取り消し/Cancel
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− | + | ただしやや重いため、特に2回打ち消しをしようとすると、残さなければいけないマナの負担が重くのしかかる。[[メタ]]が絞られている場合は[[本質の散乱/Essence Scatter]]や[[否認/Negate]]などの[[対象]]が限定されたかわりに[[軽い|軽量]]化されたカウンターが使われる。もちろん併用されることも多い。 | |
− | + | [[時のらせん]]の登場時には、入れ替わりで[[スタンダード]]から退場した[[邪魔/Hinder]]と比較されたが、邪魔の方が高く評価されることが多かった。これは、当時の[[スタンダード]][[環境]]が[[墓地]]利用が盛んであったことからである。また、そのシンプルさから、[[基本セット]][[再録]]を前提とした収録と予測する[[プレイヤー]]も多く、予想通り[[第10版]]に再録された。 | |
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*時のらせんと第10版の{{Gatherer|id=148061}}は[[第4版]]までの{{Gatherer|id=2148|対抗呪文のイラスト}}に似ている。[[アーティスト|イラストレーター]]も同じ[[Mark Poole]]である。 | *時のらせんと第10版の{{Gatherer|id=148061}}は[[第4版]]までの{{Gatherer|id=2148|対抗呪文のイラスト}}に似ている。[[アーティスト|イラストレーター]]も同じ[[Mark Poole]]である。 | ||
*基本セットに再録されたものは、[[効果]]の単純さを強調するためか、対抗呪文同様[[フレイバー・テキスト]]が書かれていない。 | *基本セットに再録されたものは、[[効果]]の単純さを強調するためか、対抗呪文同様[[フレイバー・テキスト]]が書かれていない。 | ||
*2002年4月のコラム「[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/rb16 Counterspell Conundrum]」で「呪文1つを対象とし、それを打ち消す」の適正なマナ・コストについてのアンケートが行われ(選択肢は[[青マナ]]2つ含む2マナ、3マナ、4マナの3つ)、その結果(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/rb17 Of Polls and Pies])、対抗呪文が健在の間でも29%が3マナが適正と答えている。 | *2002年4月のコラム「[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/rb16 Counterspell Conundrum]」で「呪文1つを対象とし、それを打ち消す」の適正なマナ・コストについてのアンケートが行われ(選択肢は[[青マナ]]2つ含む2マナ、3マナ、4マナの3つ)、その結果(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/rb17 Of Polls and Pies])、対抗呪文が健在の間でも29%が3マナが適正と答えている。 | ||
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+ | *[[対抗呪文/Counterspell]] - 2マナ。打ち消し呪文の元祖。([[アルファ]]~[[第7版]]) | ||
+ | *[[雲散霧消/Dissipate]] - 打ち消した呪文を[[追放]]する。取り消しより前に登場し、取り消し登場後も[[再録]]されている。([[ミラージュ]]、[[イニストラード]]、[[基本セット2015]]) | ||
+ | *[[禁止/Forbid]] - [[バイバック]]-[[カード]]を2枚[[捨てる]] 付き。取り消しより前に登場。([[エクソダス]]) | ||
+ | *[[冷静な反論/Stoic Rebuttal]] - [[金属術]]の達成で1マナ軽くなる。([[ミラディンの傷跡]]) | ||
+ | *[[解消/Dissolve]] - 追加で[[占術]]1を行う。([[テーロス]]) | ||
+ | *[[風への散乱/Scatter to the Winds]] - [[覚醒]]3-(4)(青)(青) 付き。([[戦乱のゼンディカー]]) | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1094 Cancellation] (歴代の取り消しのイラスト([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/ Daily MTG])) | *[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1094 Cancellation] (歴代の取り消しのイラスト([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/ Daily MTG])) |
2015年9月28日 (月) 19:01時点における版
対抗呪文/Counterspellの修正版である確定カウンター呪文。
単純に1マナ重くなった点以外は対抗呪文と同じであり、その下位互換である。しかし大抵の呪文を1枚で打ち消せる万能さは対抗呪文と変わらず、トーナメントでも充分な活躍を見せる。
ただしやや重いため、特に2回打ち消しをしようとすると、残さなければいけないマナの負担が重くのしかかる。メタが絞られている場合は本質の散乱/Essence Scatterや否認/Negateなどの対象が限定されたかわりに軽量化されたカウンターが使われる。もちろん併用されることも多い。
時のらせんの登場時には、入れ替わりでスタンダードから退場した邪魔/Hinderと比較されたが、邪魔の方が高く評価されることが多かった。これは、当時のスタンダード環境が墓地利用が盛んであったことからである。また、そのシンプルさから、基本セット再録を前提とした収録と予測するプレイヤーも多く、予想通り第10版に再録された。
かつて対抗呪文がそうであったように新枠における確定カウンターのデザインにおける基準になっており、取り消し自身が定期的に再録されるほか、ブロックごとの個性を持った上位互換もたびたび登場している(下記参照)。
- 時のらせんと第10版のイラストは第4版までの対抗呪文のイラストに似ている。イラストレーターも同じMark Pooleである。
- 基本セットに再録されたものは、効果の単純さを強調するためか、対抗呪文同様フレイバー・テキストが書かれていない。
- 2002年4月のコラム「Counterspell Conundrum」で「呪文1つを対象とし、それを打ち消す」の適正なマナ・コストについてのアンケートが行われ(選択肢は青マナ2つ含む2マナ、3マナ、4マナの3つ)、その結果(→Of Polls and Pies)、対抗呪文が健在の間でも29%が3マナが適正と答えている。
上位互換
- 対抗呪文/Counterspell - 2マナ。打ち消し呪文の元祖。(アルファ~第7版)
- 雲散霧消/Dissipate - 打ち消した呪文を追放する。取り消しより前に登場し、取り消し登場後も再録されている。(ミラージュ、イニストラード、基本セット2015)
- 禁止/Forbid - バイバック-カードを2枚捨てる 付き。取り消しより前に登場。(エクソダス)
- 冷静な反論/Stoic Rebuttal - 金属術の達成で1マナ軽くなる。(ミラディンの傷跡)
- 解消/Dissolve - 追加で占術1を行う。(テーロス)
- 風への散乱/Scatter to the Winds - 覚醒3-(4)(青)(青) 付き。(戦乱のゼンディカー)
参考
- Cancellation (歴代の取り消しのイラスト(Daily MTG))
- 確定カウンターカード
- カード個別評価:タルキール覇王譚 - コモン
- カード個別評価:ラヴニカへの回帰 - コモン
- カード個別評価:ゼンディカー - コモン
- カード個別評価:アラーラの断片 - コモン
- カード個別評価:時のらせん - コモン
- カード個別評価:基本セット2015 - コモン(番外カード)
- カード個別評価:基本セット2014 - コモン
- カード個別評価:基本セット2012 - コモン
- カード個別評価:基本セット2011 - コモン
- カード個別評価:基本セット2010 - コモン
- カード個別評価:第10版 - コモン