イマーラ・タンドリス/Emmara Tandris (ストーリー)

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イマーラ・タンドリス/Emmara Tandrisラヴニカへの回帰ブロックのキャラクター。初登場はアラーラの断片ブロックの舞台裏にあたるプレインズウォーカー・ノベルAgents of Artifice」。ドラゴンの迷路イマーラ・タンドリス/Emmara Tandrisとしてカード化された。

  • ヴェールの呪い/The Veil's Curse 第三部では「エマーラ」と訳されていたが、ドラゴンの迷路でカード化された際に「イマーラ」に訳語が変更された。
  • プレインズウォーカー・ノベル出身でカード化されたキャラクターはギデオン・ジュラ/Gideon Juraに続いて二人目。
    • イマーラの創作者であるAri Marmell(Agents of Artificeの著者)によると、彼女のフルネームは草稿時にはもっと長かったのだが、そのままではカード化する場合に支障が出るので短くしてほしいとWotC側からの要請があったとのこと[1][2]

目次

[編集] 解説

ラヴニカ/Ravnicaのエルフの癒し手。葦のようにほっそりとした体格と柔らかく上品な顔立ちを持つ、優雅な立ち振舞いの女性。ジェイス・ベレレン/Jace Belerenのラヴニカにおける最も古い友人の一人。

強力な癒しの魔法の使い手であり、その力で直接的にも間接的にもジェイスの危機を何度も救った。他にも人形などに仮の生命を与えて使用人として利用することもでき、彼女の趣味にして大きな収入源となっている。セレズニア議事会/The Selesnya Conclaveに復帰後はトロスターニ/Trostaniによって強力なエレメントを使役する魔法を授けられ、ラクドス教団/The Cult of Rakdosの暴徒やゴルガリ団/The Golgari Swarmトロールを退けている。

[編集] 経歴

[編集] 欠けた心/Absent Minds

アルハマレット/Alhammarretとの対決によって故郷ヴリン/Vrynの記憶のほぼすべてを失いながら無意識にプレインズウォークしたジェイスがたどり着いた次元はラヴニカだった。ジェイスは頭痛を悪化させながらも自らの助けとなる情報について周囲の心を読んで手に入れようとした。その結果、ジェイスは汚れた少女の心から迷い子を受け入れるイマーラの存在を知った。イマーラの元を訪れたジェイスは、自分は別の地区から来て寝る場所が無い、自分のようなものを受け入れてくれると「聞いた」ことと、「ベリム/Berrim」という偽名を言った。イマーラは彼を受け入れ、新しい服を用意した。

[編集] Agents of Artifice

イマーラはラヴニカでギルド体制が崩壊する前はセレズニアの高い地位のメンバーであったが、かなりの財産を私有しており富裕層の住む地区であるOvitzia(オヴィツィア)に邸宅を構えていた。そこに友人のベリムが久しぶりに彼女を訪ね、テゼレット/Tezzeretという人物と無限連合/Infinite Consortiumという組織についての情報を求める。友人を心配したイマーラは、彼とテゼレットとの会合に同席しようと申し出たが、彼は断った。後日、ベリムから届けられた贈り物と手紙によって、イマーラは彼が連合に加入したことを理解した。

ある日、テゼレットに拷問を受けたベリムがイマーラに助けを求めて訪れる。イマーラは彼の傷を癒しながらも、何故このような目に遭いながらも連合に居続けるのかをベリムに問う。しかしイマーラは、彼がテゼレットと連合を恐れているから抜け出せないことに気がついていた。

再びベリムが傷を負ってイマーラの邸宅に訪れた時、今度は彼一人ではなく屍術師のリリアナ・ヴェス/Liliana Vessが一緒だった。ギルド無き今でもイマーラは独自の情報源を持ち、そこから連合が探しているジェイスと呼ばれる人物とべリムが同一人物であることを悟っていた。リリアナがベリムを「ジェイス」と呼ぶのは、イマーラにとって辛いことだった。それは、イマーラは彼の事を友人だと思っていたのに、彼からは本当の名前を明かすほど信頼されてなかったという事を突きつけるものだった。

ジェイスへの治療が一段落ついた頃、配達人がイマーラを訪ねてくるが、それはテゼレットに依頼された羽虫小路/Gnat Alleyの暗殺者だった。ジェイスからのテレパシーによる警告で予め回復魔法をかけておいたイマーラは、暗殺者に刺されて倒れるもののすぐに回復し、暗殺者が去ったのを確認してから起き上がった。ジェイスはイマーラに迷惑をかけまいと去ることに決め、イマーラにしばらく身を隠すことを提案し、全てが終わった後には必ず彼女を見つけ出して本当の事を語ると約束した。

[編集] ヴェールの呪い

ジェイスはリリアナに呪われたガラク/Garrukの体を案じ、イマーラの所に連れて行こうとしたがガラクは断った。

[編集] ラヴニカへの回帰、The Secretist

ラヴニカで十のギルドは再び力を取り戻した。イマーラは復興したセレズニアに再加入してトロスターニ寵愛の高官となった。彼女はオヴィツィアから第10地区へと転居しており、同じ地区に住む友人のジェイスの精神感応能力をギルドに役立てようとして彼を勧誘する。ジェイスは彼女に恩義を感じていたが、プレインズウォーカー/Planeswalkerである彼は1つの次元や思想集団に縛られることを厭い曖昧な理由をつけて断った。イマーラは彼に望む時に彼女に連絡がとれるアーティファクトを渡して一旦は引き下がった。一方、ディミーア家/House Dimirの工作員、ミルコ・ヴォスク/Mirko Voskは彼女を何らかの目的で尾行し、盗聴していた。

セレズニアに届いた手紙によりジェイスが自分の記憶を消そうとすることを知らされたイマーラは辞めさせようと第10地区に駆けつける。しかし、ギルドの求める秘密を抹消して友人の安全を守ろうとするジェイスの決意は固く、彼女は彼が相棒のKavin(カヴィン)と彼自身に魔法をかけるのを見守るしかなかった。そこに彼女を拉致するように何者かから依頼されたイクサヴァ/Exavaが率いるラクドス教団/The Cult of Rakdosの暴徒が押し寄せる。呪文によって消耗しきって意識のないジェイスを守るためにもイマーラは無抵抗で彼らに拉致されるしかなかった。

イマーラは地底都市のゴルガリ団/The Golgari Swarmの領域にまで連れ去られると、トロスターニから与えられたエレメンタルによって暴徒たちを始末した。彼女を探しに来たジェイスがヴァロルズ/Varolzに襲われているのに出くわし、エレメンタルでヴァロルズを撃退し、脱出を試みようとした二人の前にミルコ・ヴォスクが姿を表す。ミルコはイマーラを殴り倒してジェイスに襲いかかるも、ジェイスの知っていた謎は既に消されており目的を失ったミルコは撤退した。

彼女はジェイスを伴ってセレズニアに帰還し、彼を古い友人であるCalomir(カロミア)とトロスターニに紹介する。しかしその遭遇は上手く行かなかった。ラクドスへの戦争を進言するカロミアへの疑いを表明したジェイスは、イマーラのみならずトロスターニからの不興を買った。彼は門でセレズニアの老女から贈られた連絡用のアーティファクトをイマーラに渡して去った。

トロスターニはついにラクドスへの攻撃を命じ、イマーラはエレメンタルに乗って兵士たちと共にラクドスの支配区域へと向かった。カロミアは戦争を煽り、トロスターニは自ら進軍していた。イマーラは必死に静止するも、それは聞き入れられずについボロス軍/Boros Legionをも巻き込んだ大規模な紛争となる。煩悶する彼女の心に応えたのはジェイスのテレパシーだった。紛争を静止したニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet暗黙の迷路/The Implicit Maze競争についての演説の後、ギルドへの裏切りをカロミアに問われてイマーラは捕らえられた。その間もジェイスはテレパシーで彼女を見捨てないと励まし続け、彼女に本当のカロミアは殺されており現在は偽物であることを伝え、ギルドを説得して迷路走者になるように促し必要な情報を与え、彼の声は途切れた。イマーラはカロミアを牢に呼び出させて思い出話で彼を試し、偽物であることを確信する。彼女は窓を割って作ったガラスの短剣で彼を刺すと、シェイプシフターはその本性を表して逃げおおせた。彼女は見張りに証人となるように命じ、トロスターニとの謁見に向かった。

イマーラはトロスターニを説得して迷路走者となることに成功したが、彼女はセレズニアからの支援もなく迷路競争にただ一人で向かわなくてはならなかった。エレメンタルを召喚する呪文も既にトロスターニへと返還させられていた。愛するギルドに見捨てられたことに悄然とするも、競争開始時にジェイスが現れ彼女に協力を申し出た。セレズニアのギルド門/Selesnya Guildgateは全く無防備であり、待ち伏せしていたヴォレル/Vorel率いるシミック連合/The Simic Combineに危うく殺されかけるも、どこからか現れたセレズニアの兵士たちがヴォレルに武器を突きつけ彼女を解放させた。イマーラは己がまだ見捨てられていなかったと喜ぶが、ジェイスは申し訳なさそうに兵士たちが彼の幻影魔法だと明かし、彼女は再び落胆した。ゴルガリのギルド門/Golgari Guildgateでふとしたことからジェイスがヴォレルを救ったことにより、彼らは共闘することとなる。アゾリウスのギルド門/Azorius Guildgateラヴィニア/Laviniaがジェイスを逮捕しようとした時、ジェイスはイマーラにヴォレルと一緒に先に進むように促した。グルールのギルド門/Gruul Guildgateにてヴォレルとはぐれるも、オルゾフのギルド門/Orzhov Guildgateにてテイサ・カルロフ/Teysa Karlovに買収を持ちかけられている所でジェイスと再会する。二人はイゼットのギルド門/Izzet Guildgateに向かったが、そこでラル・ザレック/Ral Zarekによりジェイスが隠していた真実――ラヴニカは無数にある世界の一つに過ぎず、ジェイスは外の世界から来た人間であり、世界と世界を渡り歩く事の可能な限られた存在であることを知る。友人と信じていた者からの偽りへの怒りと想像にも及ばぬ知識への混乱の中で、イマーラはジェイスに別れを告げてただ一人で先に向かった。ラクドスのギルド門/Rakdos Guildgateにおいて、イマーラはイクサヴァと対峙する。イクサヴァは彼女へとデーモンの軍勢を差し向ける。そして、ついにラクドス/Rakdos自身も現れてイマーラを握りつぶそうとするも、突如リックス・マーディ/Rix Maadiの天井が破れ、今度は本物のトロスターニとセレズニアの軍勢が救援に駆けつけた。先を急ぐイマーラの前にイクサヴァが立ちはだかるが、イマーラは己に回復魔法をかけ、イクサヴァの剣戟を己の腕で受け止めながら強引に剣をイクサヴァに押し付ける。己の剣で傷つけられたイクサヴァが怯んでいるうちに、イマーラは迷路を進んだ。

迷路の終わりであるアゾール公会広場/Forum of Azorに到達したイマーラは、迷路走者たちの争いの中で佇んでいた。最後に駆けつけたジェイスが走者たちへと争いを辞めるように呼びかけると、ディミーア家のギルドマスターであるラザーヴ/Lazavはそれぞれの走者の親しい者と姿を変えて暗示をかけて更なる争いを扇動した。イマーラの間にはカロミアが現れ、ギルドのために殺せと囁いた。迷路の賞品として走者たちには都市を大規模に破壊する呪文の知識が送り込まれ、イマーラの心は周りの全てを傷つけ、他のギルドを罰して滅ぼしたいという欲望にあふれた。しかし、ジェイスの能力によって全ての走者と精神を接続されたイマーラは、その瞬間、全てのギルドの見地や展望を共有し、そして危機は回避された。彼女はニヴ=ミゼットと会話するジェイスを見つめていた。何が起こったのかを訝しむラル・ザレックに、彼女はギルドパクト/Guildpactが復活したと告げた。

後日、イマーラはギルドパクトの体現者/Living Guildpactとなったジェイスを訪ね、外の世界についての知識と彼の本性についての記憶を消して欲しいと頼む。イマーラはセレズニアへのより深い献身を志していたが、そうするには彼女の意識を全てトロスターニやギルド魔道士たちと共有する必要があった。そして、それらの知識を広めることは非常に危険なことだった。ジェイスにとってそれは非常に不本意なことだったが、彼は彼女の望みを叶えた。記憶消去が終わった時、イマーラは以前のように再び連絡用のアーティファクトを手渡し、挨拶の抱擁をして去った。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] 脚注

  1. The Purifying Fire: Review posted by Mouseferatu Jun 10, 2010 - 12:46AM
  2. The Purifying Fire: Review posted by Mouseferatu Jun 11, 2010 - 8:06PM

[編集] 参考

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