排撃の変異/Repulsive Mutation

提供：MTG Wiki

2024年3月7日 (木) 02:02時点における版

クリーチャー強化と不確定カウンターを兼ねたインスタント。

対戦相手に要求するマナは対象にしたクリーチャーのパワー相当で、これ自身の強化も含む。呪文を対象に取る必要は無く、純粋な強化として唱えてもよいため終盤にブロッカーをすり抜けたクリーチャーを一気に強化してX火力のように打点を稼いだり、逆に対戦相手の浮かせているマナ次第では、ファッティを対象に取ってX＝0で単なる打ち消しとして使ってもよしと柔軟性は非常に高い。ただし打ち消しとして考えた場合、あなたのクリーチャーがいなければ使えない（唱えられたとしても要求するマナが0にしかならないので実質無意味だが）点には注意。構築で採用するなら、どちらかというと強化を主目的として使えるようにデッキを組むのがよいだろう。

リミテッドではインスタント・タイミングで恒久的な強化を行えるコンバット・トリックであり、クリーチャーも構築より横並びしやすいのもあって確定カウンターめいた仕事を果たすのも難しくない。色さえ噛み合っているなら優先して確保し、カットしなかった場合は緑青相手にはこれの存在を念頭に置いた動きを心がけたいところ。アンコモンでありながらボムレア級の活躍も可能な強烈な呪文。ただしカルロフ邸殺人事件は比較的除去が豊富に収録されたカード・セットであり、これを唱えるのに対応して下地を除去されると要求するマナは0になってしまう。連続で除去を構えられると足元を掬われる可能性はあるので状況次第ではフルタップにせず、ブラフも込みでマナを浮かせておくなどのプレイングも意識しておこう。

• マナ・コストにXを含むカウンターとしては珍しく、相手への要求マナとXの値に直接の関連性が無い。また、強化対象としたクリーチャーとも直接の関連性が無い。
  • パワーがあるクリーチャーさえいれば打ち消しとして機能する。隙を減らしたい場合はXの値を減らしたり、複数体のクリーチャーをコントロールしているなら、相手への要求マナは減るもののリスク分散や対応して撃たれるインスタント除去をケアするためにパワーの低いクリーチャーを対象に撃つのも手である。
• 解決時にどちらかの対象が不正な対象になっていても、適正な対象には効果を発揮する。
• 解決時にあなたがクリーチャーをコントロールしていなかったなら、呪文のコントローラーが支払うべきコストは(０)である。あえてそれを支払うことを選ばないで呪文を打ち消されることを選んでもよい。

参考

• カード個別評価：カルロフ邸殺人事件 - アンコモン