に入れ、彼が刀に鍛え直した。 | カマールが持つ大剣はスラン鋼製で、[[バルソー/Balthor]]からカマールの祖父に友情の印として与えられたもの。もとは[[ウルザ/Urza]]が持っていた杖で、[[ファイレクシア/Phyrexia]]との戦いの後、バルソーが戦利品として手に入れ、彼が刀に鍛え直した。 | ||
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===カマールの名乗り=== | ===カマールの名乗り=== | ||
小説ではカマールは自己紹介する際に称号のようなものを名乗っているが、ストーリーの展開にしたがってそれはどんどんと長くなっている。 | 小説ではカマールは自己紹介する際に称号のようなものを名乗っているが、ストーリーの展開にしたがってそれはどんどんと長くなっている。 | ||
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以下は[[Scourge]]のクライマックスで、対峙したカローナからの「汝、何者ぞ。カマールとは誰ぞ」との問いに答えたものである。 | 以下は[[Scourge]]のクライマックスで、対峙したカローナからの「汝、何者ぞ。カマールとは誰ぞ」との問いに答えたものである。 | ||
− | + | {{フレイバーテキスト|我は導くもの ― [[アヴェールー/Averru|アヴェールー]]の守護者にして、[[クベール/Kuberr|クベール]]の導師、[[イクシドール/Ixidor|ロワーリン]]の救助者。我は“死のワーム”殺し、[[クローサ/Krosa|クローサの森]]の勇者、[[フェイジ/Phage|フェイジ]]の兄、[[ラクァタス/Laquatus|ラクァタス]]と[[チェイナー/Chainer|チェイナー]]を屠りし者、[[パーディック山脈/Pardic Mountains|パーディック]]の闘士 ― そして、[[ミラーリの目覚め/Mirari's Wake|ミラーリの宝剣]]を帯びし者。}}<!--FTではないが便宜上テンプレートを使用。--> | |
− | * | + | *この戦いの後に、カローナから「[[ドミナリア/Dominaria]]の最後の守護者」の呼び名を与えられている。 |
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− | + | パーディック山のバーバリアンらとともにミラーリを守ろうとするが、それはカマールがミラーリの剣の力で仲間を制圧するような独裁的な状態であった。それを防ぐため、妹のジェスカはカマールからミラーリを取り上げようとするが、その過程でカマールとジェスカは激しく戦闘を行うこととなり、カマールはミラーリ剣でジェスカの腹を貫通させ、致命傷までに傷つけてしまう。それに反省したカマールは、[[クローサ/Krosa]]の森に篭り修行。ミラーリの呪縛から解き放たれる。陰謀団の女帝[[フェイジ/Phage]]として変わり果てたジェスカを元に戻すべく、[[イクシドール/Ixidor]]らとともにその元に向かう。そして、主を見失い暴走した[[アクローマ/Akroma]]とフェイジの融合した邪神[[カローナ/Karona]]を打ち倒すことに成功するのであった。 | |
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+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/legendary-characters-commander-legends-part-1-2020-10-30 The Legendary Characters of Commander Legends, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0034525/ 『統率者レジェンズ』の伝説たち その1](Card Preview [[2020年]]10月30日 [[Ari Zirulnik]] and [[Ethan Fleischer]]著) | ||
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+ | ==カマール教== | ||
「Kamahlite」とは、「カマール教の、カマール教徒」の意。カマールの時代から300年後、[[AR]]46世紀に活動するカマールの信奉者。クローサの森は荒廃してしまっているが、カマールの教えを伝え続けている。 | 「Kamahlite」とは、「カマール教の、カマール教徒」の意。カマールの時代から300年後、[[AR]]46世紀に活動するカマールの信奉者。クローサの森は荒廃してしまっているが、カマールの教えを伝え続けている。 | ||
[[時のらせんブロックのその他のキャラクター#ジド/Zyd|カマール教のドルイド、ジド/Zyd, Kamahlite druid]]という人物がカードに登場している。 | [[時のらせんブロックのその他のキャラクター#ジド/Zyd|カマール教のドルイド、ジド/Zyd, Kamahlite druid]]という人物がカードに登場している。 | ||
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+ | ===カマール教徒の登場カード=== | ||
+ | いずれも[[フレイバー・テキスト]] | ||
+ | ;[[時のらせん]] | ||
:[[クローサの掌握/Krosan Grip]]、[[腐れ落ち/Molder]]、[[反復/Reiterate]] | :[[クローサの掌握/Krosan Grip]]、[[腐れ落ち/Molder]]、[[反復/Reiterate]] | ||
+ | ;[[モダンマスターズ2017]] | ||
+ | :[[古きクローサの力/Might of Old Krosa]] | ||
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+ | ==脚注== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
− | *[http://web.archive.org/web/20090507211558/http://mtg.takaratomy.co.jp/product/10ed/story1/index.html ドミニア英雄譚 〜ピット・ファイター、カマール編〜]([[タカラトミー]]、サイト消失によりInternet Archive) | + | *[http://web.archive.org/web/20090507211558/http://mtg.takaratomy.co.jp/product/10ed/story1/index.html ドミニア英雄譚 〜ピット・ファイター、カマール編〜] ([[タカラトミー]]、サイト消失によりInternet Archive) |
*[[背景世界/ストーリー用語]] | *[[背景世界/ストーリー用語]] |
2022年12月23日 (金) 01:53時点における最新版
カマール/Kamahlは、オデッセイ・ブロックとオンスロート・ブロックのキャラクターであり、両ブロックの主人公の1人。カードとしてはオデッセイのピット・ファイター、カマール/Kamahl, Pit Fighterが初出。
目次 |
[編集] 解説
パーディック山脈/Pardic Mountains出身のバーバリアン(オデッセイ・ブロック)、ドルイド(オンスロート・ブロック)。人間男性。妹ジェスカ/Jeskaとともにドワーフのバルソー/Balthorに師事していた。
- 元々赤い短髪という容姿が設定されていたが[1]、納品されてきたKev Walkerのイラストを気に入ったクリエイティブ・チームによって、既に完成していたカマールの願望/Kamahl's Desireのイラストを変更させてまで禿頭という設定に変更された[2]。なぜ禿頭になったかというエピソードは血まみれ牙の炎獣/Goretusk Firebeastのフレイバーテキストで語られている。第10版でのイラストでは初期設定通りの短髪で描かれている。
[編集] カマールの剣
カマールが持つ大剣はスラン鋼製で、バルソー/Balthorからカマールの祖父に友情の印として与えられたもの。もとはウルザ/Urzaが持っていた杖で、ファイレクシア/Phyrexiaとの戦いの後、バルソーが戦利品として手に入れ、彼が刀に鍛え直した。
[編集] カマールの名乗り
小説ではカマールは自己紹介する際に称号のようなものを名乗っているが、ストーリーの展開にしたがってそれはどんどんと長くなっている。
以下はScourgeのクライマックスで、対峙したカローナからの「汝、何者ぞ。カマールとは誰ぞ」との問いに答えたものである。
我は導くもの ― アヴェールーの守護者にして、クベールの導師、ロワーリンの救助者。我は“死のワーム”殺し、クローサの森の勇者、フェイジの兄、ラクァタスとチェイナーを屠りし者、パーディックの闘士 ― そして、ミラーリの宝剣を帯びし者。
- この戦いの後に、カローナから「ドミナリア/Dominariaの最後の守護者」の呼び名を与えられている。
[編集] エピソード
巨大な剣と炎の魔術を使い多くの勝利を得てきたが、更なる栄光を求めカバル市/Cabal Cityのピット・ファイトにやってくる。その後、ミラーリ/Mirariを求め各地をさすらうも、ピット・ファイトの優勝賞品となったことを知り、カバル市に舞い戻る。鎖の武器と召喚術で戦う陰謀団/The Cabal幹部候補生チェイナー/Chainerと手を組み、ピット・ファイトに連勝。その後、ミラーリを手に入れたことで狂気に陥ったチェイナーを破り、ついにミラーリを手にする。それがカマールの剣と一体化する。
パーディック山のバーバリアンらとともにミラーリを守ろうとするが、それはカマールがミラーリの剣の力で仲間を制圧するような独裁的な状態であった。それを防ぐため、妹のジェスカはカマールからミラーリを取り上げようとするが、その過程でカマールとジェスカは激しく戦闘を行うこととなり、カマールはミラーリ剣でジェスカの腹を貫通させ、致命傷までに傷つけてしまう。それに反省したカマールは、クローサ/Krosaの森に篭り修行。ミラーリの呪縛から解き放たれる。陰謀団の女帝フェイジ/Phageとして変わり果てたジェスカを元に戻すべく、イクシドール/Ixidorらとともにその元に向かう。そして、主を見失い暴走したアクローマ/Akromaとフェイジの融合した邪神カローナ/Karonaを打ち倒すことに成功するのであった。
ミラーリをプレインズウォーカー・カーン/Karnが回収した後、彼は戦乱の終わったオタリア大陸を復興すべく旅に出る。
時のらせんではカマール教/Kamahliteなる宗教が出ている。彼のドルイドとしての教えが後世に伝わった形であろう。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
- ピット・ファイター、カマール/Kamahl, Pit Fighter
- クローサの拳カマール/Kamahl, Fist of Krosa
- クローサの心胆、カマール/Kamahl, Heart of Krosa
[編集] カード名に登場
- オデッセイ
- カマールの願望/Kamahl's Desire
- トーメント
- カマールの大鎚/Kamahl's Sledge
- オンスロート
- カマールの召喚術/Kamahl's Summons
- ドミナリア
- カマールのドルイド的誓約/Kamahl's Druidic Vow
[編集] フレイバー・テキストに登場
- オデッセイ
- 熱砂/Burning Sands、大量破壊/Decimate、栄光の代価/Price of Glory、砂岩の落としわな/Sandstone Deadfall
- トーメント
- 頑強なるバルソー/Balthor the Stout、壊滅的な夢/Devastating Dreams、ハイドロモルフのカモメ/Hydromorph Gull、頭焼き/Skullscorch
- ジャッジメント
- 血まみれ牙の炎獣/Goretusk Firebeast、熟達の戦士ジェスカ/Jeska, Warrior Adept
- オンスロート
- 呪われたケンタウルス/Accursed Centaur、生命の律動/Biorhythm、エルフの開拓者/Elvish Pioneer、過酷な慈悲/Harsh Mercy、カマールの召喚術/Kamahl's Summons、部族の団結/Tribal Unity
- レギオン
- 種子生まれの詩神/Seedborn Muse
- スカージ
- 湧出/Upwelling
- 第10版
- 魔力のとげ/Manabarbs
- ドミナリア・リマスター
- 大量破壊/Decimate(ボーダーレス版)
[編集] イラストに登場
- オデッセイ
- カマールの願望/Kamahl's Desire
- ジャッジメント
- 怒鳴りつけ/Browbeat、限界点/Breaking Point
- オンスロート
- 帰化/Naturalize、生命の律動/Biorhythm
- スカージ
- 湧出/Upwelling
- ドミナリア
- カマールのドルイド的誓約/Kamahl's Druidic Vow
- アンヒンジド
- Rocket-Powered Turbo Slug
[編集] 登場作品・登場記事
- The Legendary Characters of Commander Legends, Part 1/『統率者レジェンズ』の伝説たち その1(Card Preview 2020年10月30日 Ari Zirulnik and Ethan Fleischer著)
[編集] カマール教
「Kamahlite」とは、「カマール教の、カマール教徒」の意。カマールの時代から300年後、AR46世紀に活動するカマールの信奉者。クローサの森は荒廃してしまっているが、カマールの教えを伝え続けている。
カマール教のドルイド、ジド/Zyd, Kamahlite druidという人物がカードに登場している。
[編集] カマール教徒の登場カード
いずれもフレイバー・テキスト
[編集] 脚注
- ↑ The Magic Style Guide(Daily MTG Feature 2002年2月1日)
- ↑ Hair apparent(Daily MTG Arcana 2002年2月21日)
[編集] 参考
- ドミニア英雄譚 〜ピット・ファイター、カマール編〜 (タカラトミー、サイト消失によりInternet Archive)
- 背景世界/ストーリー用語