隔離するタイタン/Sundering Titan
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2016年12月25日 (日) 16:41時点における版
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
隔離するタイタンが戦場に出たか戦場を離れたとき、基本土地タイプ1種につきそのタイプの土地を1つ選ぶ。その後それらの土地を破壊する。
7/10戦場に出たときと離れたときのそれぞれで土地を大量に破壊する巨大アーティファクト・クリーチャー。特に多色コントロールデッキに対して強力で、あっという間にマナ基盤をずたずたにする。
マナ・コストは非常に重いが、たいてい歯と爪/Tooth and Nailや修繕/Tinkerでサーチ兼コスト踏み倒しで直接戦場に出るためほとんどデメリットになっていない。鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breakerでコピーを出すとさらに大変なことに。
デュアルランドやショックランドの存在する環境ではさらに強力。自分のコントロールしている土地の基本土地タイプを対戦相手も持っている可能性が高いため、一方的に被害を与えやすい。エクステンデッドではラヴニカ・ブロックでショックランドが登場してからは強化された。歯と爪を使わない青系ウルザトロン(青白トロン、青緑トロン)でもフィニッシャーとして多く採用されていた。
モダンでも同様に赤緑トロンや青単トロンで採用されることがある。レガシーではMUDのフィニッシャーの1つ。
ヴィンテージ環境ではMishra's Workshop、修繕/Tinker、ゴブリンの溶接工/Goblin Welder、Mana Drain等から高速召喚される。上記の通りデュアルランドに対して有効なため、余計たちが悪い。
- 当初は全く見向きされていなかった(カスレア扱い)。
- 土地破壊カードとしてはやや珍しく基本でない土地対策にはならない。しかしその性質も自らのウルザランドを巻き込む危険がないという利点ともとれるし、前述したようにデュアルランドやショックランドは例外なのであまり問題視されない。
- 希望の化身/Avatar of Hopeに続くタフネス偏重クリーチャー。それまで、タフネスが10以上のクリーチャーはリバイアサン/Leviathanをはじめ10/10など正方のP/Tを持つものばかりであった。この記録は、後に8/12の世界の源獣/Genju of the Realmや9/14の土着のワーム/Autochthon Wurmなどに塗り替えられる。
2004年9月20日よりプリズマティックで禁止カードに指定される。また統率者戦でも2012年6月20日(Magic Onlineでは6月27日)より禁止カードに指定。
ルール
よく「能力の意味がわからない」と言う意見が出るが、実際わかりにくい能力なのは確かである。大雑把に言ってしまえば「各基本土地タイプ(平地・島・沼・山・森)を持つ土地を1枚ずつ選んで破壊する」という能力なのだが、挙動がやや特殊である。
- この能力は明確なメリットとして機能しているため、トーナメントでも使用頻度が高くなり、しばしばルールに関する質問が出されることにもなった。
まず、この能力は対象をとっていないことに注意。そのため破壊する土地の選択は、能力の誘発時ではなく、解決時に行う。
- 各基本土地タイプのうち、足りないものがあっても問題なく処理される。
- 被覆や呪禁で守られている土地でも問題なく破壊できる。
- 「選んで破壊する」が一連の効果であり、その間に割り込んで手札に戻したり生け贄に捧げたりして被害を軽減したりできない。
「基本土地タイプ1種につきそのタイプの土地を1つ選ぶ。」とは、次の5つすべてを行うということである。
- 戦場に出ている平地のうち1枚をあなたが選ぶ。無いなら選ばない。
- 戦場に出ている島のうち1つをあなたが選ぶ。無いなら選ばない。
- 戦場に出ている沼のうち1つをあなたが選ぶ。無いなら選ばない。
- 戦場に出ている山のうち1つをあなたが選ぶ。無いなら選ばない。
- 戦場に出ている森のうち1つをあなたが選ぶ。無いなら選ばない。