相殺コントロール

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'''相殺コントロール'''(''Counterbalance Control'')は、その名の通り、[[相殺/Counterbalance]]をメインに据えた[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]の総称。
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'''相殺コントロール'''(''Counterbalance Control'')は、その名の通り、[[相殺/Counterbalance]]を[[キーカード]]に据えた[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]の総称。
  
 
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[[コールドスナップ]]で[[相殺/Counterbalance]]が登場すると、それと相性のよい[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]を合わせたソフト[[ロック]][[コンボ]]が開発された。
 
[[コールドスナップ]]で[[相殺/Counterbalance]]が登場すると、それと相性のよい[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]を合わせたソフト[[ロック]][[コンボ]]が開発された。
  
当時の[[スタンダード]]から[[エクステンデッド]]、また現在では[[エターナル]]に居場所を見つけており、幅広い[[フォーマット]]で活躍してきた[[アーキタイプ]]である。
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当時の[[スタンダード]]から[[エクステンデッド]]、また現在では[[エターナル]]に居場所を見つけており、幅広い[[フォーマット]]で活躍してきた[[デッキタイプ]]である。さらに他のデッキタイプと[[ハイブリッド]]化し、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]や[[コンボ]][[デッキ]]のコントロール要素として組み込まれることがある。
  
==[[スタンダード]]([[神河ブロック]]+[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]]期)==
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==神河ブロック+ラヴニカ・ブロック+コールドスナップ期==
  
 
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この[[シナジー]]をメインに据えたデッキは、当時のスタンダードではフィニッシャーに[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]を据えた構成が一般的であり、そこに[[ドローエンジン]]として[[闇の腹心/Dark Confidant]]を搭載したメガ[[パーミッション]][[デッキ]]、[[ストラクチャー・アンド・フォース]]が[[日本選手権06]]を制した。
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この[[シナジー]]を中心に据えた[[デッキ]]は、当時の[[スタンダード]]ではフィニッシャーに[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]を据えた構成が一般的であり、そこに[[ドローエンジン]]として[[闇の腹心/Dark Confidant]]を搭載したメガ[[パーミッション]][[デッキ]]、[[ストラクチャー・アンド・フォース]]が[[日本選手権06]]を制した。
  
 
また、[[氷雪コントロール]]の一種である[[青白氷雪コントロール]]にもこのシナジーが組み込まれていた。
 
また、[[氷雪コントロール]]の一種である[[青白氷雪コントロール]]にもこのシナジーが組み込まれていた。
  
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[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]が[[ほぞ]]であるため、[[粗石の魔道士/Trinket Mage]]による[[シルバーバレット]]戦術を併用したタイプが活躍した。
 
[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]が[[ほぞ]]であるため、[[粗石の魔道士/Trinket Mage]]による[[シルバーバレット]]戦術を併用したタイプが活躍した。
 
またエクステンデッドでは、[[シャッフル]]手段に[[フェッチランド]]を用いることができるため、スタンダードのデッキよりも相殺による[[カウンター]]の精度が高い。
 
  
 
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粗石の魔道士は[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]を安定して[[サーチ]]できる上、[[ライブラリー]]を[[シャッフル]]する[[能力]]もあるため、相性がよい。
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粗石の魔道士は師範の占い独楽を安定して[[サーチ]]できる上、[[ライブラリー]]を[[切り直す]]ことで[[相殺/Counterbalance]]による[[打ち消す|カウンター]]を補助することができる。また、同じくライブラリーを切り直す手段として[[フェッチランド]]を用いることができるのも大きい。
  
 
相殺コントロール登場当初は[[Trinket Angel]]や[[Trinket Tog]]などが活躍した。
 
相殺コントロール登場当初は[[Trinket Angel]]や[[Trinket Tog]]などが活躍した。
  
さらに未来予知以降は、フィニッシャーに[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]を据えた[[CounterTop-Goyf]]が登場し、[[エクステンデッド]]の主流デッキの一つとして君臨した。
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[[未来予知]]以降は、[[フィニッシャー]]に[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]を据えた[[CounterTop-Goyf]]が登場し、[[エクステンデッド]]の主流[[デッキ]]の1つとして君臨した。
  
しかし、師範の占い独楽が2008年9月20日よりエクステンデッドにおいて禁止カードに指定され、エクステンデッドでの活躍は幕を閉じた。
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しかし、師範の占い独楽が[[2008年]]9月20日よりエクステンデッドにおいて[[禁止カード]]に指定され、エクステンデッドでの活躍は幕を閉じた。
  
==[[レガシー]]==
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==レガシー==
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現在は[[エターナル]][[環境]]でしか見られなくなってしまったこの[[デッキタイプ]]であるが、[[レガシー]]では引き続き活躍している。
  
現在は[[エターナル]]環境でしか見られなくなってしまったこのアーキタイプであるが、レガシーでは引き続き活躍している。
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デッキの形としては、エクステンデッドで活躍した[[CounterTop-Goyf]]がほぼそのまま移植されたほか、[[青緑スレッショルド#レガシー|青緑スレッショルド]]に投入した'''Baseruption'''、[[悟りの教示者/Enlightened Tutor]]で相殺・独楽・[[行き詰まり/Standstill]]を集める[[ランドスティル]]、このシナジーが重要なデッキパーツとなっている[[ドレッドスティル]]など、多くの派生デッキがレガシーの[[メタゲーム]]を動かしてきた。
  
レガシーでは、このアーキタイプを始めとするデッキにより、[[アド・ストーム|ANT]][[Charbelcher|Belcher]]などの超高速[[コンボ]]デッキが環境を荒らし回る危険性が比較的少ない。その意味で、このアーキタイプは高速環境に対する「抑止力」の1つとして機能している。
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長い間レガシーの[[トップメタ]]を走り続けたこのデッキタイプだが、[[メインデッキ]]から採用できる相殺対策呪文である[[突然の衰微/Abrupt Decay]]が登場して凋落。このコンボに頼り切ることはできなくなり、以降は[[青白石鍛冶]][[青白奇跡コントロール]]などで中盤の下支えとして組み込まれるようになった。もちろん[[対戦相手]][[]]を使っていなければロックにもなる。
 
+
デッキの形としては、エクステンデッドで活躍したCounterTop-Goyfがレガシーでも活躍しているほか、[[青緑スレッショルド#レガシー|青緑スレッショルド]]に投入した「'''Baseruption'''」と呼ばれるタイプも見られ、こちらも活躍している。
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また、[[悟りの教示者/Enlightened Tutor]]を用いてこのシナジーを取り入れた[[ランドスティル]]や、このシナジーが重要なデッキパーツとなっている[[ドレッドスティル]]など、他にも多くのタイプが存在する。
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==参考==
 
==参考==
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*[[氷雪コントロール]]
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*[[CounterTop-Goyf]]
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*[[Next Level Blue]]
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*[[The Fear]]
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*[[Trinket Angel]]
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*[[Trinket Tog]]
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*[[ストラクチャー・アンド・フォース]]
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*非コントロールデッキ系
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**[[ドレッドスティル]]
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**[[ハルクフラッシュ]]
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**[[ビートスティック]]
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**[[ランドスティル]]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
*[[氷雪コントロール]]
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[[Category:コントロールデッキ|そうさいこんとろおる]]
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[[Category:ロックデッキ|そうさいこんとろおる]]
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[[Category:神河ブロックを含むスタンダードデッキ|そうさいこんとろおる]]
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[[Category:ラヴニカ・ブロックを含むスタンダードデッキ|そうさいこんとろおる]]
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[[Category:コールドスナップを含むスタンダードデッキ|そうさいこんとろおる]]
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[[Category:インベイジョン期のエクステンデッドデッキ|そうさいこんとろおる]]
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[[Category:レガシーデッキ|そうさいこんとろおる]]

2015年8月25日 (火) 01:51時点における最新版

相殺コントロール(Counterbalance Control)は、その名の通り、相殺/Counterbalanceキーカードに据えたコントロールデッキの総称。

目次

[編集] 概要


Counterbalance / 相殺 (青)(青)
エンチャント

対戦相手が呪文を1つ唱えるたび、あなたは自分のライブラリーの一番上のカードを公開してもよい。そうした場合、その呪文のマナ総量が公開されたカードのマナ総量と等しいならば、その呪文を打ち消す。



Sensei's Divining Top / 師範の占い独楽 (1)
アーティファクト

(1):あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。
(T):カードを1枚引き、その後師範の占い独楽をオーナーのライブラリーの一番上に置く。


コールドスナップ相殺/Counterbalanceが登場すると、それと相性のよい師範の占い独楽/Sensei's Divining Topを合わせたソフトロックコンボが開発された。

当時のスタンダードからエクステンデッド、また現在ではエターナルに居場所を見つけており、幅広いフォーマットで活躍してきたデッキタイプである。さらに他のデッキタイプとハイブリッド化し、ビートダウンコンボデッキのコントロール要素として組み込まれることがある。

[編集] 神河ブロック+ラヴニカ・ブロック+コールドスナップ期


Meloku the Clouded Mirror / 曇り鏡のメロク (4)(青)
伝説のクリーチャー — ムーンフォーク(Moonfolk) ウィザード(Wizard)

飛行
(1),あなたがコントロールする土地を1つ、オーナーの手札に戻す:飛行を持つ青の1/1のイリュージョン(Illusion)・クリーチャー・トークンを1体生成する。

2/4


Dark Confidant / 闇の腹心 (1)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚公開し、そのカードをあなたの手札に加える。あなたは、そのマナ総量に等しい点数のライフを失う。

2/1

このシナジーを中心に据えたデッキは、当時のスタンダードではフィニッシャーに曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirrorを据えた構成が一般的であり、そこにドローエンジンとして闇の腹心/Dark Confidantを搭載したメガパーミッションデッキストラクチャー・アンド・フォース日本選手権06を制した。

また、氷雪コントロールの一種である青白氷雪コントロールにもこのシナジーが組み込まれていた。

[編集] エクステンデッド(インベイジョン期)

師範の占い独楽/Sensei's Divining Topほぞであるため、粗石の魔道士/Trinket Mageによるシルバーバレット戦術を併用したタイプが活躍した。


Trinket Mage / 粗石の魔道士 (2)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

粗石の魔道士が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーからマナ総量が1以下であるアーティファクト・カードを1枚探し、そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。

2/2

粗石の魔道士は師範の占い独楽を安定してサーチできる上、ライブラリー切り直すことで相殺/Counterbalanceによるカウンターを補助することができる。また、同じくライブラリーを切り直す手段としてフェッチランドを用いることができるのも大きい。

相殺コントロール登場当初はTrinket AngelTrinket Togなどが活躍した。

未来予知以降は、フィニッシャータルモゴイフ/Tarmogoyfを据えたCounterTop-Goyfが登場し、エクステンデッドの主流デッキの1つとして君臨した。

しかし、師範の占い独楽が2008年9月20日よりエクステンデッドにおいて禁止カードに指定され、エクステンデッドでの活躍は幕を閉じた。

[編集] レガシー

現在はエターナル環境でしか見られなくなってしまったこのデッキタイプであるが、レガシーでは引き続き活躍している。

デッキの形としては、エクステンデッドで活躍したCounterTop-Goyfがほぼそのまま移植されたほか、青緑スレッショルドに投入したBaseruption悟りの教示者/Enlightened Tutorで相殺・独楽・行き詰まり/Standstillを集めるランドスティル、このシナジーが重要なデッキパーツとなっているドレッドスティルなど、多くの派生デッキがレガシーのメタゲームを動かしてきた。

長い間レガシーのトップメタを走り続けたこのデッキタイプだが、メインデッキから採用できる相殺対策呪文である突然の衰微/Abrupt Decayが登場して凋落。このコンボに頼り切ることはできなくなり、以降は青白石鍛冶青白奇跡コントロールなどで中盤の下支えとして組み込まれるようになった。もちろん対戦相手を使っていなければロックにもなる。

[編集] 参考

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