誓い

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

誓い(Oath)は、

  1. エクソダスで登場したエンチャントサイクル。詳細はしもべの誓い/Oath of Liegesなどを参照。
  2. ゲートウォッチの誓いで登場した伝説のエンチャント群。この項で説明する。

目次

[編集] 解説


Oath of Gideon / ギデオンの誓い (2)(白)
伝説のエンチャント

ギデオンの誓いが戦場に出たとき、白の1/1のコー(Kor)・同盟者(Ally)クリーチャー・トークンを2体生成する。
あなたがコントロールする各プレインズウォーカーはそれぞれ、忠誠(loyalty)カウンターが追加で1個置かれた状態で戦場に出る。



Oath of Liliana / リリアナの誓い (2)(黒)
伝説のエンチャント

リリアナの誓いが戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれクリーチャー1体を生け贄に捧げる。
各終了ステップの開始時に、そのターンにプレインズウォーカーがあなたのコントロール下で戦場に出ていた場合、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。


いずれもレア伝説のエンチャントで、戦場に出たときの誘発型能力ETB能力)と、自分プレインズウォーカーに関する能力を持つ。それぞれがゲートウォッチ/The Gatewatchに所属する各プレインズウォーカー/Planeswalkerに対応しており、彼らがゲートウォッチの一員となる際に誓いを立てたシーンを描いている。

1番目の能力により、実質的にソーサリー呪文のように扱うことができる。また構築では、プレインズウォーカーを多数採用して2番目の能力を活用するデッキを組むことも可能。

[編集] 該当カード

[編集] 開発秘話

このカード群は、ゲートウォッチの誓いのテーマの一つである「プレインズウォーカーのチームの結成」を表すため、そしてどのキャラクターがゲートウォッチのメンバーになったのかを明確にするために作られた[1]スーパーマンバットマンなどの人気ヒーローがチームを結成するアメコミ作品「ジャスティス・リーグ」の大ファンであったMark Rosewaterは、同作品における「チームに新メンバーが加入する際、チームの理念を守るという誓いを立てる」描写から着想を得て、ゲートウォッチの各メンバーが誓いを立てるシーンをカード化することを思いついたのである[2]

2番目の能力は当初、自分のコントロールするプレインズウォーカーすべてに忠誠度能力を付与する常在型能力だった(これは元々、マジック・オリジンジェイスの聖域/Jace's Sanctumが持っていた能力である[3])。しかしこれには、ゲームが毎回同じようなものになってしまう、バランス調整が難しい、デザイン空間が限られているといった数々の問題があったため、プレインズウォーカーとのシナジーがある能力全般を扱えるように変更された[2]

[編集] その他

  • イラストは対応するキャラクターが右手を肩の高さまで挙げ、掌を正面に向けるポーズで統一されている(ギデオンの誓いのイラスト)。これはアメリカにおける伝統的な宣誓のポーズである[4]
  • キャラクターごとに多少の表現の違いはあるが、フレイバー・テキスト"For ~, I will keep watch."という誓いの言葉で統一されている。いずれも日本語版のカードでは、「keep watch」を「ゲートウォッチとなる」と意訳している。
  • Mark Rosewater曰く、今後ゲートウォッチに新たなメンバーが加わることがあれば、そのキャラクターによる誓いのカードが新しく作られると述べられており[5]、実際に異界月以降複数の誓いが作られている(#該当カード参照)。

[編集] 脚注

  1. Gatewatch Me Work, Part 2/私の仕事をゲートウォッチ その2(Making Magic 2016年1月18日 Mark Rosewater著)
  2. 2.0 2.1 A Solemn Oath, Part 2/厳粛なる誓い その2(Making Magic 2016年1月4日 Mark Rosewater著)
  3. The M-Files: Oath of the Gatewatch, Part 2/Mファイル『ゲートウォッチの誓い』編・パート2(Internet Archive)(Latest Developments 2016年1月29日 Sam Stoddard著)
  4. Oath(Wikipedia)
  5. Blogatog(Mark Rosewaterブログ)

[編集] 参考

QR Code.gif