魂の仲介人、ダブリエル/Davriel, Soul Broker

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|タイプ=伝説のプレインズウォーカー — ダブリエル(Davriel)
 
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|カードテキスト=[+1]:次のあなたのターンまで、対戦相手1人があなたやあなたのコントロールしているプレインズウォーカー1体に攻撃するたび、そのプレイヤーはカード1枚を捨てる。そうできないなら、そのプレイヤーは攻撃クリーチャー1体を生け贄に捧げる。<br>[-2]:ダブリエルの提案のうち1つを受け入れる。その後、ダブリエルの条件のうちの1つを受け入れる。<br>[-3]:対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。永久にそれは-3/-3の修整を受ける。
 
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:[[忠誠度]]を高めつつ攻撃に対しての牽制ができ、もし[[戦場]]に出た次のターンの攻撃でダブリエルが落とされても最低限1:1交換が成立する。ただ、対戦相手が犠牲にする[[カード]]はその場で一番いらないカードなので1~2回効果を発揮させる程度では旨味が薄く、クリーチャーをためて一斉攻撃という形を取られてはほとんど意味がない。これを最大限に活かすのであれば、[[黒]]お得意の[[手札破壊]]やクリーチャー[[除去]]で対戦相手を締め上げつつ、攻撃したくなる状況を用意する必要がある。
  
 
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;-2能力
:あなたへのメリットとなる「提案」とデメリットである「条件」を1つずつ選択する。「提案」と「条件」はそれぞれ、以下の8つずつの中から[[ランダム]]に3つずつ提示される選択肢から選ぶ。
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:あなたへのメリットとなる「提案」とデメリットである「条件」を1つずつ選択する。「提案」と「条件」はそれぞれ、以下の8つずつの中から[[無作為に]]3つずつ提示される選択肢から選ぶ。
 
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:細かい評価も困難であるため、この能力に共通して言える大まかな解説のみ記載する。
 
:細かい評価も困難であるため、この能力に共通して言える大まかな解説のみ記載する。
 
:;「提案」について
 
:;「提案」について
::「自分のクリーチャー限定のメリット」3つと「全アーキタイプで共通的なメリット」5つで構成されているため、クリーチャーを多用するデッキで使う方がリターンが大きくなる。逆に[[ノンクリーチャー]]で使うと最悪「条件」だけ支払わされる可能性がある。
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::「自分のクリーチャー限定のメリット」3つと「全[[アーキタイプ]]で共通的なメリット」5つで構成されているため、クリーチャーを多用するデッキで使う方がリターンが大きくなる。逆に[[ノンクリーチャー]]で使うと最悪「条件」だけ支払わされる可能性がある。
 
::墓地にクリーチャーがないと無意味な選択肢が2つあるため、使うに当たってはある程度クリーチャーを墓地にためておく方が無難。
 
::墓地にクリーチャーがないと無意味な選択肢が2つあるため、使うに当たってはある程度クリーチャーを墓地にためておく方が無難。
 
:;「条件」について
 
:;「条件」について
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;-3能力
 
;-3能力
 
:クリーチャー1体に対して[[永久に]]-3/-3修整を与える。
 
:クリーチャー1体に対して[[永久に]]-3/-3修整を与える。
:4マナプレインズウォーカーの小マイナス能力としてはそれなりの修正値だが、[[ダブリエルの萎縮/Davriel's Withering]]同様、永久に修正が入るのがポイント。対象が[[タフネス]]3以下だとその[[ゲーム]]中は[[ETB]][[能力]]や戦場以外の[[領域]]向け能力以外使えないカードになる。相手がタフネス4以上の場合は除去しきれないが、一般的な[[ファッティ]]は[[P/T]]が激減するため、[[フィニッシャー]]としては一気に弱体化する。
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:4マナプレインズウォーカーの小マイナス能力としてはそれなりの修整値だが、[[ダブリエルの萎縮/Davriel's Withering]]同様、永久に修整が入るのがポイント。対象が[[タフネス]]3以下だとその[[ゲーム]]中は[[ETB]][[能力]]や戦場以外の[[領域]]向け能力以外使えないカードになる。対象がタフネス4以上の場合は除去しきれないが、一般的な[[ファッティ]]は[[P/T]]が激減するため、[[フィニッシャー]]としては一気に弱体化する。
  
 
-2能力の不安定さをどう評価するかで大きく評価が分かれるカード。
 
-2能力の不安定さをどう評価するかで大きく評価が分かれるカード。
安定して扱うならば+1能力、-3能力で盤面をコントロールし、-2能力は非常時に扱う形になるだろう。
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安定して扱うならば+1能力、-3能力で盤面を[[コントロール (俗語)|コントロール]]し、-2能力は非常時に扱う形になるだろう。
 
もちろん、このカードならではの-2能力を連打して博打を撃ち続ける運用も一興である。
 
もちろん、このカードならではの-2能力を連打して博打を撃ち続ける運用も一興である。
  
*-3能力が[[統率者]]に与える影響を考慮し、[[ヒストリック・ブロール]]ではリリース前の2021年7月30日付で[[禁止カード]]となっている。
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*「ランダムな3つの選択肢から1つを選ぶ」という効果は後の[[呪文書からドラフト]]に通ずるものがある。
  
==[[エラッタ]]==
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*-3能力が[[統率者]]に与える影響を考慮し、[[ヒストリック・ブロール]]ではリリース前の2021年7月30日付で[[禁止カード]]となっていた。その後、[[2022年]]6月2日のアップデートで統率者が[[統率領域]]に戻る際に永久に得た効果を取り除けるようになったため禁止が解除された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-digital/mtg-arena-announcements-june-01-2022 MTG Arena Announcements, June 1, 2022]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0036095/ MTGアリーナニュース(2022年6月1日)](Magic Digital 2022年6月1日 [[Wizards of the Coast]]著)</ref>。
登場時のテキストは以下の通り。
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==[[再調整]]==
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実装時のテキストは以下の通り。
  
 
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[[夕暮れヒバリ/Vesperlark]]を永久に[[パワー]]1以下にすることで[[引き分け]]か[[無限コンボ]]を発生させる[[コンボ]]を望ましくない相互作用として、[[ダブリエルの萎縮/Davriel's Withering]]と共に[[対戦相手]]のクリーチャーしか対象に選べないように変更された<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0035507/ 2021年10月13日 禁止制限告知]([[Daily MTG]] [[2021年]]10月13日)</ref>。
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[[夕暮れヒバリ/Vesperlark]]を永久に[[パワー]]1以下にすることで[[引き分け]]か[[無限コンボ]]を発生させる[[コンボ]]を望ましくない相互作用として、[[ダブリエルの萎縮/Davriel's Withering]]と共に[[対戦相手]]のクリーチャーしか対象に選べないように[[再調整]]された<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0035507/ 2021年10月13日 禁止制限告知]([[Daily MTG]] [[2021年]]10月13日)</ref>。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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==参考==
 
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*[[手札破壊カード]]
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*[[コスト減少カード]]
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*[[コスト増加カード]]
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*[[リアニメイトカード]]
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*[[起動型能力を与えるカード]]
 
*[[カード個別評価:Jumpstart: Historic Horizons]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:Jumpstart: Historic Horizons]] - [[神話レア]]
 
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2022年6月4日 (土) 23:14時点における最新版


MTGアリーナ専用カード

Davriel, Soul Broker / 魂の仲介人、ダブリエル (2)(黒)(黒)
伝説のプレインズウォーカー — ダブリエル(Davriel)

[+1]:次のあなたのターンまで、対戦相手1人があなたやあなたのコントロールしているプレインズウォーカー1体に攻撃するたび、そのプレイヤーはカード1枚を捨てる。そうできないなら、そのプレイヤーは攻撃クリーチャー1体を生け贄に捧げる。
[-2]:ダブリエルの提案のうち1つを受け入れる。その後、ダブリエルの条件のうちの1つを受け入れる。
[-3]:対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。永久にそれは-3/-3の修整を受ける。

4

アーティスト:Justine Cruz


Magic: The Gathering Arena専用のカード・セットであるJumpstart: Historic Horizonsで登場したダブリエル忠誠度能力攻撃にペナルティを与える形の攻撃抑制、多彩な効果のメリットとデメリットの享受、クリーチャー1体へ永久にマイナス修整を与える。

+1能力
次のあなたのターンまで、あなたやあなたのプレインズウォーカーを攻撃する対戦相手手札1枚かクリーチャー1体の生け贄を要求する。
忠誠度を高めつつ攻撃に対しての牽制ができ、もし戦場に出た次のターンの攻撃でダブリエルが落とされても最低限1:1交換が成立する。ただ、対戦相手が犠牲にするカードはその場で一番いらないカードなので1~2回効果を発揮させる程度では旨味が薄く、クリーチャーをためて一斉攻撃という形を取られてはほとんど意味がない。これを最大限に活かすのであれば、お得意の手札破壊やクリーチャー除去で対戦相手を締め上げつつ、攻撃したくなる状況を用意する必要がある。
-2能力
あなたへのメリットとなる「提案」とデメリットである「条件」を1つずつ選択する。「提案」と「条件」はそれぞれ、以下の8つずつの中から無作為に3つずつ提示される選択肢から選ぶ。
提案
1 カード3枚を引く
2 あなたの手札に《荘園の守護者/Manor Guardian》・カード1枚を創出する。
3 あなたの墓地にあるクリーチャー・カード2枚を無作為に選び、それらをあなたの手札に戻す。それらはそれぞれ永久に+1/+1の修整を受ける。
4 あなたの墓地にありマナ総量が最も大きいクリーチャー・カードのうち1枚を無作為に選び、それを戦場に戻す。
5 あなたは「あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは+2/+0の修整を受ける。」を持つ紋章を得る。
6 あなたは「あなたが呪文唱えるためのコストは(黒)少なくなる。」を持つ紋章を得る。
7 あなたは「あなたがコントロールしているすべてのダブリエル・プレインズウォーカーは『[+2]:カード1枚を引く。』を持つ。」を持つ紋章を得る。
8 あなたは「あなたがカードを1枚引くたび、あなたは2点のライフを得る。」を持つ紋章を得る。
条件
1 あなたは6点のライフ失う
2 あなたの手札にあるカード2枚を追放する。これにより追放されたカードが2枚より少なかったなら、各対戦相手はそれぞれの差に等しい枚数のカードを引く。
3 パーマネント2つを生け贄に捧げる
4 あなたがコントロールしていないすべてのクリーチャーは永久に+1/+1の修整を受ける。
5 あなたは「あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは-1/-0の修整を受ける。」を持つ紋章を得る。
6 あなたは「あなたが呪文を唱えるためのコストは(黒)多くなる。」を持つ紋章を得る。
7 あなたは「あなたがカードを1枚引くたび、あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードを追放する。」を持つ紋章を得る。
8 あなたは「あなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたがコントロールしているクリーチャー1体につき1点のライフを失う。」を持つ紋章を得る。
最終的に選択するのは自分とはいえ、提示される「提案」・「条件」がランダムな上にリスク・リターンも状況に左右されやすいため、非常に扱いの難しい能力。
細かい評価も困難であるため、この能力に共通して言える大まかな解説のみ記載する。
「提案」について
「自分のクリーチャー限定のメリット」3つと「全アーキタイプで共通的なメリット」5つで構成されているため、クリーチャーを多用するデッキで使う方がリターンが大きくなる。逆にノンクリーチャーで使うと最悪「条件」だけ支払わされる可能性がある。
墓地にクリーチャーがないと無意味な選択肢が2つあるため、使うに当たってはある程度クリーチャーを墓地にためておく方が無難。
「条件」について
「自分のクリーチャー限定のデメリット」2つと「相手のクリーチャー限定のメリット」1つと「全アーキタイプで共通的なデメリット」5つで構成されているため、クリーチャーを多用するデッキで使う方がリスクが大きくなる。逆にノンクリーチャーで使うとリスクが減る。
-3能力
クリーチャー1体に対して永久に-3/-3修整を与える。
4マナプレインズウォーカーの小マイナス能力としてはそれなりの修整値だが、ダブリエルの萎縮/Davriel's Withering同様、永久に修整が入るのがポイント。対象がタフネス3以下だとそのゲーム中はETB能力や戦場以外の領域向け能力以外使えないカードになる。対象がタフネス4以上の場合は除去しきれないが、一般的なファッティP/Tが激減するため、フィニッシャーとしては一気に弱体化する。

-2能力の不安定さをどう評価するかで大きく評価が分かれるカード。 安定して扱うならば+1能力、-3能力で盤面をコントロールし、-2能力は非常時に扱う形になるだろう。 もちろん、このカードならではの-2能力を連打して博打を撃ち続ける運用も一興である。

  • 「ランダムな3つの選択肢から1つを選ぶ」という効果は後の呪文書からドラフトに通ずるものがある。

[編集] 再調整

実装時のテキストは以下の通り。


旧オラクル

Davriel, Soul Broker / 魂の仲介人、ダブリエル (2)(黒)(黒)
伝説のプレインズウォーカー — ダブリエル(Davriel)

[+1]:次のあなたのターンまで、対戦相手1人があなたやあなたのコントロールしているプレインズウォーカー1体に攻撃するたび、そのプレイヤーはカード1枚を捨てる。そうできないなら、そのプレイヤーは攻撃クリーチャー1体を生け贄に捧げる。
[-2]:ダブリエルの提案のうち1つを受け入れる。その後、ダブリエルの条件のうちの1つを受け入れる。
[-3]:クリーチャー1体を対象とする。永久にそれは-3/-3の修整を受ける。

4

アーティスト:Justine Cruz


夕暮れヒバリ/Vesperlarkを永久にパワー1以下にすることで引き分け無限コンボを発生させるコンボを望ましくない相互作用として、ダブリエルの萎縮/Davriel's Witheringと共に対戦相手のクリーチャーしか対象に選べないように再調整された[2]

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

Jumpstart: Historic Horizons神話レアプレインズウォーカーサイクル

[編集] ストーリー

詳細はダブリエル・ケイン/Davriel Caneを参照。

[編集] 参考

  1. MTG Arena Announcements, June 1, 2022/MTGアリーナニュース(2022年6月1日)(Magic Digital 2022年6月1日 Wizards of the Coast著)
  2. 2021年10月13日 禁止制限告知(Daily MTG 2021年10月13日)
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