大渦の脈動/Maelstrom Pulse
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2018年9月27日 (木) 03:35時点における版
土地以外のパーマネントを破壊できる呪文。ダークスティールの残響するサイクルのように、同名の他のパーマネントも破壊できる。
単純に単体除去として見ても名誉回復/Vindicateに次ぐ万能さで使い勝手がよく、上手くいけばカード・アドバンテージも得られる。
特に同名のトークンを大量に展開するようなデッキに対しては、一方的な全体除去に近い働きも期待できる。他にもプレインズウォーカーに直接対処できるなどその応用力の高さが買われ、ブロック構築からエターナルに至るまで各フォーマットで使用実績を持つ。リミテッドでもきわめて優秀な除去である。
- 対象にする1つは「土地でないパーマネント」である必要があるが、「同じ名前で巻き込まれる」ものについてはその制限が無いため、例えば平地/Plainsをクリーチャー化した上で魂の彫刻家/Soul Sculptorでエンチャントにした場合、これに大渦の脈動を唱えると、ただの基本土地の平地/Plainsまで全て巻き込まれる。
- 「土地でないパーマネント」の破壊に対して、土地を対象にする亜種として破壊の爪痕/Wake of Destructionと言う先輩がある。多色と言えどこちらは3マナ、かたやあちらは単色でもトリプルシンボルの6マナ。土地は基本土地で同じ名前のものが並びやすいための差別化である。
関連カード
性能・マナ・コストが類似するカード。
- 化膿/Putrefy
- インスタントのためテンポ面で有利だが、その分対象にできる範囲が狭く汎用性で劣る。アドバンテージを得ることはできない。
- 突然の衰微/Abrupt Decay
- 2マナのインスタントになり、打ち消されない能力が加わった。ただし点数で見たマナ・コストが3以下という限定付き。
- 破滅的な行為/Pernicious Deed
- 起動コストがかかるためテンポ面で不利だが、全体除去でありアドバンテージがとりやすい。アーティファクト・土地やミシュラランドも破壊できる。プレインズウォーカーに対処できない。
- 疫病沸かし/Plague Boiler
- 破滅的な行為と同じ3マナの全体除去で、破壊のタイミングを操作できる。その代わり即効性に欠ける。
- 暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy
- 2マナのインスタント。特に制約がない代わりに、そのコントローラーに基本土地を与える。
その他
2011年のグランプリ来場者プロモーション・カードに選ばれた。John Avonによる新規イラストで、Modern Masters再録時にもこちらのイラストが使用されている(カード画像)。
参考
- 2系統の偉大なる伝統(文:Mike Flores)
- 壁紙・待受
- カード個別評価:アラーラ再誕 - レア
- カード個別評価:Modern Masters - レア
- Amonkhet Invocations