Infernal Spawn of Evil
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− | [[ | + | '''Infernal Spawn of Evil'''(邪悪なる地獄の落とし児)という[[カード名]]にふさわしい、凶悪なる性能とその存在の「気配」だけで[[ライフ]]を脅かす能力を持つ[[デーモン]](ではなく[[ビースト]])。その姿も見る者を恐怖に陥れるほどにおぞましい(と思いきや{{Gatherer|id=9779|とてもかわいらしい}})。 |
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− | *[[アンヒンジド]] | + | *[[アーティスト]]の[[Ron Spencer]]が(別の[[黒枠]][[カード・セット|セット]]で)とある邪悪な黒の[[クリーチャー]]の[[イラスト]]を依頼された時に提出したスケッチが元ネタ。もちろんジョークでありすぐに真面目なスケッチが送られてきたのだが、これに大ウケした[[Mark Rosewater]]がアン・ゲームにおいてその邪悪な姿にふさわしいカードをデザインし、実際に印刷されることになってしまった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/designing-azorius-2012-10-29 Designing for Azorius]([[Making Magic]] [[2012年]]10月29日 [[Mark Rosewater]]著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/rivals-no-other-part-3-2018-01-22 A Rivals Like No Other, Part 3]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030161/ 他ならぬ『相克』 その3](Making Magic [[2018年]]1月22日 Mark Rosewater著)</ref>。 |
+ | **[[クリーチャー・タイプ]]が修整されているのは、当時の[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|ウィザーズ社]]の(宗教色が強いことから)デーモンを使わない方針を反映したジョークである<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/get-it-2004-08-16 Get It?](News [[2004年]]8月16日 Mark Rosewater著)</ref>。 | ||
+ | ***[[オラクル]]では長らくデーモンが削除されていなかったため[[ルール]]上はデーモンとして扱われていたが、[[2017年のオラクル更新#2017年12月のオラクル更新|2017年12月のオラクル更新]]でこちらでも削除され、本当にデーモンではなくなってしまった。 | ||
+ | *[[アンヒンジド]]ではさらに邪悪な[[子供|第二世代]]の[[Infernal Spawn of Infernal Spawn of Evil]]が登場。さらに[[Unsanctioned]]ではそれに続く[[Grandchild|第三世代]]の[[Infernius Spawnington III, Esq.]]が登場したうえ、三世代揃い踏みでの収録を果たしている。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[手札にある間に機能する能力を持つカード]] | ||
*[[カード個別評価:アングルード]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:アングルード]] - [[レア]] | ||
+ | [[Category:WHISPER最新オラクル未対応]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2024年1月24日 (水) 03:18時点における最新版
クリーチャー — ビースト(Beast)
飛行、先制攻撃
(1)(黒),Infernal Spawn of Evilをあなたの手札から公開し、「It's coming!(来るぞ!)」と言う:対戦相手1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。Infernal Spawn of Evilはそれに1点のダメージを与える。あなたのアップキープの間にしかプレイできず、各アップキープに1回のみプレイできる。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「プレイ」は「起動」と読み替えてください。
Infernal Spawn of Evil(邪悪なる地獄の落とし児)というカード名にふさわしい、凶悪なる性能とその存在の「気配」だけでライフを脅かす能力を持つデーモン(ではなくビースト)。その姿も見る者を恐怖に陥れるほどにおぞましい(と思いきやとてもかわいらしい)。
戦場では飛行と先制攻撃を持つ巨大クリーチャー。当時のデーモン(ではないのだけれどもそれに類する黒の大型枠)としては珍しく、ペナルティ能力のないシンプルなフレンチ・バニラ。重いが、いったん戦場に出てしまえば結構強力な、素直なカードである。アン・ゲーム的な意味で面白くはないことだけが欠点か。
肝はもうひとつの、存在をアピールしつつ決め台詞を言うことで、対戦相手かプレインズウォーカーに1点ダメージを飛ばす起動型能力。現在でこそ予見というほぼ同じ挙動をする能力が登場したが、当時としては掟破りのぶっ飛んだ能力。実用性としても、毎ターン1回しか使えないとはいえ、2マナ1点の繰り返し使える能力であり、もみ消し/Stifleなどで打ち消されてもカードは手札から無くならない、と扱いやすく強力。
- アーティストのRon Spencerが(別の黒枠セットで)とある邪悪な黒のクリーチャーのイラストを依頼された時に提出したスケッチが元ネタ。もちろんジョークでありすぐに真面目なスケッチが送られてきたのだが、これに大ウケしたMark Rosewaterがアン・ゲームにおいてその邪悪な姿にふさわしいカードをデザインし、実際に印刷されることになってしまった[1][2]。
- クリーチャー・タイプが修整されているのは、当時のウィザーズ社の(宗教色が強いことから)デーモンを使わない方針を反映したジョークである[3]。
- オラクルでは長らくデーモンが削除されていなかったためルール上はデーモンとして扱われていたが、2017年12月のオラクル更新でこちらでも削除され、本当にデーモンではなくなってしまった。
- クリーチャー・タイプが修整されているのは、当時のウィザーズ社の(宗教色が強いことから)デーモンを使わない方針を反映したジョークである[3]。
- アンヒンジドではさらに邪悪な第二世代のInfernal Spawn of Infernal Spawn of Evilが登場。さらにUnsanctionedではそれに続く第三世代のInfernius Spawnington III, Esq.が登場したうえ、三世代揃い踏みでの収録を果たしている。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
アン・セットに収録された、Infernal Spawn of Evil一族のメガサイクル。いずれも黒の大型クリーチャーで、複数のキーワード能力と、決め台詞を言うことでプレイヤーにダメージを与える能力を持つ。代を重ねるごとにサイズとキーワード能力とマナ・コストとクリーチャー・タイプの数が増え、色拘束は薄くなっている。アーティストはいずれもRon Spencer。
- Infernal Spawn of Evil(アングルード、祖父)
- Infernal Spawn of Infernal Spawn of Evil(アンヒンジド、子供)
- Infernius Spawnington III, Esq.(Unsanctioned、孫)
[編集] 脚注
- ↑ Designing for Azorius(Making Magic 2012年10月29日 Mark Rosewater著)
- ↑ A Rivals Like No Other, Part 3/他ならぬ『相克』 その3(Making Magic 2018年1月22日 Mark Rosewater著)
- ↑ Get It?(News 2004年8月16日 Mark Rosewater著)