カマール/Kamahl
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2022年12月23日 (金) 01:53時点における最新版
カマール/Kamahlは、オデッセイ・ブロックとオンスロート・ブロックのキャラクターであり、両ブロックの主人公の1人。カードとしてはオデッセイのピット・ファイター、カマール/Kamahl, Pit Fighterが初出。
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[編集] 解説
パーディック山脈/Pardic Mountains出身のバーバリアン(オデッセイ・ブロック)、ドルイド(オンスロート・ブロック)。人間男性。妹ジェスカ/Jeskaとともにドワーフのバルソー/Balthorに師事していた。
- 元々赤い短髪という容姿が設定されていたが[1]、納品されてきたKev Walkerのイラストを気に入ったクリエイティブ・チームによって、既に完成していたカマールの願望/Kamahl's Desireのイラストを変更させてまで禿頭という設定に変更された[2]。なぜ禿頭になったかというエピソードは血まみれ牙の炎獣/Goretusk Firebeastのフレイバーテキストで語られている。第10版でのイラストでは初期設定通りの短髪で描かれている。
[編集] カマールの剣
カマールが持つ大剣はスラン鋼製で、バルソー/Balthorからカマールの祖父に友情の印として与えられたもの。もとはウルザ/Urzaが持っていた杖で、ファイレクシア/Phyrexiaとの戦いの後、バルソーが戦利品として手に入れ、彼が刀に鍛え直した。
[編集] カマールの名乗り
小説ではカマールは自己紹介する際に称号のようなものを名乗っているが、ストーリーの展開にしたがってそれはどんどんと長くなっている。
以下はScourgeのクライマックスで、対峙したカローナからの「汝、何者ぞ。カマールとは誰ぞ」との問いに答えたものである。
我は導くもの ― アヴェールーの守護者にして、クベールの導師、ロワーリンの救助者。我は“死のワーム”殺し、クローサの森の勇者、フェイジの兄、ラクァタスとチェイナーを屠りし者、パーディックの闘士 ― そして、ミラーリの宝剣を帯びし者。
- この戦いの後に、カローナから「ドミナリア/Dominariaの最後の守護者」の呼び名を与えられている。
[編集] エピソード
巨大な剣と炎の魔術を使い多くの勝利を得てきたが、更なる栄光を求めカバル市/Cabal Cityのピット・ファイトにやってくる。その後、ミラーリ/Mirariを求め各地をさすらうも、ピット・ファイトの優勝賞品となったことを知り、カバル市に舞い戻る。鎖の武器と召喚術で戦う陰謀団/The Cabal幹部候補生チェイナー/Chainerと手を組み、ピット・ファイトに連勝。その後、ミラーリを手に入れたことで狂気に陥ったチェイナーを破り、ついにミラーリを手にする。それがカマールの剣と一体化する。
パーディック山のバーバリアンらとともにミラーリを守ろうとするが、それはカマールがミラーリの剣の力で仲間を制圧するような独裁的な状態であった。それを防ぐため、妹のジェスカはカマールからミラーリを取り上げようとするが、その過程でカマールとジェスカは激しく戦闘を行うこととなり、カマールはミラーリ剣でジェスカの腹を貫通させ、致命傷までに傷つけてしまう。それに反省したカマールは、クローサ/Krosaの森に篭り修行。ミラーリの呪縛から解き放たれる。陰謀団の女帝フェイジ/Phageとして変わり果てたジェスカを元に戻すべく、イクシドール/Ixidorらとともにその元に向かう。そして、主を見失い暴走したアクローマ/Akromaとフェイジの融合した邪神カローナ/Karonaを打ち倒すことに成功するのであった。
ミラーリをプレインズウォーカー・カーン/Karnが回収した後、彼は戦乱の終わったオタリア大陸を復興すべく旅に出る。
時のらせんではカマール教/Kamahliteなる宗教が出ている。彼のドルイドとしての教えが後世に伝わった形であろう。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
- ピット・ファイター、カマール/Kamahl, Pit Fighter
- クローサの拳カマール/Kamahl, Fist of Krosa
- クローサの心胆、カマール/Kamahl, Heart of Krosa
[編集] カード名に登場
- オデッセイ
- カマールの願望/Kamahl's Desire
- トーメント
- カマールの大鎚/Kamahl's Sledge
- オンスロート
- カマールの召喚術/Kamahl's Summons
- ドミナリア
- カマールのドルイド的誓約/Kamahl's Druidic Vow
[編集] フレイバー・テキストに登場
- オデッセイ
- 熱砂/Burning Sands、大量破壊/Decimate、栄光の代価/Price of Glory、砂岩の落としわな/Sandstone Deadfall
- トーメント
- 頑強なるバルソー/Balthor the Stout、壊滅的な夢/Devastating Dreams、ハイドロモルフのカモメ/Hydromorph Gull、頭焼き/Skullscorch
- ジャッジメント
- 血まみれ牙の炎獣/Goretusk Firebeast、熟達の戦士ジェスカ/Jeska, Warrior Adept
- オンスロート
- 呪われたケンタウルス/Accursed Centaur、生命の律動/Biorhythm、エルフの開拓者/Elvish Pioneer、過酷な慈悲/Harsh Mercy、カマールの召喚術/Kamahl's Summons、部族の団結/Tribal Unity
- レギオン
- 種子生まれの詩神/Seedborn Muse
- スカージ
- 湧出/Upwelling
- 第10版
- 魔力のとげ/Manabarbs
- ドミナリア・リマスター
- 大量破壊/Decimate(ボーダーレス版)
[編集] イラストに登場
- オデッセイ
- カマールの願望/Kamahl's Desire
- ジャッジメント
- 怒鳴りつけ/Browbeat、限界点/Breaking Point
- オンスロート
- 帰化/Naturalize、生命の律動/Biorhythm
- スカージ
- 湧出/Upwelling
- ドミナリア
- カマールのドルイド的誓約/Kamahl's Druidic Vow
- アンヒンジド
- Rocket-Powered Turbo Slug
[編集] 登場作品・登場記事
- The Legendary Characters of Commander Legends, Part 1/『統率者レジェンズ』の伝説たち その1(Card Preview 2020年10月30日 Ari Zirulnik and Ethan Fleischer著)
[編集] カマール教
「Kamahlite」とは、「カマール教の、カマール教徒」の意。カマールの時代から300年後、AR46世紀に活動するカマールの信奉者。クローサの森は荒廃してしまっているが、カマールの教えを伝え続けている。
カマール教のドルイド、ジド/Zyd, Kamahlite druidという人物がカードに登場している。
[編集] カマール教徒の登場カード
いずれもフレイバー・テキスト
[編集] 脚注
- ↑ The Magic Style Guide(Daily MTG Feature 2002年2月1日)
- ↑ Hair apparent(Daily MTG Arcana 2002年2月21日)
[編集] 参考
- ドミニア英雄譚 〜ピット・ファイター、カマール編〜 (タカラトミー、サイト消失によりInternet Archive)
- 背景世界/ストーリー用語