貯蔵ランド
提供:MTG Wiki
貯蔵ランド(Storage Land)は自身の生産するマナを貯蔵し、数ターン分をまとめて引き出すことができる土地。貯蔵カウンターを用いて貯蔵されている量を記録するようになっており、マナを出すためにもこのカウンターを消費する。「蓄積ランド」「貯めラン」などと呼ばれることもある。
土地
ドワーフの砦はタップ状態で戦場に出る。
あなたは、あなたのアンタップ・ステップにドワーフの砦をアンタップしないことを選んでもよい。
あなたのアップキープの開始時に、ドワーフの砦がタップ状態である場合、その上に貯蔵(storage)カウンターを1個置く。
(T),ドワーフの砦から好きな数の貯蔵カウンターを取り除く:これにより取り除かれた貯蔵カウンター1個につき(赤)を加える。
土地
メルカディアのバザールはタップ状態で戦場に出る。
(T):メルカディアのバザールの上に貯蔵(storage)カウンターを1個置く。
(T),メルカディアのバザールから好きな数の貯蔵カウンターを取り除く:これにより取り除かれた貯蔵カウンター1個につき(赤)を加える。
土地
(T):(◇)を加える。
(1),(T):石灰の池の上に貯蔵(storage)カウンターを1個置く。
(1),石灰の池から貯蔵カウンターをX個取り除く:(白)と(青)の好きな組み合わせのマナX点を加える。
初出のフォールン・エンパイアと、次に登場したメルカディアン・マスクスでは、5色に1枚ずつのサイクルを構成している。さらに時のらせんでも登場しており、こちらは友好色の2色土地として5枚サイクルとなっている。運命再編およびマジック・オリジンにも各1枚ずつ登場しているが、これらはサイクルを成していない。
メリットは俗称そのまま、マナを数ターンに渡って貯蔵できること。「貯めておいてあとでまとめて使える」ので、大きなマナを作りやすくなる。
フォールン・エンパイアとメルカディアン・マスクスのものについて言えば、その遅さがデメリット。普通に毎ターン1マナを生み出すような使い方は、この土地は苦手。出したターンだけでなく次の自分のターンにもマナを生み出せないので、序盤のマナ加速には使えない。一方、時のらせんのものは貯めなくても無色マナが出るようになり、タップインでもないので、この欠点についてはかなり解消されていると言える。時のらせんのものでようやく構築でも使われるレベルになった。
- 同じく貯蔵カウンターを使う土地にCity of Shadowsがある。ザ・ダークのカードなので貯蔵ランドよりも古いカードとなる。ただしテキスト面ではかなり異なっており、同名カウンターを使うこと以外の共通点はほとんどない。
- レジェンドには先輩たるマナ・アーティファクトとして魔力貯蔵器がある。
- なぜ「蓄積」ランドとも呼ばれるのかというと、昔は「storage」が「蓄積」と訳されていたからである。ミラディン発売時に「storage」は「貯蔵」に変更された(詳しくは蓄積カウンター参照)。→カウンター一覧
- 本当は時のらせんの貯蔵ランドで印刷されるはずだったのが、ミスにより全部「蓄積カウンター」と印刷されている。使う場合は間違えないように注意。
- このミスのため、実際に「貯蔵カウンター」と印刷されたカードは運命再編の精霊龍のるつぼ/Crucible of the Spirit Dragonが初となっている。
[編集] 一覧
[編集] フォールン・エンパイア
- 最初の貯蔵ランド(第5版にも再録)。「そのターンにマナを使うか貯めるか」をアンタップ・ステップに決める必要がある点が特徴(貯めるターンにはアンタップさせない)。
[編集] メルカディアン・マスクス
[編集] 時のらせん
- カウンターを貯めるのに別途マナが必要になったが、貯めなくても無色マナが出る、タップインでない、といった強化がされた。
- また色マナを出す時自身をタップする必要が無いため、マナを出しながらマナを貯める事や、数回に分けてマナを出すといった事も可能。出せるマナが友好色2色の好きな組み合わせで、融通が利く。
- 従来の物が溜めるか使うかの2択だったのに対し、ただの土地として使うの3つ目が増えたため、普段は通常の動きをしつつ余剰マナが発生したら溜め、必要に応じて使うという柔軟な動きが可能となった。
[編集] 運命再編
[編集] マジック・オリジン
- 生み出せるのは無色マナのみ。サイクルを成していない。
- 挙動は精霊龍のるつぼと同様。