スピリット

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{{Otheruses|[[クリーチャー・タイプ]]|[[デッキ]]|スピリット (デッキ)|[[背景世界/ストーリー用語|ストーリー用語]]|スピリット/Spirit}}
  
'''スピリット'''/''Spirit''は、[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。そのイメージは、精霊や実体の無い霊体、天使的なものから悪魔的なものまで多岐に渡り、各[[色]]に存在する。[[天使]]、[[ゾンビ]]、[[ドラゴン]]、[[デーモン]]、[[ずべら]]といった他のクリーチャー・タイプを併せ持つものも多い。
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'''スピリット'''/''Spirit''は、[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。精霊や実体のない霊体を指し、神聖なものから邪悪なものまで多岐に渡る。
  
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常連[[種族]]のひとつであり、どの時期どの[[次元/Plane]]でも存在が確認できる。各色いずれにも存在しうることから、スピリットで統一された5色[[サイクル]]もしばしば見られる。しかし一方で、比較的統一感に欠ける種族であり、(後述する特別な例を除いて)[[部族 (俗称)|部族]][[シナジー]]はかなり少ない。
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初出は[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]][[ラジャンの精/Radjan Spirit]][[Thunder Spirit]][[アイスエイジ]]の[[火炎の精/Flame Spirit|四大スピリット]]以降、毎[[ブロック (総称)|ブロック]]に2~3枚は登場する常連タイプとなる。[[神河ブロック]]ではテーマの一つになり、それまで55体しかいなかったものが一気に169体([[反転カード]]含む)も追加され、クリーチャー・タイプにおける一大勢力(当時クリーチャー数第2位)に急成長した。その後もさらに増え、一時は[[兵士]]を抜いて[[クリーチャー]]数で最大を誇るクリーチャー・タイプであったが、現在は若干失速気味で[[人間]]をはじめいくつかのクリーチャー・タイプに抜かれるようになった([[各種カードランキング#クリーチャー・タイプを持つクリーチャー・カードの数|各種カードランキング]])。[[イニストラード・ブロック]]をはじめ[[イニストラード/Innistrad]]を舞台とした[[セット]]群でも主要クリーチャー・タイプのひとつに据えられ、[[白青]]に割り振られている。また、長らく不在であった[[ロード (俗称)|ロード]]にあたる[[クリーチャー]]も[[イニストラード]]でようやくお目見えした。[[Magic Online]]での[[ミラージュ]]販売から[[クリーチャー・タイプ#ローウィン時の大再編|ローウィン時の大再編]]までのクリーチャー・タイプ再編期に[[ゴースト]]や[[異形の騒霊/Xenic Poltergeist|ポルターガイスト]]等のマイナー[[種族]]をかなり吸収する一方、[[エレメンタル]]や[[天使]][[デーモン]]など新たにタイプを与えられたスピリットも多い。
  
[[神河ブロック]]のテーマになり、それまで55体しかいなかったのが一気に169体([[反転カード]]含む)も追加され、クリーチャー・タイプにおける一大勢力(当時クリーチャー数第2位)に急成長した。その後もさらに増え、一時は[[兵士]]を抜いて[[クリーチャー]]数で最大を誇る[[部族 (俗称)|部族]]であったが、現在は若干失速気味で、[[人間]]と[[ウィザード]]に抜かれたほか兵士にも逆転を許し4位となっている。→ [[各種カードランキング#クリーチャー・タイプを持つクリーチャー・カードの数|各種カードランキング]]
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[[]]にほぼ満遍なく存在する。5色[[サイクル]]を成す事も多い。
  
神河ブロックでは最大のテーマであることもあり、スピリットを参照する効果が多い。[[転生]]という[[キーワード能力]]があるほか、[[スピリットクラフト]]など[[秘儀]]と関連した[[能力]]も多い。
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タイプ的な統一感はほぼなかったタイプであったが、[[ジャッジメント]]では[[幻影のケンタウロス/Phantom Centaur|幻影クリーチャー]]が共通の[[能力]]をもったスピリットだった。[[神河ブロック]]ではスピリットを参照する[[キーワード能力]]として[[転生]]を持つものが多く存在するほか、スピリットのみに与えられた能力として[[献身]][[魂力]]が登場している(これら2つは、後のセットでスピリット以外にも与えられている)。[[降霊]]を持つクリーチャーは、必ずどちらかの面がスピリットである[[変身する両面カード]]である。
  
[[イニストラード]]でもテーマ部族のひとつで、[[白青]]に割り振られている。ホラーにおける「幽霊」がモチーフで、[[人間]]に害を及ぼす悪霊は[[]][[単色]]、人間を守ってくれる霊は[[白]]もしくは[[白青]]のカードで表現される。長らく不在であった[[ロード (俗称)|ロード]]にあたる[[クリーチャー]]もようやくお目見えした([[ドラグスコルの隊長/Drogskol Captain]])。
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[[タイプ的カード]]は神河ブロックを中心に転生や[[スピリットクラフト]]などかなりの数が存在する。ロードは[[戦場の霊/Battleground Geist]][[絞首台の守部/Gallows Warden]][[ドラグスコルの隊長/Drogskol Captain]]などが存在する。また、クリーチャーではないものに[[遥か忘れられし御幣/Long-Forgotten Gohei]]がある。
  
*[[伝説の]]スピリットは反転カードを含めると[[イニストラード]]現在、64体存在する。そのほとんどが神河ブロックで登場したものである。[[伝説のクリーチャー]]の数では、人間に次いで2位。
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スピリット・[[トークン]]を[[生成]]するカードは数多い。神河ブロックのカードは[[無色]]の1/1、その他のものは[[飛行]]を持つ[[白]]あるいは[[青]]の[[単色]]であることが多く、[[ラヴニカ/Ravnica]]の[[オルゾフ組/The Orzhov Syndicate]]に関連するものは[[死後]]を含め飛行を持つ[[白黒]]の1/1である事が多い(→[[トークン一覧]])。また、[[ヴァンガード]]では[[Teysa, Orzhov Scion Avatar]]が存在する。[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]では[[ロアホールド大学/Lorehold College]]([[赤白]])のマスコット・[[トークン]]に選ばれ、飛行を持たず3/2という珍しい[[サイズ]]。
**神河ブロック以外の伝説のスピリットは[[オルゾヴァの幽霊議員/Ghost Council of Orzhova]]、[[夜のスピリット/Spirit of the Night]]、[[幽霊の酋長、カラドール/Karador, Ghost Chieftain]]、[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]]のみ。
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*[[カード名]]では「スピリット([[ミラージュ]]初出)」と「精([[第4版]]初出)」の2種類の訳語が混在しており、ごくまれに「精霊」と訳される。現在は「スピリット」が支配的である。
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[[伝説の]]スピリットは反転カード・[[両面カード]]を含めると[[カルロフ邸殺人事件]]現在109体存在する([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?supertype%5B%5D=legendary&subtype%5B%5D=Spirit 「伝説の(Legendary)・スピリット(Spirit)」でWHISPER検索])。
*夜のスピリットは名前はスピリットだが、かつてはクリーチャー・タイプはもっていなかった。現在は[[デーモン]]・スピリットである。
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*前々から[[エレメンタル]]と少しかぶるところがあったが、[[オラクル]]の変更によってついにエレメンタルであるスピリットが誕生した。→ [[地の底の精霊/Subterranean Spirit]]
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*スピリットに変化したりさせたりするカードは、[[魂込めの円月刀/Ensouled Scimitar]]、[[源獣]]サイクル、[[運命の大立者/Figure of Destiny]]、[[憑依された板金鎧/Haunted Plate Mail]]、[[始まりの木の管理人/Warden of the First Tree]]、[[霊鍛冶のホフリ/Hofri Ghostforge]]などがある。
*『'''神'''/''Kami''』と呼ばれている神河ブロックのスピリットはグロテスクなものが多いが、妖怪や九十九神をモチーフにしたものだと思われる。
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==イメージと歴史==
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初期は[[地の底の精霊/Subterranean Spirit]]はエレメンタルだったり[[無規律の死霊/Entropic Specter]][[スペクター]]ではなくスピリットであったりと種族イメージが曖昧だった。クリーチャー・タイプ再編では、名前にSpiritが付くクリーチャーにはすべてスピリットが与えられたが、Spiritの名前を持ちながらも自然を具現化したようなクリーチャーにはエレメンタルが与えられるなど整理された。
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現在では
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*[[神河/Kamigawa]]の[[神/Kami]]
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*生物の霊魂
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*魂が宿って動き出した道具([[踊る円月刀/Dancing Scimitar]][[異形の大軍/Horrible Hordes]]など)
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がスピリットに分類されるようだが、[[憑依された護衛/Haunted Guardian]]は[[構築物]]であったりと必ずしも一定していない。
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*[[カード名]]では「スピリット([[ミラージュ]]初出)」と「精([[第4版]]初出)」の2種類の訳語が混在しており、ごくまれに「精霊」「霊魂」と訳される。現在は「スピリット」が支配的である。
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その他背景世界における種族としてのスピリットについての詳細は、[[スピリット/Spirit]]を参照。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Spirit|スピリット(Spirit)}}
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Spirit|スピリット(Spirit)}}
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*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Spirit}|スピリット(Spirit)}}
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
  
 
[[Category:クリーチャー・タイプ|すひりつと]]
 
[[Category:クリーチャー・タイプ|すひりつと]]

2024年6月20日 (木) 18:17時点における最新版

スピリット/Spiritは、クリーチャー・タイプの1つ。精霊や実体のない霊体を指し、神聖なものから邪悪なものまで多岐に渡る。


Tradewind Rider / 貿易風ライダー (3)(青)
クリーチャー — スピリット(Spirit)

飛行
(T),あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャー2体をタップする:パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。

1/4


Eternal Dragon / 永遠のドラゴン (5)(白)(白)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon) スピリット(Spirit)

飛行
(3)(白)(白):あなたの墓地にある永遠のドラゴンをあなたの手札に戻す。この能力は、あなたのアップキープの間にのみ起動できる。
平地(Plains)サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:あなたのライブラリーから平地カードを1枚探す。それを公開し、あなたの手札に加える。その後ライブラリーを切り直す。)

5/5


Geist of Saint Traft / 聖トラフトの霊 (1)(白)(青)
伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit) クレリック(Cleric)

呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
聖トラフトの霊が攻撃するたび、タップ状態で攻撃している、飛行を持つ白の4/4の天使(Angel)クリーチャー・トークンを1体生成する。戦闘終了時に、そのトークンを追放する。

2/2

初出はレジェンドラジャンの精/Radjan SpiritThunder Spiritアイスエイジ四大スピリット以降、毎ブロックに2~3枚は登場する常連タイプとなる。神河ブロックではテーマの一つになり、それまで55体しかいなかったものが一気に169体(反転カード含む)も追加され、クリーチャー・タイプにおける一大勢力(当時クリーチャー数第2位)に急成長した。その後もさらに増え、一時は兵士を抜いてクリーチャー数で最大を誇るクリーチャー・タイプであったが、現在は若干失速気味で人間をはじめいくつかのクリーチャー・タイプに抜かれるようになった(各種カードランキング)。イニストラード・ブロックをはじめイニストラード/Innistradを舞台としたセット群でも主要クリーチャー・タイプのひとつに据えられ、白青に割り振られている。また、長らく不在であったロードにあたるクリーチャーイニストラードでようやくお目見えした。Magic Onlineでのミラージュ販売からローウィン時の大再編までのクリーチャー・タイプ再編期にゴーストポルターガイスト等のマイナー種族をかなり吸収する一方、エレメンタル天使デーモンなど新たにタイプを与えられたスピリットも多い。

にほぼ満遍なく存在する。5色サイクルを成す事も多い。

タイプ的な統一感はほぼなかったタイプであったが、ジャッジメントでは幻影クリーチャーが共通の能力をもったスピリットだった。神河ブロックではスピリットを参照するキーワード能力として転生を持つものが多く存在するほか、スピリットのみに与えられた能力として献身魂力が登場している(これら2つは、後のセットでスピリット以外にも与えられている)。降霊を持つクリーチャーは、必ずどちらかの面がスピリットである変身する両面カードである。

タイプ的カードは神河ブロックを中心に転生やスピリットクラフトなどかなりの数が存在する。ロードは戦場の霊/Battleground Geist絞首台の守部/Gallows Wardenドラグスコルの隊長/Drogskol Captainなどが存在する。また、クリーチャーではないものに遥か忘れられし御幣/Long-Forgotten Goheiがある。

スピリット・トークン生成するカードは数多い。神河ブロックのカードは無色の1/1、その他のものは飛行を持つあるいは単色であることが多く、ラヴニカ/Ravnicaオルゾフ組/The Orzhov Syndicateに関連するものは死後を含め飛行を持つ白黒の1/1である事が多い(→トークン一覧)。また、ヴァンガードではTeysa, Orzhov Scion Avatarが存在する。ストリクスヘイヴン:魔法学院ではロアホールド大学/Lorehold College赤白)のマスコット・トークンに選ばれ、飛行を持たず3/2という珍しいサイズ

伝説のスピリットは反転カード・両面カードを含めるとカルロフ邸殺人事件現在109体存在する(「伝説の(Legendary)・スピリット(Spirit)」でWHISPER検索)。

[編集] イメージと歴史

初期は地の底の精霊/Subterranean Spiritはエレメンタルだったり無規律の死霊/Entropic Specterスペクターではなくスピリットであったりと種族イメージが曖昧だった。クリーチャー・タイプ再編では、名前にSpiritが付くクリーチャーにはすべてスピリットが与えられたが、Spiritの名前を持ちながらも自然を具現化したようなクリーチャーにはエレメンタルが与えられるなど整理された。

現在では

がスピリットに分類されるようだが、憑依された護衛/Haunted Guardian構築物であったりと必ずしも一定していない。

  • カード名では「スピリット(ミラージュ初出)」と「精(第4版初出)」の2種類の訳語が混在しており、ごくまれに「精霊」「霊魂」と訳される。現在は「スピリット」が支配的である。

その他背景世界における種族としてのスピリットについての詳細は、スピリット/Spiritを参照。

[編集] 参考

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