クラウドスパイアの統括者/Cloudspire Coordinator
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クリーチャー — 人間(Human) 操縦士(Pilot)
このクリーチャーが戦場に出たとき、占術2を行う。
(T):「このトークンは、パワーが2大きいかのように乗騎(Mount)に騎乗し、機体(Vehicle)に搭乗する。」を持つ、無色の1/1の操縦士(Pilot)クリーチャー・トークンX体を生成する。Xは、このターンにあなたのコントロール下で戦場に出た、乗騎や機体の数に等しい。
このターンに戦場に出た乗騎や機体の数だけ操縦士・トークンを手配する人間・操縦士。戦場に出た時に占術2も行える。
リミテッドでは白赤を強く支える指針アンコモン。コモンやアンコモンの乗騎・機体はえてして乗り手が足りない際の単体性能に難がありがちで、これらをアーキタイプとして割り当てられた白赤では大量採用に伴う事故も強く懸念されるため、占術でドローの質を高めつつ継続的に乗り手を補充してくれるこのカードはデッキの中核となる。1/1の小粒とはいえトークンを横に並べられる点も悪くなく、エンジン始動!に特化した小型クリーチャーの多い環境では直接ブロッカーになる展開も少なからず期待でき、レアの機体の生体生成エンジン/Lifecraft Engineを確保できていれば本格的に戦力としてカウントしやすくなる。タフネス1かつタップ能力持ちのシステムクリーチャーということで戦闘に寄与しづらい・除去に弱い点はやや物足りないが、占術を行いつつ相手の除去との交換を成立させた時点で最低限の仕事は終えており、タップ能力でトークンを生成する点はむしろ迂回知らずのナマケモノ/Unswerving Slothや歴戦の獣騎兵/Veteran Beastriderといったアンタップ手段とシナジーを形成する。仮に除去コントロールのような乗騎・機体の薄い白赤を組むことになった際でも、2マナ3/1で占術2つきという基本骨格自体が優秀なのでやはり優先的に採用することになるだろう。占術はゲーム終盤でも活きるとはいえやはり初手に来てほしいカードなのでデッキにはある限り投入したい。
惜しむらくは、霊気走破における白赤のデッキパワーは他の色の組み合わせより低く、このカードの単体性能もそれを強くカバーするには至らないため、ブースター・ドラフトでこれが流れてきても素直に白赤を目指すようなことは難しい。とはいえ白赤を組む際はこのカードの枚数がデッキパワーを強く決定づけるので、席に恵まれない状況でこのカードが流れてきた際は白赤に舵を切ることを一旦検討してみたい。
- 起動型能力は、「このターンにあなたのコントロール下で乗騎や機体であるパーマネントが戦場に出た“回数”」を参照する。類似の効果であるホブゴブリンの山賊の頭/Hobgoblin Bandit Lordも参照。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
霊気走破の2色の指針アンコモンサイクル。リミテッドのそれぞれの2色のアーキタイプに対応しており、原則として片方は機体である。ただし緑白のみ機体でなく乗騎。以下、機体や乗騎を上側に表記する。
- 青黒 - アーティファクト・コントロール
- 黒赤 - エンジン始動!アグロ
- クラウドスパイアの飛空二輪車/Cloudspire Skycycle
- クラウドスパイアの統括者/Cloudspire Coordinator
- 緑白 - 機体・乗騎ミッドレンジ
[編集] 参考
- トークン・カード(公式カードイメージギャラリー)
- クラウドスパイア・レーシング/The Cloudspire Racing Team(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:霊気走破 - アンコモン