血瓶の調達者/Bloodvial Purveyor
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クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
飛行、トランプル
対戦相手1人が呪文を唱えるたび、そのプレイヤーは血(Blood)トークン1つを生成する。(それは「(1),(T),カード1枚を捨てる,このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つアーティファクトである。)
血瓶の調達者が攻撃するたび、ターン終了時まで、これは防御プレイヤーがコントロールしている血トークン1つにつき+1/+0の修整を受ける。
対戦相手が呪文を唱えるたびに血トークンを与える代わりに、攻撃するたび防御プレイヤーが持つ血の数だけパワーを上げる吸血鬼。
ダブルシンボルとはいえ4マナ5/6に飛行・トランプルまでついているのはどう考えても破格。除去耐性は持たないがタフネスが高めのため、ダメージやマイナス修整による除去には一定の耐性を備えている。対戦相手に血トークンを与える能力も自分の強化に繋がるし、血トークンそれ単体では直接的なハンド・アドバンテージにならず、トークンの生成には呪文を唱える=手札とマナを消費していることから、対戦相手が血の消費にリソースを割く余裕がないことも多く、深刻なペナルティ能力にはなりづらい。
反面、青のバウンスや白・黒の確定除去にはさすがに耐性がない。強化能力も対戦相手がすぐさま血を処理してしまうと意味がなく、ひたすら除去を連打するようなコントロールに対しては回避能力も強みにならず、かき回し手段を与えて即退場するだけのファッティになりがち。構築で使う際は、アグロデッキに採用し血の起動の猶予を与えないことを意識したい。コントロール相手ならサイドアウトも検討しよう。
リミテッドでは構築よりも除去が少ないため、単純にマナレシオの高いクリーチャーとして凶悪な性能を誇る。トランプルによりチャンプブロックの効果を低下させつつ、対戦相手が血トークンの処理を誤ったら打点上昇で更なる負担をかけるボムレアとして活躍する。ただし擬似除去で戦場にとどまったまま無力化されるとただの血トークン供給源と化してしまうので注意。
- 吸血鬼デッキとのゲームでは、対戦相手が自ら血を生成するのでパワーを上げやすいが、同時に逆利用もされやすい。
- パワー上昇の誘発型能力は解決時に存在する血の数を計算する。対応して血を生け贄に捧げることで修整値を下げられる。
- 全言語でパワーを上げる効果の期限である「ターン終了時まで」が抜けている不具合がある[1]。
参考
- ↑ 『イニストラード:真紅の契り』一部カードにおけるテキスト訂正のお知らせとお詫び(マジック日本公式サイト 2021年11月11日)